この世界はまるで物語の世界だ。
人間の肉体に魔力(?)というエネルギーがあったり、自身の魂(?)を武装にしたり、魔法使いならぬ魔導騎士なんて職業(?)が国家公認で用意されていたり……。
そして誰もそんなファンタジーやオカルトに疑念を抱かない、だって世界の成り立ちがずっとそうだったからだ。
つまりは、この世界に違和感や小っ恥ずかしさを感じる俺が異端者となる。
しかしそれにも理由はある、なぜなら俺は前世の記憶を持っているからだ。
ーーーーーー前世の俺は普通のサラリーマンだったがある日、雷に打たれて死んだ。
すると天国へ来た俺を出迎えたのはどこか申し訳なさそうな神様で、悪人を狙ったはずの天罰がなんの間違いか俺に当たって死んだことを説明された。
神様もミスはするんだなぁ、と思っていたらお詫びに転生させてやると言われた。
今の魂と記憶を引き継いで神様が管理しているもう一つの世界で人生をやり直させてくれるとの事で、俺は有難くそれを受け入れた。
普通に考えれば二周目の人生なんてイージーモード、俺は二回目の青春を有意義に楽しもうと思っていた。
そうして二回目の人生が始まれば、こんな世界だった。
でもまぁ、神様が気を利かせてくれたらしく俺はこの世界において規格外の天才らしかった。
超人的な身体能力、底知れない膨大な魔力、おまけに魔導騎士界隈の中でもそこそこの家柄。
魔導騎士としての俺は五歳の頃に父親を超えて、七歳の頃には専属の家庭教師たちを纏めてボコボコに出来た。
……強すぎると自分でも思うほどに強かった。
このままでは俺自身の強さの余り、逆に処理し切れないような面倒事がやってくるかもと思った俺は落ちぶれようと決めた。
能ある鷹は爪を隠す、そんな事を言って父親をどうにか説得した俺はドラ息子を演じた。
魔導騎士としての修練をやめて、山や海でバカンスしまくったり、世界各地を旅行しまくったり、ゲームをしまくったり、家で寝まくったり。
ドラ息子を演じた、なんてのは対父親用の嘘で俺は本当にドラ息子となった。
だって剣を振ったりするより遊んでた方が楽しいじゃん、しかも家はお金持ちだから偶にある修練で家庭教師たちをボコせばお小遣いが山ほど貰えたし。
んで、そんなこんなしてたら俺も高校生になってから一年が経った。
もちろん通っているのは普通の高校ではなく破軍学園と呼ばれる魔導騎士を育成するための学校だ。
なんか物語とか始まりそうだなぁ、とか考えながら自分の寮部屋へと入る。
すると中には下着姿の美少女がいた、俺は1人部屋であるため見知らぬ人だ。
「あのー、部屋とか間違えてないすか?」
「い、いやぁー!ケダモノぉー!」
よく分からないけど、この少女に俺がそう言われるのは色々と間違ってる気がした……。
主人公設定
名前 本多 総司
身長 200㎝
体重 110kg
容姿 黒髪ツンツン頭のフツメン、筋骨隆々のデカいゴリラ。
来歴
幾人もの優秀な魔導騎士を輩出してきた本多家の跡取り息子。
伐刀者としての実力や才能は突出しているが、それを周囲に隠す強かさも持つ。
でも本当は色々と駄目な人間。
伐刀者ランクA
攻撃力A+++ 防御力A+++ 魔力量A+++ 魔力制御A+++ 身体能力A+++ 運A+++