コピー能力と言われ思わず困惑してしまう虚はつい問い返してしまう。
虚)使いようって...?
ネネカ)そのままの意味です。貴方には他者の能力、性質を自分の[容量]の許す限り複製し貯蓄する力があるのです。
虚)...じゃあ、ネネカさんの能力を今コピーできてないのは、容量不足?
ネネカ)いいえ、同じタイプの能力故にコピーできないのでしょう。もっとも貴方には無用な力ですよ。失敗作、ですもんね?
虚)っ...!!!
俄にいきり立つ虚を見やりネネカは溜息をつきながら
ネネカ)仮にも母親に対して、良い態度とは言えませんね。
と言った。
虚)母...親?あなた、が?
ネネカ)...晶から聞いていませんでしたか?まぁそれは
後にしましょうか、貴方の存在について話すとしましょうか。
良いですか?と前置きしてからネネカは語り始めた。
ネネカ)まず、貴方の存在価値はこの世界を救う為だけにあります。その為に私ともう一人は貴方を作りました。とある能力の複製の為に。
虚)とある能力?
ネネカ)プリンセスナイトの力...とりわけユウキという
プリンセスナイトの力を貴方に複製させる為です。その力は...周囲の味方の大幅強化、あるいはトドメを刺した者が二度とこの世界に帰還できなくする力です。
虚)それって...殺すっていう事ですか!?
ネネカ)厳密に言えば少し違いますが、半分正解といった所ですね。さて、続きですが。今の貴方の容量では
ユウキのプリンセスナイトの力を複製するには足りません。よって、修行して力を積む事でその容量を拡張してもらいます。そして...
虚)そして?
ネネカ)この話はまた後程にしましょうか、アリスが戻ってきたようです。
振り返るとアリスが本を読み終わって戻ってきた。
アリス)ネネカさん...やはり、私は...?
ネネカ)...えぇ。本来、この世界に貴女は存在しません。恐らく貴女は平行世界...違う道を辿ったアストルムで産まれたもう一人のアストライアでしょう。
アリス)...
沈黙するアリスを放っておき、ネネカは虚に向き直る。
ネネカ)さて、私が話せる事は以上です。簡単に言ってしまえば...今の貴方は弱すぎて、誰も護る事ができないという事ですね。もっと強くなりなさい。意味の無い人生に意味を持たせなさい。
虚)っ...はい、頑張ります。
胸に痛みを覚えつつ、一度井戸の研究施設で一泊する事に。
虚)(僕は能力をコピーする為に産まれたけど、想定より弱い失敗作...か。)
やるせない気分になりながら長い夜が幕を開けた。
ネネカママによる、説明&主人公disり回でした!
ここから主人公が変わり始めます!乞うご期待!
(期待できるほど面白くないけど...)