シャンフロ恋愛系短中編(旧:私が君に恋したのか君が私に恋したのか)   作:オタマトーン

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最近、シャンフロ本家様でヒロインちゃんの影が薄すぎる気がして書きました。
お酒を飲ます都合上、彼らは大学生で二十歳です
話の都合もありますが、ヒロインちゃんと主人公が付き合うとしたらきっと告白できずに数年かかる気がしますよね


短編
お酒の勢いで(楽玲)


私は告白します。決意しました。

 

「話せるようになるまで数年、二人で出かけるまで数か月、そこから告白まで玲ちゃんは何年かける気なの?」

 

という決して岩巻さんのプレッシャーに負けたわけでも

 

「あなたは斎賀家では快挙とも言えますが、そろそろ諦めてお見合いの方が良いのではないですか?」

 

という仙姉さんの言葉に焦っているわけはありません。

 

彼とはシャンフロを通して仲良くなれましたし、同じ大学に入り2年も仲良くしており、今までずっと彼に恋人などはいないことはわかっています。しかし、決して彼が異性にモテないかというとそういうわけではなく、仲良くなっている人がいるけどみんな何故か彼とは付き合わないという幸運を何度か目の当たりにしています。

しかし、このままではいつか彼に恋人が出来てしまうと感じているからです。

だから決して岩巻さんと仙姉さんは関係ありません。ただ決意した理由を強いて言うなら先日、大学からの帰り道で

 

「俺たち二人とも二十歳になったから試しに飲み行ってみようか」

 

「ひゃ、は、はい。私も是非試してみたかったです。ええ、はい!是非に」

 

という彼の誘いに私は会心の間合いを感じたからです!

 

そう、私も彼も飲んだことがない以上自分がどうなるかなど把握できておりません。だから二人で飲むということはそれなりに私には乱れた部分を見せても良いと彼が感じているに違いありません

ただ本当ならもう少しムードなどを考えたいのですが私が普通の状態で告白するのは非常に難しいので、飲んだ勢いでお伝えしようと思います。

この数年、何通途中までラブレターをメールを書こうとしたか、何回告白しようと思いつつもどうしても言えなかった事か。

飲んだ勢いがあれば普段言えないことも言える、普段抑圧されてるものほど言えるということは知識として知っています。だからきっとお酒を飲めば告白できるはずです。

 

「じゃあお店なんかはペンシルゴンの奴にでも聞いて調べておくよ、また連絡するね」

 

ここはペンシルゴンさんにも事前に頼んで告白できるようなお店を薦めてもらうべきでしょうか?まずは岩巻さんに相談するべきでしょうか?いえ、それもあるけどきちんとした服を買った方が良いでしょうし、美容院も予約しなければ、あとお酒の種類なんかもしっかりと学んでおくべきでしょう

 

 

 

 

「いや、普通に飲み行くだけでそんなこと絶対にしちゃだめよ」

 

「でも、やっときたチャンスなのですから成功率を少しでも上げるべきでは?」

 

結局迷った私は岩巻さんに相談しましたがするなと言われました

 

「あなた、今まで何回告白する、チャンスが来たって言ってるのよ。そもそも大学受かったときに告白してルームシェアするべきではとか暴走してたじゃない」

 

あの時の事は言わないでほしい。でも、前に楽郎君がそんなことを話していたので大学の入学が近づいたら少々そういったことを考えてしまうのも致し方ないと思うのです。

 

「まぁ楽郎君も楽郎君よね。玲ちゃんの実家を考えるとしょうがない部分はあるけど」

 

そう言うと何かを考えていた岩巻さんが投げやりに言いました

 

「そもそもプロポーズをするとかそういう話じゃなくて居酒屋で飲むだけなんでしょ?それなら個室があるところでいつも通りの気負わない格好で行きなさいよ」

 

「いやいやいやいや、こ、こ、個室だなんて、そんな状況で二人っきりで飲むなんて」

 

「居酒屋で個室なんて普通だからね。それに飲んだことがないから安心して飲めるようにってそう提案しなさい。とりあえず告白は出来るかはわからないけど酔っぱらってきたらまずはお手洗いにでも行ってさりげなく楽郎君の隣に座りなさい」

 

個室で肩を並べて隣に座る?そんな、考えただけで近くて緊張して何もしゃべれなくなります

 

「隣に座るだなんて緊張して何もしゃべれなくなります」

 

「あなたよくそんな事言って告白なんて大それたことしようとしてるわね。。。」

 

いや、でもテーブルを挟んで座っていればきっと言えるとも思うのです。

 

