アリス達がアストルムへ帰還する数時間前。
ティアナ)...そうですか、事態は把握しました。後は私達が行いますので下がってください。くれぐれも国民の皆さんに不安を与えないようにお願いしますね。
王宮兵士)はい!失礼致します!
焦ったように、ティアナの前から立ち去る兵士を見送ってから。
ティアナ)もう出てきて大丈夫ですよ、キャルちゃん。
その呼びかけに応じるように空間が一瞬歪み黒髪の少女が現れた。現れるなり溜息を一つつき。
キャル)あんたってほんと...
ティアナ)?
キャル)いや、なんでもないわよ。それはそうと、どうするの?今の話って...
ティアナ)はい。月からの不自然な光...ネネカさん達曰く超高密度の魔力らしいですが。その件についてです。
連日対処を求める声が届いていまして...
アストルムに入ってアリス達に会うのを楽しみにしていた。国民が月に不自然な光が見えるから、対応をお願いしたいとひっきりなしに面会を求める声が多かった。下手に不安を与えないようにしっかり面会を全て応じてしまっていたので、正直ティアナは寝不足だ。
キャル)一応言っとくけど、魔術で誤魔化すのも無理があるんだからね?その辺りちゃんと分かってるわよね?
ティアナ)ごめんなさいキャルちゃん...でも、私に今出来る事はこれしかないですから。もうちょっと、ね?
キャル)はぁ、あんたってほんとバカよね。ほんっとにしょうがない奴よ。
ティアナ)ふふっ♪そういう所大好きですよ、キャルちゃん。
キャル)はいはいあーりーがーとーうー、聞き飽きたわよ全く。それよりもユウキやアリス達はまだなの?
ティアナ)ユウキ君達はそろそろ帰ってくる筈ですよ!
アリスちゃんはいつなのか...
キャル)そう...ん?なんか慌ただしいわね。
ガチャガチャと音を立てながら、王宮兵士が扉を思い切り押し開いた。
王宮兵士)はぁっはぁ...!ご...ご報告です!侵入者です!!
ティアナ)大丈夫ですか!い、いえまず。侵入者は何人ですか!?
王宮兵士)そ、それがっ!...!?うわぁあああ!!!
王宮兵士が突然壁に吹き飛ばされ激突しそうになるが、
キャル)っち!!(杖をかざし魔法を唱える。)
壁に小さな爆発を起こし風圧で激突に勢いを殺す。がそれでも兵士は気絶してしまった。
ティアナ)あ、貴女は...コッコロちゃん?
唖然とする二人の前に現れたのはコッコロだが、細かい装いが違う。
コマンダー)これは王女陛下、突然の来訪お許しを。私は主様の命を受け貴女達の命を貰い受けに参りました、コマンダーと申します。以後お見知り置きを。
一丁の魔銃をホルスターに挿し、短めのショートスピアを振りかざす少女だった。
四十一話でした!ストーリーを進める感じってなんか
好きですw