ランドソルへの道すがら。アリスにラヴィ、シズルとリノは街道を歩きながらそれぞれの話題に華を咲かせていた。
アリス)私がいた頃のランドソルは様々な武具が多くてゴツゴツしておりまして...
アリスは自分のランドソルに思いを馳せ
ラヴィ)月ではランドソルとは比べ物にならないくらい
技術が進歩してて...
ラヴィは月の技術の自慢話。
シズル)弟君は今日は〜〜してて〜♡もう、ホント可愛くてねぇ〜♡♡♡
シズルは(いつもの)弟自慢をして
リノ)お姉ちゃんにはいつも頭突きされるんですよ...頭の防御力とか、上がらないですかね...?
リノは不遇な日々に文句を言っていた。
そんな他愛のない話で盛り上がっているとシズルが、
シズル)あ、ねぇねぇアリスちゃん!ナナシ君の事教えて欲しいな!
リノ)っ......!!(ビクッ)
ナナシの名を聞いた途端に縮こまるリノ。
アリス)リノちゃん、どういたしましたの?
アリスが声をかけるとビシッと姿勢を正して、[なんでもないですっ!]と声を張り上げるリノ。だが、無理をしているようにしか見えなかった。それを見たラヴィが...
ラヴィ)ねぇ、リノちゃん。一つ聞いてもいいかな?
リノ)は、はいっ!なんでしょうか?
ラヴィ)先輩...うぅん、ナナシさんにどうしてそんなに
怯えてるの?
リノ)そ、その...ですね。
それからリノはぽつぽつとナナシに助け出された時の恐ろしい出来事を話し、途中から話すのをシズルに代わってもらった。
シズル)というわけなんだよ。
アリス)ナナシ様がそのような、事を...?
ラヴィ)...ねぇ、皆。突然だけど、僕と先輩の出逢いについて聞いてくれない?
シズル)そういえば、さっきから言ってるその先輩ってもしかして...?
ラヴィ)多分、ナナシさんの事だと思うよ。長い話だけ
ど聞いてくれると嬉しいな。
アリス)分かりました。ナナシ様へ繋がる手がかりになるのならば!
リノ)...わ、私も聞きますよ!
シズル)じゃあお姉ちゃんも聞こっかな♪
ラヴィ)ありがとう、それじゃあ...どこから話そうか。
あれは...そう。三ヶ月前の出来事だった。そんな語りから始まった。
アリス)(前のレジェンドオブアストルムが終わった日...それと、三ヶ月のメンテナンス&リニューアル。そして、ウツロ様が亡くなった日に...重なりますわね。私は現実世界にも適応できる人型のAIロボットという事で現実世界に帰還したのですが、ウツロ様は...)
そんな事を考えていると。
ある日、僕はアストライア大陸にやってきて住民を拐うように指示されたんだ。
言っておくけれど、一人たりとも拐っていないよ。
それはそれとして、だ。
近くの住民を拐おうとした僕の前に、片脚と、片目、片腕が潰れてボロボロになった人間が立ちはだかったんだ。
それが、僕とナナシウツロ先輩との初めての出逢いだったんだ。
三十六話でした!楽しめるストーリーを目指して行けたらなと思っています!