「ただ飲み行くだけでそんな気合い入れた格好するよりも、最悪お酒とかこぼす可能性を考えた服で行きなさい、良いわね?」

 

岩巻さんに色々とアドバイスを頂き、お店をあとにしました

 

 

 

 

 

『やぁやぁ、レイちゃん色々と聞いたよ?今度サンラク君と飲み行くんだってね!』

 

『な、なんでペンシルゴンさんが知っているんですか!?』

 

『ん?サンラク君からおすすめの居酒屋聞かれたからカマかけただけだよ』

 

『いや、違うんです。それとはきっと関係なく、これはたまたまといいますか』

 

『安心して、私はこれでも恋する乙女の味方だからさ!』

 

『あの、恋するって私そんなんじゃ』

 

『彼はなんだかんだ真面目だから20歳になるまで飲まなかったけど、これからは普通に飲んで合コンとかも行くだろうね』

 

『その話詳しく教えてください』

 

『レイちゃんはあまり実感薄いだろうけど、大学はやっぱり友達とノートを貸し借りしたり過去問を入手したりで人間関係が重要なんだよ。』

 

『今まで未成年を言い訳に参加しなかっただろうけどこれからはそういう場にも行く必要が出てくるだろうなーって』

 

『さらに言うと彼も男の子だからお酒の勢いで色々とあるかもね?そのうえで彼は根が真面目だからきっと責任取るだろうなーってだけ』

 

『あの、どうすればいいですか?』

 

『ふふーん、まぁ彼にはそれなりに安くておしゃれなお店を薦めておくよ。そうすれば彼も場の雰囲気で多少意識するはずだからそこから一歩踏み込んでレイちゃんのことをしっかりと意識させればいいのさ』

 

『具体的には?』

 

『難しいことじゃないよ、酔ってきたら隣に座って手でも触ればいいのさ』

 

『あの、難しいです』

 

『いや、それすら出来なくてどうするのさ。。。』

 

ペンシルゴンさんにもアドバイスを頂けました。そのうえ助力してくれるみたいです。でも二人とも告白しろとは言わないんですね。いや、それでも初志貫徹、告白するのです

 

 

 

 

 

 

「く、いっそ殺せ」

 

レイ氏は普段良いものを食べているだろうことを考えると、気軽に飲みに誘ったはいいけど小汚い居酒屋は失礼だろうとか考えてペンシルゴンのやつになんか良い感じの飲みに行けるところ(少しの背伸びで入れる)を聞いたが、あの野郎

 

『えー、何??もしかしてサンラク君色気づいちゃったの????』

 

『いや、お姉さんは嬉しいよ!君にそういうまともな情緒があっただなんて!』

 

『よーし!お姉さん張り切っちゃうぞ!!なんせ女の子とのデートだもんね』

 

『うんうん、そういう場面で私を頼ったのは君にしてはヒッジョーに良い決断だ』

 

『このカリスマモデルが良いお店を教えてあげよう!』

 

『ところで、一緒に行くのはあれかな~?レイちゃんなのかな????何??何々???告白でもしちゃう?????酔った勢いでしちゃうの?????愛を叫んじゃうの??????』

 

ちょっと飲み屋を聞いただけで怒涛のレスよこしやがって、頼りになるのはなるがムカつく。あいつもう2・・・おっと歳の話は流石に脳内だとしても止めて、ピコン

 

『なーんか、今ムカつく波動を感じた。』

 

あいつ何を察したんだよ、こえぇよ。

いや、まぁいい。別に告白なんてするつもりはないんだし。そもそもレイ氏は俺にとって高嶺の花すぎる。彼女が付き合うには俺みたいなゲーム狂いではなく家柄なんかもよくて漫画の世界の住人みたいなやつとお見合いとかしないといけないんだろう

確かに話していて楽しいし、最近気づいたが彼女はどうも男性慣れしてないみたいだ、大学で何度か彼女が誘われている姿を目撃したが顔を真っ赤にして違うんですと何故か俺に必死に弁解しにきて、無茶苦茶混乱している感じだった

だからこそ、レイ氏が一緒にいてくれる今だけの特権を存分に楽しもう

 

「とりあえずペンシルゴンから勧められた店に予約するためにレイ氏の都合を確認するか。」

 

 

 

 

とうとうやってきました。運命の日です

大学が終わってそのまま事前に楽郎君が予約してくれたお店まできました。

私が今まで来たことないようなお店でしたが、予習はばっちりです。お腹が鳴ると恥ずかしいですが、お昼は控えめにしてあり、昨日から牛乳や油物は取っておらず、飲んでいる最中も水などは飲まないようにしてスクリュードライバー、カルーアミルク、日本酒、ロックなどを飲めば酔えるみたいです

