────いよいよ子供達へのインタビューも終盤ですね!ここで前回のあらすじッ!前回は「紅魔の姉妹編」を執筆!そして今回とうとう私は「最後の4姉弟編」の執筆に取り掛かる事にしました!!
「お姉様、誰に言ってるの……?」
────この流れも今では定番になりましたね!それでは魅玖、早速ですがあなたへインタビューを始めたいと思いますっ!
「あ、うんっ!いいよっ!」
────あなたは元は父上の隠し子でしたよね?何故、我々に姿を現す事にしたのですか?
「私は……私自身が隠し子だって事も知らなかった。お母様がね、『お父様は生きているけれど今は少し会えない状況』みたいな事をずっと言ってたの」
────ほうほう?
「だから、ずっとお父様に会いたかった」
────父を訪ねて三千里、ですね。
「因みに、お父様は私の存在を知らなかったから、隠し子が居るって事すら知らなかったんだよね」
────そう、みたいですよね。紅魔館でのあの暴露の仕方から察するに、そんな感じはしました。衣玖さんが魅玖の存在を秘匿していたのですよね?
「うん。お父様の合意無しで子供を作ったからって理由で……後から冷静になって、余計に、そう簡単にバラせなかったみたい」
────これ以上は聞かないでおきます。少々、センシティブな内容になりそうなので。
「せんしちぶ……?」
────時に魅玖。あなたは確か、天界の施設を抜け出して地上の施設に通うようになったとかいう話を聞きましたが?
「どこから聞いたのそれ」
────秘密です。記者には独自の情報網があるものなのですよ。で、何かコメントはありますか?
「ノーコメント。まだあんまり広めたくないもん」
────うーむ……では先のお楽しみという事で、今回は引き下がりましょうか。この件については、いつ頃話してくれます?
「9月末頃かな〜?あと5日くらい?」
────それではもう少しですね。次に、最近はどのような特訓をしているのです?
「息を合わせて攻撃する特訓。私は、霊愛お姉様や霊麗お姉様と違って巫月お姉様、緋月の3人で力を合わせてるからさ、中々合わせるのが難しくて」
────成程。
「だからね、一度お父様の紹介で、プリズムリバー三姉妹と戦ったよ。あんな息ピッタリな弾幕……もう惚れ惚れしたなぁ……」
────結果はどうだったのです?
「……惨敗。負けちゃった」
────!?
「巫月お姉様が居て負けるなんて、サイアクだよ。お姉様の顔に、経歴に……泥を塗っちゃったし。でもお姉様が1人で戦った訳じゃないから、ノーカンでイイと思うけどね」
────姉上は何と?
「『ノーカンじゃなくてもいい』って言ってたよ。私が足を引っ張ったせいなのに……」
────流石、姉上ですね。
「ね。やっぱり、私じゃ勝てないな」
────ところで、インタビュー序盤頃と口調が全然違うような気がするのですが。
「……あなたのような勘のいいお姉様は嫌いだよ」
────ひっ!?
「ふふ、冗談冗談」
────今の殺気、ほぼ本物なのでは……恐ろしや恐ろしや……。最後に、両親を飴と鞭で分けると一体どうなりますか?
「お父様は飴、お母様も飴かな?飴と鞭って感じがしないっていうか……」
────ふむふむ。ありがとうございました。
◆
────というワケでやって来ました後戸の国。これは母上に頼らざるを得なかったのが残念です、私個人では後戸の国へアクセスが効きませんから。
「お父さんに頼れば良かったのに」
────ぶっちゃけ一番手っ取り早いですしね。ですが諸事情により父上はダメなのです。なので、隠岐奈さんと交流のある母上に頼むしかなかった、という訳です。これからは、阿弥が私の声に応じてくれると有難いのですが……?
「ダメだよ、今謹慎中だもん」
────みたいですね。先日のフランさんのあの一件が原因、ですよね?
「うん。お父さんからこっぴどく叱られた後……次はお母さんにハチャメチャに叱られたよ。で、今は、監禁されてる。軟禁かな?まぁ、監禁だね」
────そんな状況下でよく阿弥を私に会わせてくれましたね、隠岐奈さん。やはり賢者……。
「巫月お姉ちゃんだったら、ダメだったと思うよ。穹お姉ちゃんには、私を外に連れ出せないじゃん」
────うっ。
「そういう能力じゃないから仕方ないし、私もこの監禁は仕方ないと思ってるから、抜け出す気は全く無いけどね。それで、インタビューはまだ?」
────あ、はい。では阿弥、あなたの能力は、かなり凶悪な概念系と伺っておりますが……?
「別にそんなに凶悪じゃないよ。使い方によっては世界を滅ぼせるかも、ってだけ」
────十分に凶悪なのでは?
「軽く使えば平和だもん。今は……お母さんに能力を封じられてるから使えないんだけどね」
────それは残念です。ではあのような騒動を起こすに至った動機を教えて頂けますか?
「挨拶回りした時にも言ったでしょ。ただの興味」
────ただの興味で、父上のハーレムにヒビを入れるような事をされるのはたまったものじゃないですから……今後はやめて頂けると助かります。
「もうしないってば。お父さん、キレると案外容赦しないみたいだから……」
────どのように怒られたのです?
「ノーモーション放電、ゲンコツ、お尻ペンペン」
────?
