《ガールズ&パンツァー 》─銀の行く道は奇々怪々─ 作:如月 霊
営倉
「─で、食料泥棒はどんな感じにしてる?」
営倉の前に着くと部屋番に着いていた生徒に質問した。
「はい。食料泥棒はミカと名乗っておりカンテレを弾いてますよ」
「ミカかぁ…よし、鍵開けてくれ」
「あ、危ないですよ?」
「大丈夫大丈夫、コイツ、一応知り合いなんだよ…」
そう言うと「わかりました」と言って営倉の鍵を開けてもらった。それからエリは営倉の中に入る。
「黒森峰じゃなくてうちにも食料泥棒に来んなっての」
「─!?エリ!?生きてたのかい!?」
ミカはエリの顔を見るなりそう言ってきた。
「なんとかね。で、なぁ~んでミカはうちで食料ドロして捕まってんの?てかなんでいるの?」
「…風に教えられたのさ」ポロロン~
カンテレを弾いていつも通りだなぁ…
「どーせ黒森峰に忍び込んだのがバレてうちに乗り込んで来たって所だろうけどさ」
「…か、風のままに来ただけだよ」ギクッ…
おい、いまギクッ!ってなったぞ!
「…ったく、実家から仕送り有るでしょ?千代さんならしてそうなんだけど」
「戦車道に消えマシタ…」
コイツは…
「次したら千代さんとありすに報告n 」
「そ、それだけは!それだけはやめて!またお小遣い減らされてしまう!」
報告しようかと言いかけるがミカの必死な懇願により消え去った。
「…今回だけだからね」
「た、助かるよ」
「はぁ…アキには知らせるからね?」
「それもかんべ「知らせるからな?」…アッハイ」
アキに知らせんだらどうやって送り返せばいいんだか…
「後で継続までは私が乗せてくわ」
「本当かい?助かるよ」
航空機出した方が良いだろ。速いし
「ミカは理事長室に連れていくから営倉の警備はもういいよ」
「はい!わかりました!」
部屋番にそう伝えて営倉を出る。
「世話になったね」
「本当にだよ。さ、行くよ」
「分かったよ」
そうして理事長室に向けて歩いていった。
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理事長室
「ここがエリの理事長室かい。広いね」
ミカは執務室に入るなりそう言った。
「そう?普通ぐらいじゃないかな?」
「理事、お帰りなさい。で?そっちが食料泥棒さんですか」
「ミカだよ。よろしくね」
皐月に自己紹介をし、ソファーに腰かける。
「継続の隊長だよ。こんなだけどさ」
「こんなとはひどいね「千代さん…」…すみません」
千代さんの名前出すのが効くな。
「皐月、継続からなにか返答あった?」
「あーっと、ありましたね。アキ?とかいう人が「しばらく営倉に突っ込んどいて下さい」って言ってましたよ?」
アキェ…
「継続の学園艦の所在地は?言ってなかった?」
「和歌山沖を航行してるらしいですよ?」
継続は和歌山と…
「ミカ?お前どうやって熊本にいたんだ?」
「ん?この前黒森峰と練習試合をした時にね、忍び込んだんだよ。たしか…5日前かな?」
「えぇ…」
私はミカ=島田ミカ説を押したい。