 

「どうする?最初はビールが定番みたいだし頼んでみる?でもビールって苦いって聞くんだよな」

 

「そうですね、私は炭酸などもあまり飲みなれていないので炭酸が入っていないお酒の方が良いです」

 

「俺はちょっとグラスとかあるみたいだからそれでちょっと頼んでみるよ。玲さんは飲んでみたいの決まった?」

 

「えーと、オレンジジュースが入っているお酒があるみたいなのでそれ頼んでみますね」

 

そうして私たち二人でお酒を飲んでいきました。

時間にして1時間ほどでしょうか、何杯飲んだかわかりませんが、楽郎君は顔を赤くしてやや呂律が回っていない様子でした。

しかも、普段はカッコいいのに今は目をトロンとさせてなんだか非常に魅力的です。

でも私は酔っているのでしょうか?あまり変化を感じられません。

 

「玲しゃんはお酒強いんだね、顔とか全然変わってないや」

 

「そうなんでしょうか・・・」

 

やはりはたから見ても変わっていないようです。どうしましょう。緊張しているのでしょうか?全く酔っている感じがありません

どのタイミングで隣に座るべきでしょうか、酔っているという言い訳が使えそうにありません。とりあえずもう一杯頼みましょう

 

「すいません、日本酒をください」

 

日本酒のアルコール度数が高いのは調べてあります。

私の家ではお父様なども飲んでいるのでそれを言い訳にして頼みました。楽郎君はライオットブラッド割というものを頼んでいました

 

 

 

飲み始めて2時間ほど経ちお店の方に退店を促されました。

楽郎君は普段よりテンションが高い様子でしたが特に寝てしまうなどはなく、お会計もきっちりと二人で割ってくれました

途中から私の方が多く飲んでいたようなので申し訳なく感じましたが、むしろ男なのに全部出さないなんてって少し凹んでいました。ちゃんと彼の中で私を女性として認識してくれていたようで安心した思いと、また新しい可愛い部分を見つけられて私も少し気分が高揚しております。

酔うことが出来ずに結局告白が出来ませんでしたが、彼の新しい1面を見れたのでよしとします。次こそは酔ってみせます。

お店を出て帰路につこうとしたとき

 

「玲しゃんのおうちまで送っていくね」

 

彼はそう言い私の手を取って歩き始めました

 

「っっぅテオ!!!!」

 

思わず変な声が出てしまいましたが、彼は小首をかしげながら私の手を引いていきます。

もう一生手を洗えません。

 

「いえ、そうではなく楽郎君は大分酔っているようなのでタクシーを呼びましょう。そちらの方が安心です」

 

手を離すのは非常に惜しいですが、私の家まで歩かせた後彼を一人で帰すのは少々しのびなく私はそう提案してタクシーを捕まえました。幸い、駅前でしたのでタクシーはすぐに捕まり、まず近い彼の家にそのあと私の家に向かって頂くようにお伝えしました。

そこまでは良いのですが、タクシーにのっても手が離せません。

いえ、だってタクシーに乗ったら離されてしまうと思っていたのですが、彼は一向に緩める感じがありません。私も離したくはないので都合は良いのですが、運転手の人の笑顔が無性に気になってしまいます。その上、走りはじめて少ししてから

 

「玲しゃん今日はありがとね、ごめんねお酒よわくしぇ」

 

一切気にすることはありません、むしろありがとうございますと伝えたかったのですが、彼が私の肩を頭を載せて目をつむってしまったばかりに少々意識が飛びかけておりました。

そんな心臓に悪いような幸せなひと時は体感的に一瞬で終わってしまい。彼の一人暮らしの家につきました。

運転手さんに彼を家まで連れて行くので少々待ってくれるようにお願いして肩を貸しながら彼の家のドアの前まで連れていきます。

 

「では楽郎君、今日はありがとうございます。結構酔っているようなので今夜はゆっくりと休んでください」

 

「玲しゃんごめんねありがと、今だけの特権かもしれないけど玲さんとずっとこうして二人で居られたら嬉しいな」

 

そう言いながら彼は私を軽く抱きしめて、何かに満足したのか家の中に入っていきました。

私はしばらくそこに固まっており気が付いたら家に帰ってました。あれは夢なのでしょうか?それとも酔った私の妄想でしょうな?

ただ一つわかっているのは明日から楽郎君の顔を見れる気がしません。

 




ヒロインちゃんって確かザルだよね、、、?

ヒロインちゃんのテンパり具合とかヘタレ具合を書きたいのになんだか弱い気がします、もっと俺に妄想力と文章力をください
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