《ガールズ&パンツァー 》─銀の行く道は奇々怪々─ 作:如月 霊
どうやって黒森峰に忍び込んだのかと問うと、どうやらミカは5日前に行われた黒森峰との試合終わりに忍び込んでいたようだった。
「5日も良く乗ってましたね…」
「ま、まぁいいや。鹿児島沖なら一式陸攻で送って行けるな」
「一人で行くとか言わないで下さいよ?この間落とされたばっかりなんですから」
そう言って釘を刺される。いや、まぁ、そうなんだけどあれって神様の都合で…「ダメですからね。護衛機くらい着けてってくださいよ」
「…私まだ何も言ってないよ?」
「大体分かりましたよ」
「で、ミカさんを継続まで一式陸攻で送っていくのですか?」
「ああ、山岡中尉の一式陸攻あったよね?あれで行こうかなって」
エリの考えを聞き、皐月は思案した顔になる。
「…わかりました。航空隊から護衛機を着けてもらうように頼んでおきます」
「頼むわ。…っと、忘れる所だった。後さ、缶詰めの食料ってたしか余ってなかったっけ?」
いつぞやの書類で見た気がするのだ。
「いやーそうです、ね。はい、ありましたよ!備蓄缶詰め総数量4割過剰みたいですね」
4割過剰なぁ…
「過剰分から一割くらい出せるか?」
「過剰分から一割ですか?出せますが…」
過剰分一割くらいなら出せるという。
「継続に一応支援だって渡そうかと思ってさ」
「継続にですか?」
「そ、コイツにまた忍び込まれたらたまったもんじゃないから」
そう言ってミカに話をふるがどこ吹く風だ。
ポロローン~♪
「てな訳で過剰分一割出してくれる?一式陸攻で空中投下してもらうから」
「わかりました。では、第二航空隊第一分隊、第五航空隊の一式陸攻をだしてもらうように打診してきますね」
「豪華だね」
ミカはそうほざいている。お前が来たからだがな!!
「では」
「ああ、頼んだ」
「お願いするよ」
皐月は執務机に置かれた書類の束を持ち、執務室を後にしていった。
「そう言えばミカ?」
「どうしたんだい?」
「ミカってスカイダイビングはしたことある?というか出来るの?」
ミカにスカイダイビングを出来る出来ないの有無を確認する。
「スカイダイビングかい?したことはないけど…出来ないことは無いと思うよ?」
「そう。なら、ミカ。継続まで行ったら食料と一緒にダイブね」
降りれないだろうしな。ダイブしてもらうしかないだろう。
「ダイブか…楽しんでみようかな」
「ほぅ、そう言ってくれるんだ。あの学園艦に陸攻で着陸、離陸出来る距離のある直線の道とかなかった筈だから助かるわ」
あの学園艦はなぁ…真ん中に艦橋があるってのがなぁ…
まぁ、てな訳で継続高校ではスカイダイビングが決定したミカであった。