「いやホントに痛かったもん。もう勘弁」
────懲りたのならそれはそれで有難いです。流石にアレは私も困りましたし。父上が姿を消したせいで追っかけもできず、ストックした筈のネタも尽きたので子供達へのインタビューを始め、繋ぎとした訳ですから。
「あ、そうだったんだ。これも私のせいか〜…………ちょっとごめんねお姉ちゃん」
────ちょっとごめんねとは。
「え?ちょっとはちょっとだよ、ふふ……」
────あなたが不思議ちゃんだというのが少し分かった気がします。
「……?」
────うーむ、もう少し色々と聞きたいことがありますが、今の私では言葉に纏めきれないので、またの機会とさせて頂きますね。最後に両親を飴と鞭で分けてください。
「鞭と鞭」
────ありがとうございました。
◆
────という訳で、お次は雷三姉妹の3番目、緋月にインタビューです。
「よろしくおねがいしまーっす!」
────宜しくお願いします。早速なんですが、緋月は、姉上とは違い寺子屋などに通ってはいないそうですが……?
「うん!おうちでのんびり!」
────勉強の類は?
「してない!やだもん!!」
────そうなんですね。姉上とまるっきり違う教育方針のようですね。
「きょーいくほーしん……?」
────これはこれで、良いのやら悪いのやら、ですかね。いえ、他の家庭のやり方に口出しをする権利は無いので何も言いませんが。
「?」
────両親を飴と鞭で分けるとどうなります?
「…………?」
────あなたから見た場合、どっちが優しくてどっちが厳しいですか?
「んー……えすかるご、きびしい……。れーせんね、やさしいよ!」
────おおっ。どこら辺が厳しいのですか?
「おべんきょー、させようとしてくるんだ。いまのわたしくらいで、おねーちゃんはべんきょーしてたから……って」
────ふむ……。父上の子供達は大抵が何らかの方法で勉強していますからね、緋月もそう言われてしまうのは仕方ないのかもしれません。
「れーせんはべんきょーしなくていいって言ってるのに、えすかるごは、それはだめだって……」
────うーむ……何とも言えませんね、これは。遊んで暮らすのもそれはそれで楽しいと思いますがある程度の教養があった方がいいのも事実……。
「きょーよー……?」
────私も、少しくらいは勉強した方がいいと思いますよ……。
「えー」
◆
────遂に来ました大トリ霊魔!宜しくお願いします!
「よ、宜しく……」
────元気が無いですね、どうしたんですか?そして何故、霊麗の後ろに隠れてるんです?
「……穹お姉ちゃんが、テンション高いから……」
────え?
「霊魔は人見知りだからね、普段から喋らない人と話す時はこうなっちゃうの。だから今回は私が壁役やるね〜」
「ありがとお姉ちゃん……」
────えぇ〜……姉にも人見知り発揮しますか。
「あの……えっと、その……まだ……慣れてない、だけだから……慣れたら大丈夫……」
────そ、そうですか。それでは、このままで始めさせて頂きますね。まず……現時点で、あなたは末っ子ですよね?その割に、緋月よりずっと貫禄があるというか、なんというか。まるで2歳くらいの差があるように思えます。
「そ……それってどういう……僕、老けてる?」
────いえいえ、そうではなくてですね。まぁとにかく、悪い意味ではありませんよ。大人っぽいみたいな意味だと思って頂いて構いません。
「そうなんだ、まだ1歳にもなってないけど」
────そうでしたっけ。ああ、もう少しで1歳ですか。人の子より成長がずっと早いのですよね。天狗の子も割と成長が早いですよ、生まれつき人型だったらですけど。
「へー」
────あなたの能力は何ですか?判明はしてるという話だけは聞いているのですが。
「《玉を操る程度の能力》……だけど」
────見せて頂くことはできますか?
「…………うん」
────?けん玉を取り出してどうしたん……う、うわあああぁぁっ!?
「……手元のけん玉を動かせば、僕が出したけん玉も同じ動きをする。見ての通り、触れば感電するし、痺れるよ。でも雷だけの発射は出来ないの」
────成程〜、父上の雷武器シリーズのようなエネルギーに形を与えて武器とする技術ですね……!いやしかし手に持たなくても操れるというのは凄いですね、これなら身を隠しても戦えますね!
「うん。この前の第二次吸血鬼異変?の時は部屋に隠れて戦ったよ」
────モルモーさんが配下を連れて侵入した、あの件ですね?霊魔も参戦していたのですね……!
「僕……強くないけど、弱くはないもん。お父さんとお母さんの子……だからね」
────
「……ん。その時は……僕が勝つよ」
────憎らしい程に自信満々ですねェ。
「お父さんがね、『自信を持つのは良い事だ』って言ってたから。妖舞お兄ちゃんより強い自信ある」
────大きく出ましたね、今となっては妖舞もそれなりに強いですよ?
「知ってる。たまに遊んでるから。その上で、僕が勝つ自信、ある」
────ではいずれ、兄弟対決を記事にしても?
「いいよ。僕はただお父さんとお母さんに恥じない戦いをするだけだから」
────妖舞と違い無謀な感じがしませんね……。これが博麗の巫女の息子……数年後には私も負けそうです。今のうちに鍛え直しておかなくては。
「それで、お父さんとお母さんを飴と鞭で分けるとどうなるか、だけど……」
────うぇっ!?み、未来予知!?
「……あ。ごめん、お姉ちゃん達から聞いてたから、考えといたの」
────あ、いえいえ大丈夫です、すみません!それで、霊魔から見たらどうなりますか?
「……鞭と鞭。お父さん、修行の時は凄く厳しい……お母さんもだけど」
────成程、父上は意外にも厳しいと。父上、案外甘いだけではないのですね。厳しく接している家庭もそれなりに多くありました。これは、認識を改める必要がありそうです。
「お父さん、強いし厳しいよ。ね、お姉ちゃん」
「うん。一筋縄ではいかないよね、色んな意味で」
「……?」
────ありがとうございました。