《ガールズ&パンツァー 》─銀の行く道は奇々怪々─   作:如月 霊

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駄文です


第四拾伍話 ミカ、降下する

数時間後~

 

「理事!継続高校の学園艦が見えてきましたよ!」

 

数時間がたった頃、機体前方2、3キロ先を航行する学園艦を視認した。場所から継続高校だろう。

 

『こちら継続高校学園艦。そちらの編隊が本艦に接近中なのを確認した。そちらの所属と飛行目的を示してください』

 

継続高校側から無線が入ったようだ。

 

「こちら鈴鹿総合学園所属一式陸攻。貴校の戦車道隊長を送迎中なり」

 

がそう返答する。

 

『そうか…ミカが…感謝する』

 

するとスピーカー越しに管制官が頭を抱えているのが分かった。

 

「着陸不可と判断し、甲板上にパラシュートにて降下させる。問題ないか?」

 

『パ、パラシュートか?…分かった。航路そのままで降下させてくれ』

 

「了解」

 

管制官から戸惑いの声が聞こえるがミカの降下が決まった。

 

「ミカはん!降下用意してください!」

 

山岡が前を向きつつ降下用意を指示する。それを聞き、エリはヘッドセットを掴みミカと共に住次郎がいる区画の後ろにあるハッチを開きその中に入る。そこは防音対策がされていないためエンジンの騒音が轟いている。

 

「じゃ、着けさせるからね!」

 

エリはミカにパラシュートを背負わせ、支援物資(過剰分缶詰)を着ける。

 

「─よし!準備完了!」

 

ものの数分で装着を完了させ、無線機で山岡に知らせる。

 

「理事!後数十秒で降下できるで!もう扉開けて待っとり!」

 

そう言われ、エリはミカを機体横のハッチに誘導する。

 

「さっきも言ったけど飛び降りたら五つ数えて肩のこれ!この輪っかを引っ張る!」

 

「これだね!」

 

肩の輪っかを確認する。

 

「そう、それ!そうしたらパラシュートが開くから!横から垂れてきた輪っかで操縦できるから!OK?」

 

「分かったよ!」

 

改めて降下の説明をし、ミカから了承を得てからハッチを開く。風がビュービューと機内に入り込んで来たり荒れている。

 

「山岡さん!まだか!」

 

風の轟音の中、無線機に向けて叫ぶ。

 

『もういけますで!』

 

「よし!ミカ!行けるぞ!」

 

「ああ!お世話になったよ!」

 

ミカはそう言って支援物資を抱えつつハッチから飛び降りる。それからハッチから顔を除かせるとパラシュートが開き、順調に降下しているのが確認出来るとハッチを閉め、中間のハッチを開けてコックピット内に戻る。

 

「ミカはんちゃんと降りてかはりましたか!理事!」

 

風の轟音が止んだことで山岡が聞いてくる。

 

「ああ!ちゃんとパラシュート開いて降りてった!」

 

「そらよかったですわ!住次郎!」

 

「分かりましたよ!」

 

そう言って住次郎は管制官に連絡を入れる。

 

「こちら一式陸攻。貴校の戦車道隊長は降下された。回収は任せた」

 

『こちら管制塔。こちらも降下を確認した。送迎感謝する』

 

管制塔からの返答を聞き、護衛機にも知らせる。

 

「第二航空隊各機に知らす。目標の降下は成功した。これより学園艦に帰投する」

 

『『『『了解!』』』』

 

スピーカーから護衛機からも了解と来たのが分かった。

 

「よし!理事!ちゃんとベルトしといてくださいや!帰りますで!」

 

「それじゃあ、頼むわ」

 

そうしてエリたちは継続高校の上空を旋回し、鈴鹿総合学園艦まで来た航路を再び飛んで帰っていくのだった。




おまけ

山岡「理事、ミカはんにライフジャケット着けなくてよかったんで?」

エリ「大丈夫だろ。ミカってあの…ンンッ!みたいに生きてそうだし」

沖海「(大丈夫なんだろうか…)」

ミカ「どうやって降りよう…」プラーン

マストに引っ掛かってる。
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