始まり-令嬢との出逢い-
僕...名無虚(ななしうつろ)20才は平凡な普通の男だ。
人より容姿が悪くて自分に自信の無いし本当は人に関わるのも億劫な陰キャだ。普段はフードで頭を隠している。
そんな僕はある日裏山にある大きな館に一人で行ってこいと同級生に言われた。
虚)...怖いなぁ。この旅館って確か異世界に通じてるって噂じゃなかったっけ...?
怖がりつつも裏山の森を抜けると、とても大きな館が聳え立っていた。ボーッと見ていると館の扉が勝手に開き、入口の門が閉まってしまう。
虚)ひっ...!?も、もしかしてこの館の番人の仕業...?
ビクビクしながら館に入ってみると広い空間に出た。
虚)うーん、意外に綺麗な所なんだなぁ。住み心地良さそうかも。
等と独り言を言っていると、後ろから声をかけられた。
???)ごきげんよう♪
虚)う、うわあぁあああ!!出たあぁあ!!!
美しく長い金髪。蒼い瞳、気品のあるドレス姿に身を包んだ令嬢のような少女だった。
???)...ふふっ。ドッキリ大成功です♪良い反応をしますのね貴方、気に入りましたわ!
虚)は、はぁ...えっと、勝手に館に入ってごめん。実は理由があって...。
館に入った理由を説明した。
???)ふむふむ...そういう事でしたの。それなら私の頼みを聞いてはくださいませんか?
虚)頼み?
???)私のお友達になって頂きたいの!あら、言い忘れておりました。私の名前はアリスと申します。以後お見知り置きを♪
虚)アリスだね、わかった。君はどうしてここに?
アリス)私は、この世界から別の世界に旅立ってみたいのです。その為に私と旅に出てくれる相棒を探していたのですわ!
虚)相棒...。それって君と一緒に異世界に行くって事?
アリス)えぇその通りです!私は、この館から外に出た事が無いままここで過ごしてきました。
虚)ずっと、この館で...。退屈だから外に出たいって事?
アリス)はい...館での生活に不自由はございませんが、
もっと刺激的な人生を歩んでみたいと思っているのです。ですので、えーと...?
首を傾げるアリスに、僕は名前を名乗っていなかったのを思い出し。
虚)え、えっと僕は名無虚!よろしく!
アリス)ふふっ♪ありがとうございます。虚様ですね...
うーん、もう少しいい名前が良かったのでは?
虚)全くだよ...安直な名前だよね!
アリス)貴方が私との旅で虚から満たされるのを願っていますわ♪さて...私の私室に異世界へのゲートがございます。そこに足を踏み入れるといたしましょうか!
虚)...わかった。行こう、アリス!
これからどんな冒険が待っているのかそして今までの退屈だらけの人生がどれほど変わっていくのか、楽しみになってきた。
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