《ガールズ&パンツァー 》─銀の行く道は奇々怪々─   作:如月 霊

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駄文です


第四拾八話 大洗、戦車譲渡が決まる

「後!実は向こうから戦車の譲渡の話が来てるんだよね~」

 

 

「「「「「「戦車の譲渡!?」」」」」」

 

これにはみほも驚いた。普通の学園はそんな簡単に戦車なんて譲渡する事は出来ない筈だからだ。(鈴鹿総合は神からの支援があるし整備科、機械科の面々がヒャッハー!しているのとゲーム時代の積みがあるから出来ることである。)

 

「何の戦車が譲渡されるでありますか!」

 

戦車好き、戦車オタクの優花里が杏に迫る。

 

「河嶋~」

 

「はい。鈴鹿総合学園から譲渡される戦車の詳細はまだ分かっていない」

 

杏に説明を振られた桃が手に持っていたバインダーに挟まれた書類をめくり説明してくれた。

 

「決まってないんですか?」

 

「気になりますね」

 

「試合後のお楽しみに~だってさ」

 

杏はやれやれと仕草をする。

 

「じゃあ会長!この不肖秋山優花里!鈴鹿総合学園に潜入して来ても宜しいでしょうか!」

 

優花里がそう杏に潜入の是非を問う。

 

「うん、そうだね~一応潜入して来てもらった方が良いかな~」

 

干し芋を噛りつつそう返す。

 

「…でしたら、制服がないのでは?平行世界の学園艦なら制服が入手できるのですか?」

 

華がそう考察する。

 

「そんな事も無いみたいなんですよ。黒森峰副隊長だった“逸見エリ”殿の写真で着ていた服とそっくりだったんですよね」

 

「で、その服をコスプレ屋が売ってて私一着持ってるんですよ」

 

「「「「「逸見エリ?」」」」」

 

「あのワニのこと?」

 

みほ達は逸見エリという言葉に引っ掛かった。

 

「黒森峰の副隊長だった逸見エリ殿です。ああ、今は違いますよ?」

 

「副隊長?この前調べたらこの間の逸見エリカって人が副隊長になってたけど?」

 

沙織が確か~と言う。

 

「エリ殿は2年程前の黒森峰中等部時代の副隊長でありました。ただ、男性だったため公式戦には出れずに練習試合で暴れまわっていたんですが初めての公式戦だった昨年の大会で…事故に巻き込まれて行方不明になってしまっているんです」

 

「事故!?戦車道って安全じゃないの?」

 

沙織がそう叫ぶ。安全には配慮されてはいる。エリの事故を戦車道の安全にいれるのはあれであろう。…神の仕業だったわけだし。

 

「エリ殿の戦車が濁流に流されて他の生徒は助かっているんですがエリ殿だけ戻らなかったそうです」

 

「ただ、それが理由で戦車道の安全管理意識が上がったみたいです」

 

優花里の説明で沙織が納得したところで今度は麻子が質問する。

 

「…喫茶店でのあの女と関係あるのか?その逸見エリは」

 

「…エリさんはエリカさんとは血縁はない筈です」

 

みほがその質問に答えた。

 

「エリさんはその鈴鹿総合学園の生徒さんで、」

 

「そうだったんだねぇ~」

 

「練習中に黒森峰に航空機で墜落してきたんです」

 

「えぇ…」

 

桃がなんとも言えない顔になる。

 

「よく生きてたね、その子」

 

「本当にですよ」

 

そうして、エリの話が一通り収まったところで優花里が再び話を振った。

 

「…では、会長!自分家に潜入用意をしに戻ります!」

 

「ん、たのむねぇ~」

 

「では、私達も失礼します」

 

「「「失礼しましたー!」」」

 

そう言って優花里達は生徒会室を後にしていった。

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