お目汚し申し訳無いです...。
不思議な場所で浮世離れした少女に出逢ったアリス。
建造物の中の通路を歩きながら、二人は話をしていた。
アリス)あの...ここはどこなのでしょうか?私、お姉様達と冒険する筈だったのですが...
コマンダー)お姉様とは、ペコリーヌ様の事ですね?
アリス)えぇ、確認したという事はやはり...
コマンダー)はい、ですが詳しい話は後程に致しましょうか。それと...先程の質問の答えですが、ここは月でございます。
アリス)?つ、月!?
コマンダー)はい、正確には我々が建設した月面基地の内部、ですね。
アリス)...私はここで何をすれば、元の場所に帰る事が出来るんですの?
それには答えず、コマンダーと名乗る少女は通路の先にある扉に手をかけた。
コマンダー)さぁ、この先に我々の主様がおられます。
アリス)(へぇ、こちらにもユウキさんがいらっしゃるのね、どんなお姿かしら?)
扉の先には金色の銀色の髪をなびかせ、意味ありげな視線を地球に送る美しい女性が待っていた。
コマンダー)主様、お連れ致しました。
ムーナ)ありがとうコマンダー、やはり騎士の従者は優秀ね。...さて、貴女が太陽の片割れ...アリス・フォン・アストライアね?
アリス)えぇ、そうですわ!ですが...太陽の片割れとはなんですの?
ムーナ)あぁ、今の?気にしないで、私達がそう呼んでるだけだから♪
アリス)は、はぁ...それで私をここに連れてきた理由は一体何なのでしょうか。
ムーナ)そうだねぇ...ねぇアリスちゃん。
アリス)はい?
ムーナ)名無虚にもう一度会いたくはない?
アリス)-----っ!!?
何故、今更その名前が出るのか。彼はもうとっくに亡くなってしまったというのに。一体...どうして?
ムーナ)まぁ無理はないよね。愛しの人の名前を何故私が知ってるのか、とか色々気になるよね〜♪
アリス)...
ムーナ)その代わり、君には一つやって貰いたい事があるの。
アリス)何をすれば...
ムーナ)簡単だよ...太陽を滅ぼして?
アリス)太陽を...滅ぼす。何を言っているのか理解出来かねますわ。
ムーナ)そうね〜、もっと簡単に言うとね...ランドソルを滅ぼしてくれたなら、私達が名無虚を蘇らせてあげる。どうかしら?
アリス)有り得ません。いくらそれが真実だったとしても、私は一国の王女ですもの!国を裏切るなど言語道断ですわ!
ムーナ)へぇ...ならソルの塔での事はどう思っているのかしら?
アリス)っ!それは...
躊躇うアリスに割り込むようにコマンダーがムーナに声をかける。
コマンダー)主様、お話に割り込んで申し訳ありません。蒼黒の騎士が今日も暴れており...
ムーナ)えぇ〜?今良い所なのにぃ...残念。アリスちゃん、私達と一緒に来てもらっていいかしら?蒼黒の騎士を貴女にも見せておかないとね。
アリス)...わかりましたわ。
二人に連れていかれた令嬢王女は、最愛の人を思い浮かべながら後をついて行った...
三十二話でした!久しぶりで何文字で書いてたのか忘れちゃいましたw頻度は不明ですが投稿していきたいなと
思います!