TS転生したらラスボス扱いされた   作:コンソメ

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他の作品と間違えて非公開処理していました。申し訳ございませんでした。


第7話

明立が入院している場所は大通りに囲まれている。そのため、襲撃するには正面突破以外ありえない。明立や十六夜たちがこの病院にいることはネットの噂で広がっていた。故に、ここに人員を割くと鈴は決定し各学園の自治員会から10名ほど借りて、周囲の警戒をさせていた。露骨にならない程度の警備と本命の人員を隠れさせて配置しつつ、鈴は明立の病室で指揮を執っていた。傍に控えるようにリリアが直立している。

 

『様子はどうですか?』

 

トランシーバーで連絡を取る鈴に十六夜と音々は小声で答える。

 

『異常はないです』

 

『同じく、誰も来てない』

 

十六夜と音々は耳にインカムをはめ、病院の周辺を歩いていた。ぼんやりと夜空を見上げ、警戒心を抱かないように努める。彼らは他の人員と違って隠れることはしていない。いわゆる囮だ。ただ、この露骨な囮に引っかかることはないと鈴は考えていた。おそらく、どうにかして病室にいる明立を襲いに来るだろうと鈴は予測した。

 

それはある意味で正しかったがある意味で間違っていた。

 

「なッ!」

 

十六夜は音々の背後から、ローブの人影が大ぶりなナイフを手に、今にも少女に切りかかろうとしているのを視界にとらえた。

 

「竜胆!~~~~~~~ッ!?」

 

殆ど、とっさの行動だった。十六夜は音々の腕を掴むと、力任せに強引に引き寄せる。同時に魔術で硬化させた腕が、ナイフの切っ先を防ぎ止める。弾かれる人影は、そのまま重力など存在しないかのように後方に宙返りをしてアスファルトに着地する。

 

「………」

 

十六夜は眉を顰め首を傾げた。ローブの人影は前に襲われた時より少し小柄になったと言えるように感じたからだ。

 

(それに今の攻撃………。あの時との共通点がほぼない)

 

「まさか!」

 

『どうしましたか!?』

 

戦闘音を聞いて焦ったように状況を問い掛ける鈴に十六夜は絶叫するような勢いで、最悪の予測を口にする。

 

「先輩ッ、今回は単独犯じゃない!」

 

十六夜が絶叫し、鈴が息をのんだ。次の瞬間、ローブの人影の姿が一瞬霞んだ。否、辺り一帯を霧が包んだのだ。人影を中心に霧が爆風のように広がっていく。

 

「う、うわあああああああああああああああ!!!!!!!」

「な、何がッぁ!」

「おい、どうし――――ガァ!」

「た、助けッ!?」

 

身体を魔術で強化した十六夜と音々の耳には周囲から絶叫と悲鳴、そして病院の明立がいるであろう方向からガラスが割れたような音が聞こえてくる。

 

「チッ――――」

 

視界の端に霧の揺れを捉えた音々は今度は十六夜を庇うような体制で警棒を構える。人影の刃が届くよりも一瞬早く、音々はその手にした警棒を横なぎに一閃する。霧を裂くように、振るわれる一撃。人影は上体をのけ反らせる形で強烈な一撃を回避。

 

そのまま、しなやかな動きにより空中で方向転換すると、跳躍して街灯に飛び乗る。

 

「ッ!」

 

人影は跳躍し、街灯を蹴ってさらに加速。壁と言う壁、街灯や電信柱を足場にしながら、縦横に空中を駆け回る。その動きは、霧による視界不良もあり、目で追う事すら困難である。

 

「痛ッ!」

 

「速ッ!?」

 

翻弄され少しづつナイフで削られていく二人の鮮血が、霧の中に飛び散る。鈴たちがいる病室の様子も気になるが、十六夜たちはそれを気にしていられるほど余裕はなく臍を噛む。

 

「無事か、竜胆!」

 

「余計なお世話!」

 

