《ガールズ&パンツァー 》─銀の行く道は奇々怪々─   作:如月 霊

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駄文です


第伍拾七話 銀、ピンチをチャンスに

「いや~ピンチだなぁ~」

 

「そんなこと言ってる!ンラッ!場合ですか!!」

 

キューポラから身を乗り出しつつ笑うエリに主砲に砲弾を装填しつつ紗智がそう抗議する。今、エリ達はというと38tとチヌ、IV号から砲戦を仕掛けられているのだ!

 

「美乃ー?」

 

「なに~?」

 

車内に入り、美乃に話しかける。

 

「30秒後に180°ターンさせてポイント───に行ってほしいんだけど…行ける?」

 

「もちろん!」

 

美乃がそう返事をし、エリが時計を覗く。すると唯が抗議してきた。

 

「また敵に突っ込むんですかぁ!?」

 

「突っ込む!美乃!ブースト!……9!8!7!…3!2!1!反転!!」

 

突っ込むと断言し、美乃に反転までの秒読みを初める。

 

「はいッ!…よッ!!」

 

戦車のブーストが使われ、戦車が加速する。秒読みが終わると掛け声と共に車輌の向きが反転する。体に強い横Gがかかる。

 

「唯!!目標!Ⅳ号!!」

 

「あー!もー!!分かりましたよ!!」

 

「───撃てッ!!」

 

車体が向きを変え、再び走り始めると唯に砲撃の指示をする。

 

「───はぁ!?」

 

Ⅳ号に向かった砲弾を敵の僚車である38tがⅣ号の前に無理矢理出ることで防いだのだ。

 

「唯!Ⅳ号は狙えるか?」

 

唯にⅣ号が照準可能かと問うが、撃破した38tの影に入って狙えないという。

 

「すれ違いざまにチヌを砲撃、抜けるよ」

 

「わ、分かりましたよ~」

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

あんこうチームside

 

「は、走りながら反転した!?」

 

ポルシェティーガーが急に加速し、反転してきた。それを見ていたみほは戸惑いを見せる。180°ターンってどんな操縦してるの…

 

「み、みほさん!!」

 

「…!回避!!」

 

華によって現実に引き戻されたみほはすぐに回避を指示する。が、無慈悲にもポルシェティーガーから砲弾が放たれ、みほのⅣ号に向かってくる。

 

「──会長!?」

 

急に衝撃が走る。Ⅳ号の横を走っていたカメさんチームの38tがⅣ号の前に出て撃破、撃破された38tに衝突したのだ。

 

『こっちは大丈夫だ!』

 

『だ、大丈夫だよ~』

 

『だ、大丈夫です』

 

カメさんチームの面々から通信が入る。それからみほは再び自身に迫ってきているポルシェティーガーに視線を移し、指示を出した。

 

「アリクイさんチームの皆さん!!ポルシェティーガーから距離を取ってください!!あの戦車に…『す、すみません…撃破されました…』…っ!」

 

チヌに乗るアリクイさんチームに回避を指示するが、その指示を伝え終わる前に撃破された。アリクイさんチームも回避行動を取り、ポルシェティーガーの射線上から抜けようと奮闘していた。ただ、相手が悪かった。

 

「パ、パンター?」

 

アリクイさんチームは対岸から側面にパンターの砲撃を食らっていた。

 

「逃げるよ!!」

 

麻子がそう告げ、Ⅳ号を38tの影を利用して森へと逃げさせるのだった。対岸にはパンター、対面にはポルシェティーガーがいる。ポルシェティーガーだけならば後ろにいるカバさんチームの三突と挟み撃ちをすればよかった。ただ、パンターがいるならば別だ。三突とは少しながら距離がある。すぐには来れないだろう。

 

あんこうチームsideout

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