青年接続姫-三十一-新たな始まり-
夢を見る...とても、不思議な夢を見る。赤い、紅い...悲しい夢。それは、希望。それは、失望。それは、諦観。...それはーーー。
アリス)っ!!!
アリス・フォン・アストライア...アリスは飛び起きた。眼を醒ますと、そこは自室のベッドだった。
アリス)...また、あの夢。
まるで心当たりの無い...アンドロイドに作り替えられた自分は決して見る筈の無い、でも酷く胸を締め付けられる夢。それが酷く気になってしまい、この頃良く眠れない日々が続いているアリスだった。気落ちしているとコンコンとノックの音が聞こえてきた。
ティアナ)入りますね、アリスちゃん♪...また例の夢を見ていたんですか?
アリス)はい...お姉様。
ティアナ)そうですか...一体何が原因なんでしょう?あ、それはまた調査するとしてですね!
何故か嬉しそうに手を叩く姉に疑念を抱いていると、ティアナは、服のポケットからVR機器を取り出して
ティアナ)なんとですね、レジェンドオブアストルムの新ワールドが配信されたらしいんですよ!アリスちゃんも一緒に行きませんか?
アリス)分かりましたわ、共に参りましょうお姉様。
ティアナ達はログインする時のボイスコマンドを唱えた。次の瞬間、感覚が現実世界とは切り離され幻想的な異世界が見えてくる...筈だった。
アリス)(?なんですの、この場所は?)
アリスのログイン座標はティアナと同じ場所...ランドソル内にある美食殿のギルドハウス前にした筈だったのだが...視界に耳障りなノイズが走り...
アリス)きゃあああああ!!?
アリスは意識を失ってしまった。
???)誰かが、こちらの世界にやってきたようでございます。○○○様、いかが致しましょうか。
???)ふふっ、良いわね。その人間を[こちら側]に引き込みましょう。
???)...かしこまりました。
世界の何処かで不穏な会話が行われていた...
アリス)う、うーん...ここは?
目を開けると、そこはまるで見覚えの無い場所だった。
アリス)私は、一体何を...?お姉様ー!キャルー!
人を呼ぶがちっとも反応が無い。そして、以前のランドソルの王宮で見たアストルムの世界地図にこんな場所は無かった筈...アリスは自分が良くない状況に陥っている事にすぐに勘づいた。
アリス)まずは辺りを探索してみない事には...と思い立った直後。
???)もし、そこの御方。お時間宜しいでしょうか。
アリス)はい?
少女の声が聞こえたので、振り向いたアリス。そこには...
コマンダー)私の名前はコマンダーと申します。貴方様には私達のユニオンマスターにお会いして頂きたいのでございます。
アリス)...貴女は、コッコロさん?
一度も会話をした事の無い七冠の少女に酷く似ている少女がいた。
31話終了です!見てくれないからやらないかもしれないですし、飽きて投稿しなくなるかもですねwネタを捻り出さなければ〜!!w