警戒していたはずの十六夜たちは一気に追い詰められていた。それでもなんとも小生意気な音々の返答に少しだけ十六夜は冷静さを取り戻し、周囲を観察する。霧で何も見えないものの、辛うじて音々の位置はわかる。それに最大限警戒していれば、相手の動きを捉えて回避することは可能だ。

 

「【身体強化(フィジカルブースト)】」

 

深呼吸と共に現状自分にできる最大限の強化をかけ、十六夜は構えた。

 

 

 

 

 

 

 

ガラスに激しい亀裂が入る音とほぼ同時に耳を覆いたくなるような衝撃音が響き、そして砕けたガラスが飛び散り始める音が人影と共に飛び込んできた。

 

「【衝撃波(インパクト)】!」

 

瞬間、鈴は凄まじい反応速度で人影の胴体に衝撃波を叩き込んだ。余波で残りのガラスが割れる。しかし、ベッドの周辺はリリアの結界魔術によって守られていた。

 

廊下までたたき出された人影は慌てて体勢を立て直し、魔術具であるナイフを抜く。同時に、廊下に飛び出してきた鈴は懐から拳銃を抜き、ローブの男と相対した。

 

鈴は両手で拳銃を構えた。狙うのは的の大きい腹部。無力化が第一目標だからだ。

 

「動かないでください」

 

鈴は拳銃を1度、ローブの男の腹部に向け引き金を引いた。強烈な音と共に拳銃はローブの男を打ち抜いた。しかし、男は全く痛みを感じていない様にゆっくりと歩きだす。

 

「止まりなさい。でなければ、今度は加減なしの魔術を使います」

 

魔術で身体を強化した魔術師にとって、拳銃はある程度有用な武器にはなっても必殺の武器にはならない。卓越した魔術師であれば、対物ライフルの弾丸を受けても平気な顔をしているだろう。三桁前半の実力を持つ魔術師には重火器は決定打にならない。ましてやローブの男…鴨崎は序列50位台の実力者だ。

 

鈴の警告を受けても、鴨崎は止まるどころか叩き出された明立の病室へ向かって走り出した。

 

「その眼球もらい受ける」

 

「ッ!?」

 

鴨崎は速かった。気が付けば目の前を通り過ぎようとしている鴨崎に拳銃を乱射する。しかし、どれも当たることはない。

 

鴨崎のナイフを持った右手が動く。狙われたのは鈴の腹部。そのまま内蔵を抉りださんと凶刃が振るわれる。鈴は跳躍し空中にて体をひねって回避する。ナイフは鈴の股の下、少し長めのスカートを縦に切り裂いた。

 

明確なタイムロス。鴨崎が病室の扉に手を掛ける。

 

(ダメ、間に合わない――――)

 

「大地を削り敵を薙げ、【乱風の薙槍(シュトロム)】」

 

「グッァ!?」

 

声が響いた。瞬間、鴨崎は横薙ぎに吹っ飛んだ。そのまま、窓を突き破って中庭の方へ落ちていく鴨崎を見て、その男は声を掛けた。

 

「おい、無事か?」

 

「え、ええ………」

 

鈴はその目で見た光景が信じられずに絶句していた。なぜなら、男が使った風の魔術は通常は周囲を巻き込みながら対象を攻撃する広範囲攻撃魔術だからだ。こんな閉鎖空間で使えば、病室どころか廊下を吹き飛ばしかねない威力を孕んでいたはずだ。しかし、実際にその魔術の餌食になった人物は一人だけだ。

 

(いったいどれだけの魔術精度があれば、こんな芸当が可能だというのでしょうか………)

 

「…俺はウィリアム。青海学園所属の自治委員だ」

 

その一言で鈴は彼が協力者だと判断し、警戒を緩めた。

 

「知っています。あなたは有名ですから………『暴風』」

 

「その呼び方嫌いなんだ。やめてくれ」

 

