懸命に執筆してるんですが、中々文章にできません。
やっぱし才能がないのでしょうか……。
でも、頑張って続けていきます。メンタルが豆腐でも……。
朝から色々とハプニングが起きるも無事にモノレールに乗れた3人。
常夏の町を走るのは流石に汗を掻いてしまうが、遅刻するよりかはマシだと雪菜と凪沙の2人。そんな2人を気にする事無く、古城は窓から絃神島の風景を見て楽しんでいた。
「ねぇねぇユキナ、ナギサ。あの大きいタワーてなに?」
「アレはキーストーンゲートですよ古城」
「きーすとーんげーと?」
「はい。そうです」
絃神島の東西南北に配置された4基の
「古城君って絃神島の事も忘れているみたいだね」
「そうですね。確か古城が小さい頃は本土で住んでたんですよね?」
「うん、そうだよ。絃神島に来たのは私が入院した頃だから……4年前、古城君が中学1年だった頃だね」
「そうですか」
「ユキナユキナ、アレは!」
「古城、他の人も居るから静かにね」
「は~い」
「クスクス」
叱られ素直に謝る古城を撫でる雪菜。その光景に凪沙は頬を綻ぶ。
綻ぶ凪沙に気付いた雪菜は不思議そうに何故笑っているのか尋ねてみた。
「だって、そう見てると本当に親子に見えちゃんもんだから可笑しくて」
「なっ!? からかわないで下さい!」
「ゴメンゴメン。でも、古城君って素直に雪菜ちゃんに言う事聞くよね」
「そうですか?」
「うん。この位の子って中々言う事聞かないらしいよ?」
凪沙の豆知識らしい事を聞いた雪菜。
確かに古城は雪菜の言う事を素直にしたがっている。それが何故かむず痒く、自分だけ言う事を聞く古城をモヤモヤとした黒い物を心の奥で感じる。
そこで雪菜はハッと思い頭を振ってモヤモヤを霧散させる。自分は何を考えているのだと……。
「雪菜ちゃん?」
「えっ!? なっ何かな!?」
「ううん。急に黙り込んじゃったからどうしたのかなっと思って……少し悪ふざけ過ぎたかな?」
「大丈夫だよ。うん、大丈夫!」
「……(大丈夫かな……)」
凪沙も多少は不安になるも大丈夫の言葉を信じて追求はしなかった。
話し込んでいると目的地の駅に到着したので古城と手を繋いでモノレールから降りて彩海学園に向う。
登校している最中、周囲の視線に2人は居た堪れなくなっていた。
彩海学園は中高一貫教育の共学校。雪菜たち中学生だけではなく多くの高校生も登校している。なので多くの生徒達が2人が連れている古城に視線が向けられる。
「どうしよ雪菜ちゃん、視線が痛いよ」
「そっそうですね。流石に予想以上にきますね」
「んっ?」
頬を引き攣る2人は小声で会話する。雪菜からは事前にこうなるであろうと説明されていた凪沙だがコレはきつく感じるらしい。そんな2人に古城は不思議そうに見詰ていた。
そんな2人に背後から誰かが声を掛けてきた。
「お早う凪沙ちゃん、姫柊さん」
振向く前に誰なのか理解しながらも2人は声を掛けてきた人物に向く。
金髪に染められた髪に校則ギリギリの着飾った女子高生。名は藍羽浅葱という。
古城の経由で知り合い友人になった2人に挨拶をする浅葱は連れている子供に不思議に見ていた。
「お早う浅葱ちゃん!」
「お早うございます藍羽先輩」
「っで、その子誰なの? 何か見たことある顔なんだけど……」
当然聞いてきた浅葱に2人はどう答えたらいいか迷ってしまう。
素直に教えれば信じてくれるだろうかと疑問に思っていたら、急に古城は握っていた2人の手を離し浅葱に抱きついた。
「アサギ!」
「ええぇぇ!? 何、なんなのこの子!?」
急な古城の行動に驚く浅葱。それは雪菜たち2人も同じで驚いてしまう。だが、今思えばそれは仕方ないことかもしれない。
今の古城は子供で出会った経由は忘れているも、相手がどの様な人格者は理解はしている。子供の古城にとって浅葱は優しいお姉さんに見えているのだろう。
「だっダメです古城!」
「落ち着いてよ古城君!」
「古城ですって……。まさかこの子、古城なの!?」
「「あっ」」
2人がどう説明すれば浅葱が理解してくれるかと考えていた中でのハプニング。それも登校中の不特定多数の生徒達に聞かれてしまった。
周囲の、特に古城の事を知っている生徒達が小声で会話しながら小さき古城をいぶかしげに見る。
「アサギアサギ、遊んで!」
「……確かに顔付きとかどことなく古城に見えるわね。……ねぇ、お名前は何て言うの?」
失態を犯してしまった2人に古城は気にする事無く浅葱に遊ぶように要求してくる。浅葱は足にしがみ付く子供の顔を確認した後、肘を屈めて子供と同じ高さの視線になって名前を聞いた。
その質問に古城の顔は悲しげな表情になる。
「えっ、わすれたの?」
「うん、ゴメンね。だからお姉ちゃんにもう一度教えてくれるかな?」
「あかつきこじょう。小学1年生です」
「そう、偉いわね。……説明してくれるわよね2人とも?」
名前を聞いた浅葱は子供の頭を撫でた後、疑いの眼差しを嫌な汗を流す2人に問いかける。それも凄く見た事もない良い笑顔で。
「「はっはい……」」
2人は恐怖を感じながら肯定の返事を返すのがやっとだった。