《ガールズ&パンツァー 》─銀の行く道は奇々怪々─   作:如月 霊

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駄文です


第伍拾六話 銀、味方と寸断される。

「八九式、撃破確認」

 

砲手の唯がポルシェティーガーの照準器を覗きつつ報告を上げてきた。

 

「八九式か…」

 

「場所、バレましたかね?」

 

通信手の岡澤結香が心配そうに顔を上げ、聞いてくる。

 

「まぁ、十中八九バレてるだろうね」

 

「囮作戦だからねぇ~」

 

美乃が横転し、白旗を上げた八九式を避けつつ言う。

 

「これで出てきてくれればなぁ…」

 

そう愚痴りつつキューポラから身を乗り出し辺りを見回すエリ。それからしばらくして2輌のポルシェティーガーはスピードを落とさずに橋の付近に差し掛かっていた。

 

「三咲!美乃!橋だ!スピード落として!」

 

「はいよ~」

 

『わっかりました!!』

 

徐々にスピードが落ちていき、橋の前で停車した。

 

「美乃~私が先導するから降りるよ」

 

「ん?ん、任せるわ~」

 

美乃にそう伝えてからキューポラから出て地上に降り立つ。それから橋に向けて走り、橋の中腹まで行くと振り返り美乃に合図を出す。

 

「美乃ー!」щ(゜▽゜щ)

 

「はいよ~」

 

美乃も返事を返し、戦車がゆっくりと前進してくる。それからエリのポルシェティーガーが中腹に差し掛かった時、麗から無線が入った。

 

『理事ー…やられちゃいました……』

 

「麗か!何にやられた!!」

 

エリはすぐに麗に確認をとる。

 

『トリコロールの三突にやられちゃいました…』

 

歴女チームかい…

 

「わかった。そっちに仁達を…『理事!!は、橋が落とされてます!!』…なにっ!?」

 

仁達を向かわせようとしたその時、美樹から無線が入った。仁達を向かわせたポイントの橋以外は渡れるポイントが長距離に渡って無い…───まさか!?

 

「美乃!!アクセル全開!!三咲はすぐに下がってッ!!」

 

「え、え?」

 

『はい!!』

 

美乃は急に言われた指示に混乱する。

 

「いいから!アクセル踏めッ!!」

 

「死なないでよ!──ニャ!!」

 

美乃がアクセルを開き、ポルシェティーガーが進み始めると、少し前までいた位置に一発の砲弾が命中した。

 

「──」

 

エリは砲弾の飛んできた先を睨んだ。橋が崩れ始めるもポルシェティーガーは進み、エリは自身に迫ってきたポルシェティーガーに飛び乗り素早くキューポラに入る。

 

「り、理事!!」

 

結香が慌ててエリに詰め寄る。

 

「みほめ、流石に囮作戦ばっかしすぎたかな?」

 

「理事!!」

 

「わーってるよ。美乃!上手いこと避けて一旦退避!」

 

「りょーかい!」

 

美乃にそう言い無線に手を当てる。

 

「敵の作戦により、車列が寸断された」

 

『大丈夫なんですかい?』

 

仁がそう聞いてくる。

 

「大丈夫だ。……多分」

 

「いや、多分何ですか!?」

 

唯が後ろを勢いよく振り返ってきた。

 

「まぁ、大丈夫だよ」

 

「各車、ポイント──を通ってポイント───に集結せよ」

 

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