「失礼しました。わたくしは未来学院所属、自治委員長の星垣鈴です。改めて、ご助力いただきありがとうございました。ですが――――」

 

「ああ、わかってる。詳しい話はあのバカを取り押さえてからだよな」

 

二人は中庭の方に視線を移し、何のためらいもなく身を投げ出した。地面に降り立った二人と片腕を庇いながら立っている鴨崎が相対する。

 

「さて、お前をぶっ飛ばす前に聞いておきたいことがあるんだ。お前、何でこんなことしてんだ?」

 

ウィリアムは鋭く責めるような視線でローブの男を睨む。男は自嘲めいた笑みを唇に浮かべた。

 

「答えろ!鴨崎ィ」

 

声を荒げるウィリアムに鴨崎は静かに首を振って応じる。その様子を見て、ウィリアムは犯人のことを知っている上、二人に面識があることを悟った。

 

「先輩にはわからないっすよ。自分の気持ちなんて」

 

吐き出されるように叩きつけられるその言葉は、まぎれもない彼自身の本音であった。

 

ローブを脱ぎ捨てて相対した彼を見てウィリアムは息をのんだ。

 

そこまで殺気のこもった瞳を初めて見たからだ。

 

「ローブを脱いでよろしいのですか?わたくし達を前にそれを脱ぐということは言い逃れできなくなることと同義ですよ」

 

「あんたらをここで殺せばいい話っすね」

 

言い終えた瞬間、鴨崎はウィリアムに襲いかかり鋭い掌底をウィリアムの魔力障壁に叩き込んだ。

 

「拘束プレイは好きっすかね?」

 

鴨崎が取り出したのは鎖だった。その鎖はまるで生き物のように蠢き、鈴を拘束する。拘束を解こうとした鈴は焦燥感を抱いた。なぜなら、魔術を発動するどころか魔力が放出できないからである。

 

「魔術が使えない!?」

 

「そうっすよ!特別性なんでね!」

 

鎖に拘束された鈴は、鎖に引きずられるようにして花壇の方まで叩き付けられた。花壇の方から苦悶の悲鳴が聞こえる。

 

鎖を動かしているのはあいつの魔術で確定だろうがそれ以外にも効果があるらしい。そうウィリアムは結論付けた。

 

「【風の弾丸(ストロム)】」

 

展開されるのは無数の風の弾丸。風の弾丸の威力は、苛烈の一言に尽きる。加減していたとはいえ、まともに喰らえばただでは済まない。だが、あれだけの攻撃を身に浴びてなお、煙が晴れた先に立つ鴨崎は五体満足であり、少しのダメージも負ってはいなかった。

 

「クハハハハハ!!!!どうっすか?驚いたでしょ?あの薬は素晴らしいっすよ!なにせあの『暴風』が雑魚に見えるくらいっす!」

 

「薬?ハイになってる原因はそれか」

 

一瞬で距離を詰めた鴨崎は、ウィリアムにナイフを振るう。所々に魔術を入り混ぜつつ、確実に急所を狙ってくる。

 

重たい一撃を喰らったウィリアムは呻き声をあげる。咄嗟に受け身の姿勢を取ったウィリアムは、そのまま後方の花壇に突っ込んだ。それだけでは止まらずに、その場でバウンドする。

 

ウィリアムは、そのままぐるりと一回転することで勢いを殺し、地面へと足を着けた。もっとも、それだけで威力を殺すことはできず地面を削りながらの着地となった。口内に溜まった血の塊を吐き捨てる。

 

その光景を見て鴨崎は愉悦に顔を染めた。

 

「自分は強くなった!勝てるっすよぉ!今日ここでッ!自分はあんたを超えるっす!必ず、必ず、殺してあげますよ!」

 

「…吠えれば吠えるほど後悔するぜ?そこまで言うなら半殺しじゃなく、俺がお前をぶち殺してやる!」

 

