《ガールズ&パンツァー 》─銀の行く道は奇々怪々─   作:如月 霊

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駄文です


第弐拾四話 銀、黒森峰に降り立つ

黒森峰の学園艦が現れてから約一時間後、黒森峰での会議が決定し、エリと皐月、そして生徒会長の佐賀由季奈は黒森峰の学園艦へ1式陸攻で降り立っていた。

 

「着きましたね、理事長」

 

グラウンドに着陸した一式陸攻から降り、グラウンドを見回しながら皐月がエリに向けてそう話しかけてきた。

 

「そうだね…丁度、黒森峰側の迎えも来たみたいだし」

 

此方に向かってくる軍用車を指差し、言った。そして、エリ達の前で車が止まり中から見慣れた顔が降りてきた。

 

「黒森峰女学園生徒会長、黒蜜秋で…エリ!?生きてたの!?」

 

黒森峰女学園生徒会長、黒蜜秋。黒森峰に居たときは戦車道の予算関係でよく激突シタナー…

 

「あ、ああ。何故かね」

 

「良かったわ~エリが死んだって言われて…お葬式、無駄になっちゃったわね」

 

おいー!葬式!?葬式もうしたの!?

 

「そ、そう。──ああ、私が鈴鹿総合学園理事長の逸見エリでこっちが秘書官の加藤皐月「どうも、加藤です」…で、こっちがうちの生徒会長の佐賀「佐賀由季奈です。よろしく」だ」

 

皐月と由季奈が一人一人軽く会釈した。

 

「加藤秘書官に佐賀会長ね。よろしくお願いしますね。じゃ、エリ、学園長室に案内するわ。乗ってよー」

 

車の扉を開けられ、その中に乗り込む。

 

「ん、出して」

 

「わかりましたー」

 

秋がドライバーをしている生徒に車を出すよう言うと車はゆっくりと走り出して行った。

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

<学園長室>

 

「お久しぶりです。佐藤学園長」

 

学園長室に入るなりエリは黒森峰の学園長に対してそう言った。

 

「い、生きてたんですか?逸見君」

 

「ええ、はい、なんとか…」

 

「それは良かった。さ、どうぞ掛けて」

 

学園長からソファーに座るよう促される。

 

「では、失礼して…」

 

「「「失礼します」」」

 

皐月に由季奈、秋もソファーに腰掛ける。

 

「─にしても、あの学園艦。あれが君の言っていた学園艦か?」

 

佐藤学園長は開口一番にそう聞いてきた。

 

「ええ、自分はあの学園で理事長をしています。この二人はこっちが自分の秘書官とこっちがうちの生徒会長です」

 

「秘書官の加藤皐月です」

 

「生徒会長の佐賀由季奈です」

 

皐月達が自己紹介し、それに佐藤学園長も自己紹介を返す。

 

「どうも、私が黒森峰女学園学園長の佐藤幹です」

 

「所で佐藤学園長、黒森峰のこれからの航路はどうなってますか?」

 

黒森峰のこれからの航路を聞いた。このまま熊本県に行くなら追従して向かいたい所だ。

 

「航路?それなら確か…ああ、3日後、熊本港に入港する予定になっているな」

 

しめた!

 

「佐藤学園長、うちの学園艦も黒森峰と熊本港に入港出来ませんか?うちの学園艦は漂流してたこともあって現在海域が分からないんです」

 

そう言うと学園長は軽く上を向き、思案すると何か思い付いたのか此方を向き口を開いた。

 

「─良いでしょう。港には今空きがあった筈だから連絡しておきましょう」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

「「ありがとうございます!佐藤学園長!」」

 

有難い…!やっと陸に行けるのか!

 

「…ああそうだ!逸見君。帰る前に教員室に顔を見せて来るといい。きっと喜ぶさ」

 

「は、はい。教員室には行きますが…佐藤学園長、自分の葬式って一体…」

 

エリは佐藤学園長に黒森峰に着いてから気になっていた自分の葬式について質問した。

 

「…ああ、それか。君の葬式があったんだよ。あの大会から一週間後位に西住流が執り行って。墓は西住流の本家に立っているらしい」

 

わーお…マジかよ…

 

「それは…陸に着いたら西住流に顔を出しに行かないとですね…」

 

「そうだな。一度行ってみるといい」

 

「…それじゃあ、機甲科に顔を見せて帰りますか…」

 

「私は生徒会室に戻りますかね…」

 

エリ達はそう言ってソファーから立ち上がる。

 

「あ、ああ。わかった。だが、本日は機甲科は陸に休暇中だからいないぞ?」

 

「分かりました。なら、教員室に寄ってから帰りますね」

 

「失礼しました。佐藤学園長」

 

「「「失礼しました」」」

 

扉を開け、退出する前に一言だけ言い、学園長室を後にした。

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