青年接続姫   作:ヨシロ

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記念すべき?四十話です!これからもよろしくお願いします♪


四十-兎の過去-五-

二人が見世物小屋を歩いて十分後...ようやく見世物小屋から脱出する事ができた。

 

虚)......

 

虚は気絶していた。武装の一時複製を大量に行い過ぎた弊害が出ているようで、呼吸が止まりかけていた。

 

ラヴィ)もう少しっ...もう少しで救急室に。つ、着いたぁ...!

 

ラヴィも息が絶えそうになっていた。

救急室にある回復ポッドの中に無理やり虚を押し込み、ラヴィは倒れるようにポッドに寄り添って眠っていた。

 

その頃。

 

ムーナ)さぁて、名無虚くんの遺体を回収しに行かなくては、ね。コマンダー?

 

コマンダー)はい、こちらに。

 

ムーナ)名無虚くんの遺体に傀儡の月魔術刻印を刻み込んで、太陽を殲滅する...ふふっ素晴らしい作戦じゃないかしら。

 

コマンダー)それが主様の望みなら、私は従うのみです。

 

ムーナ)もう...面白くないわね。ま、それが貴女の魅力よね。いいわ、捕獲に行きましょうか。

 

ラヴィ)...ん。

 

眠たい目を擦りながらぼやけた景色を認識すると、目の前に虚が立っていた。

 

ラヴィ)!目覚めたんだな...良かったっ...!?

 

虚に気を取られていたが、虚の前にコマンダーとムーナが待ち構えていた。

 

ムーナ)ふーん、その役立たずを庇うんだ?メリットが無いでしょうに。

 

虚)舐めるなよ、俺は先輩だからな。後輩を守るのは当然だろうが。

 

コマンダー)あまり賢い選択ではございません。死んでしまいますよ?

 

実際今の俺じゃあムーナとやらどころかコマンダーという少女にも勝てない、確実にやられる。だけど、虚にとって今戦う理由はそれだけで充分だった。

 

ラヴィ)虚...君はっ!

 

虚)早く逃げろ。お前まで殺されちゃ意味がない。早く、行けっ!!

 

ラヴィ)...っ!!ごめん!!

 

ラヴィが救急室から出ようとするとコマンダーが短剣を投擲して首を刺そうとする。が、それは虚が腕に突き刺させる事で食い止めた。

 

コマンダー)!

 

ラヴィ)っ...

 

そこから、私はがむしゃらに逃げた。ひたすらに...

月面基地中を駆け巡って...最終的に、とてつもなく嫌だったけれど別のルートで見世物小屋に籠るという選択をした。それから...二ヶ月と数週間。とある客人が異世界からやってきたという知らせを聞いた。それが...

 

今に戻る

 

アリス)私...ですの?

 

ラヴィ)あぁ、そういう事だよ。

 

一同)...

 

沈黙が続いた、あまりにも重い話を聞いた三人は黙りこくってしまっていた。

 

シズル)そんな事があったんだね...

 

リノ)その...辛くなかったですか?私なら、好きな人がそんな事になったら...

 

ラヴィ)うん...僕もそう思うよ。僕もとても辛かったから...

 

そんな事を話して、ようやくアストルムに到着した。




四十話でした!疲れた...
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