ナイフによる鋭い残線がいくどとなく振るわれるもそのすべてをウィリアムは体術で捌く。先ほど受けたダメージと疲労で体が鉛のように重く感じている鴨崎であったが、野望と強迫観念と意地が彼を極限まで集中させる。

 

それでも、彼の攻撃は届かない。徐々に徐々に彼は動揺を露にしてく。

 

「何で、何故、何故、何故だ!!!!!???何で当たらないんだ!自分とあんたで何が違うっていうんだ!?」

 

「お前と俺じゃ、越えてきた死線の質が違げぇんだよ」

 

ウィリアムは雫たちと共に数年間の間に様々な死線を潜ってきた。大抵は雫が巻き込まれてなし崩し的に戦闘を行ってきたが、それでも密度の濃い戦いの記録は学生同士の鍛錬の遥か上を行く。

 

「ッ!?最初からこれを………」

 

鴨崎はとあることに気が付き顔を引きつらせながらも、とっさに身を引く。

 

「遅せえ!!!!!」

 

鴨崎が警戒した理由、それは先ほどの風の弾丸で周囲が吹き飛びついでに鈴の拘束が風の弾丸でほどけていたからである。

 

「【風の剛槌(ストームチャージ)】!」

 

拳に風が収束していく。そして、その拳をウィリアムは鴨崎の腹部に叩き込んだ。拳を鴨崎は魔力障壁で防ぐが、それと同時に氷の弾丸が彼の顎に直撃し、脳を揺らす。

 

「ま、まだぁ………」

 

「終わりだ、鴨崎」

 

追い打ちで放ったウィリアムの掌底が鼻柱を穿ち、鴨崎の意識を刈り取った。

 

 

 

 

十六夜と音々は防戦一方であった。お互いに背中を合わせて、肩を上下させる二人は顔を引きつらせながらも軽口をたたいた。

 

「ビビり君は下がってなよ」

 

「竜胆こそ、バテてるんじゃないのか?」

 

音々は、着込んでいる堅苦しい制服は見るも無残なほどボロボロに汚れ、所々ちぎれ始めている。腕から先がまるごとちぎれていたりお腹のあたりが丸見えになっていたり、スカートに至っては若干危なっかしい丈になってすらいた。

 

十六夜はその制服を真っ赤に染めていた。傷が深いわけではない。その代わり、全身に傷があり消耗している。

十六夜は平均よりもはるかに高い魔力を保有しており、人並み程度の技術しかないのにもかかわらず魔力にものを言わせることで凄まじいレベルの魔術を行使している。そのため、身体強化で強化された身体の強度はかなりのものだ。通常であれば、大量出血の怪我がかすり傷になるほどには。

 

十六夜が魔力量と多彩な魔術で相手を圧倒するタイプであるというのであれば、音々は戦い慣れと速さを軸にした近接戦闘で相手を翻弄して下すタイプだ。故に、犯人の片割れは音々の方が厄介だと断定した。

 

音々は斬られた部位が痺れ始めているのを感じていた。間違いなく、毒がナイフに塗られていたのだろう。焦りと冷や汗が音々の精神を侵食する。自分が後数分で、動けなくなることを予期してしまったからだ。

 

毒の侵入を拒む魔術は存在するが、予め使用しておくものでありもう遅い。それとは違い解毒する魔術は時間的な制約を持たないが、一部の専門的な知識を有する魔術師にしか使えない。

 

「あたしはッ!あんたが嫌いだ!槙原十六夜」

 

音々はだからこそ、僅かに見出した光明に賭けることにした。歯を食いしばり、嫌いな相手に吠える。

 

「ああ?知ってるよ!」

 

「あんたはあたしと決闘しているときもビビりながら戦ってた!見ただけで分かってしまえるほどの才能を持ってるくせに、扱おうとしてないあんたが嫌いだ!無駄遣いしやがって!なんなんだよあんたは!」

 

「………ッ」

 

