蒼黒の騎士)...
ムーナは蒼黒の騎士と睨み合って...やがて。
ムーナ)...そう。ま、精々足掻いてみると良いんじゃないかしら。それじゃあね、ふふっ♪
コマンダー)主、様?
ムーナ)好きにしなさいな、コマンダー。貴女はもう必要ないわ。
身勝手に言い放ち、ムーナは身を翻して去っていく。
コマンダー)...そんな。(膝から崩れ落ちる。)
蒼黒の騎士)サァ、ドウスル?
コマンダー)どうするとは、なんですか。今更、ムーナ様を裏切れとでも?
蒼黒の騎士)オマエガキメロ、オレハネガイニコタエタダケダ。
コマンダー)ね、願い?
蒼黒の騎士)オモイダシタノダロウ、タイセツナモノヲ。デナケレバ...タスケテ。ナドトオマエハイワナイダロウ?
コマンダー)...!それは。
蒼黒の騎士)オレハジュンビヲスル。オレヲタオシタイナラカカッテコイ。ダガ...
コマンダー)だが?
蒼黒の騎士)...モシカツテノアルジト、トモニアリタイトネガッテイルノナラ。アキラメタクナイノナラ。ツイテコイ。
コマンダー)!...それもまた、良いのかもしれませんね。少し、考えてみます。今の私は...かつての主様に顔向け出来ませんからね。
蒼黒の騎士は応えずに去っていった。コマンダーは月面基地のガラスから外を見て...
コマンダー)私は、どうすれば良いのでしょうね。
その時、地球...月人達で言う太陽から眩しい光が発していた事をコマンダーは視認した。
コマンダー)来ましたね、太陽の方々...今更どうすれば良いのかも分からない私を、踏み潰してでも。貴方達は進むのでしょう。
月面基地の廊下を歩きながら、コマンダーは決めておいた最期の地点へと脚を進める。ムーナの部屋に辿り着く為に構造上必ず通る大広間。そこでコマンダーは迎え撃つ事にした。最早意味の無い忠誠を示すために。
その頃...
ティアナ)ここが...コマンダーちゃん達の?
アリス)はい、お姉様。ここが月人の本拠地...月面基地ですわ。
キャル)意外と綺麗な所なのね、さっさとぶっ潰しちゃいましょう。
コッコロ)...賛成したいですが、まずは和平でございますよキャル様。
ユイ)そうだよキャルちゃん。絶対に勝たないと...仇討ちも出来ない。
レイ)ラヴィにしっかり華を備えてあげよう。必ず...
ヒヨリ)勝って帰ろうね!これ以上犠牲なんて見たくない!
ユウキ)...。(深呼吸)
コッコロ)主様...。
ユウキ)皆、行こう!必ず勝って、無事に帰ろう!!
全員)おぉーーー!!!
こうして、太陽の英雄は仲間を率いて和平の為に、そして仲間の為に月面基地の攻略を開始した。
四十七話でした!