「わかってる!ただの八つ当たりだ!あたしがガキなだけ!誰が自分の才能をどう使おうと、他人にとやかく言われる筋合いはないッ」

 

周囲の霧が薄くなってきている。それは時間制限かもしくは魔術を使用したことが関係していると音々は推測した。両方が関係していることだってあり得た。

 

これだけ大規模な魔術を使って消耗しないわけがない。何かしらの制限があるはずだ。考えられるのは時間と行使できる魔術の制限。

 

(あいつはあたしの攻撃を常に躱している。防御姿勢を取る素振りすら見せなかった………。つまり、強化系の魔術以外使えないということ。あいつに防御系の魔術を使わせることができれば、この霧は消える。あいつの姿さえ捉えられれば、あたしのスピードとなけなしの魔力で押し切れる)

 

紡がれた仮説。そこから導き出される打開策は一つ。相手をキャパオーバーにすること。

 

「あんたが何で力を使うことを怖がってるのかなんて知らない!だけどもしッ!迷ってるだけなら!今この時だけでいい。あたしを――――――助けてほしい。あんたのありったけで、あいつの面に拳を」

 

十六夜の抱える問題の根は深く暗い。力を使うことも命を奪うことも怖い。かつて得意としていた魔術は、今では過去の惨劇を想起させるトラウマだ。必要以上に魔力を練り上げることを心が拒絶している。多彩な魔術で実力を誤魔化している十六夜の身体は全力の出し方を忘れかけている。

 

だが、それでも助けを求める彼女の表情がかつての親友と重なり、十六夜の心にほんの少しだけ勇気を熾した。

 

「俺は………俺は………。ッ!」

 

十六夜は顔を上げる。

 

「死んでも恨むなよッ!俺がお前を助けるつもりで殺してもな!」

 

「恨むに決まってんじゃん!?」

 

「うるせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」

 

迷いを振り切るかのように十六夜は叫び吠える。圧倒的な魔力の奔流が十六夜を中心に吹き荒れ、周りを吹き飛ばしていく。腕を弓のように引き絞り構える。

 

異変に気が付いたローブの人影は慌てて、十六夜に対して殺意と刃を向けた。方針を変えて踏み込みローブの人影は、驚異的な速度で肉薄しようとする。だが、遅い。

 

「【窮鼠の一撃】」

 

莫大な魔力が拳に収束し、放たれた。凄まじい轟音と暴風が辺りを侵食する。耳と目を同時に刺激されひるんだ音々が見たのは、赤い軌跡を描きながら紙飛行機のように空中を舞うローブの人影だ。

 

そのまま、人影は重力に従って落下した。それは明らかに十六夜の一撃で、相手を瞬殺してしまえたことを示す光景だった。

 

「あ、アハハ。あたしの追撃いらなかったじゃん」

 

安堵を感じさせながらもなんともいえない複雑な感情を孕んだ乾いた笑みが辺りに響いた。霧は完全に晴れていたが、空は曇っていた。

 

 

 

 

 

「勝った…よな?ぐっ、痛ぅ…!」

 

十六夜は顔を歪め、肩で息をする。敵から受けた新しい傷はない。故に、彼を痛めつけたのは敵の攻撃ではなく、彼自身の力だった。周囲への被害と制御ミスを過剰に恐れた結果、制御を誤って自身の腕を壊してしまったのだ。

 

腕は変色し、指先は痛みで僅かに痙攣している。膨大な力の代価だというのは誰が見てもわかる。本来であれば、制御しきれたであろう魔術だった。使用した魔力は彼の保有魔力から見れば、僅かなものだ。だが、失敗をした。それでも、彼は落ち込まなかった。失敗した後悔や恐怖よりも助けたかった人の無事を喜べたから。

 

「やってやったぜ、竜胆…」

 

脂汗を浮かべる十六夜はそれでも不敵な笑みを浮かべ、霧の晴れた街と少し離れた場所にいる音々を見つめていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

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