《ガールズ&パンツァー 》─銀の行く道は奇々怪々─   作:如月 霊

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駄文です


第六拾四話 聖グロ第二のホームグラウンド

「聖グロ生徒のホームグラウンド、か……」

 

Ⅳ号のキューポラから身を乗りだして辺りを見回しながらそう言った。試合会場は聖グロの帰港地、横須賀。土地勘がある聖グロ生徒の第二のホームグラウンドだ。試合が開始して既に40分近くが過ぎ、こちらは麗の70ラング、三咲のポルシェティーガーが撃破されこちらの戦果エリのⅣ号が撃破したマチルダⅡ1輌だけだった。

 

「隊長車から第一小隊各車!次の交差点を右折してよこすか海岸通りに出るよ!」

 

今回の鈴鹿総合の投入車輌は隊長車のⅣ号、三咲と渚、響のポルシェティーガー、仁と凛、小太郎と美樹のパンター、フラッグ車になってるあぎりのティーガーⅡ、麗の70ラングである。

 

第一小隊はエリのⅣ号を小隊長に三咲、渚、響のポルシェティーガーと麗の70ラングで構成され、第二小隊はあぎりのティーガーⅡを小隊長車にパンター全輌が配備されている。

 

「右折して!」

 

「はいよ~」

 

エリの号令にⅣ号が交差点を右折、三咲達のポルシェティーガーも続く。

 

「こっちの仕事は露払いだから、ちゃちゃと始末しましょーか~っと、左前方200に敵車!マチルダだ!!」

 

「発射!!」

 

雁行で直進していた各車から砲弾が放たれ、敵マチルダⅡを狙う。が、数発のみ当たりはしたが跳弾して撃破は出来なかった。マチルダⅡが傍にあったビルの影に隠れた。

 

「隊列そのまま、各車警戒厳!指示で直ぐに砲撃出来るようにして前進!マチルダⅡを追う!─────!」キュピーン!

 

………エ………様…ァ~!!

 

「───撃てェ!!」

 

奥から聞こえてきた叫び声が大きくなった所で無線に向けて叫ぶ。

 

「私が…えッ!?ちょッ!?キャァー!!」

 

飛び出してきたローズ率いるクルセイダー隊が次々と撃破される。車は急に止まれない─もとい戦車は急に止まれないとは正にこの事……先に撃破されたローズにぶつかる形で後続のクルセイダーも飛び出して追突、飛び出して追突と…そこで塊になったクルセイダー隊に追加で砲撃を加える。

 

「うしっ!敵クルセイダー隊壊滅っと!」

 

「で、次は~?」

 

美乃がそう聞いてくる。

 

「もちろん、あのマチルダを追う」

 

『理事。フラッグの応援っていらないんですかね?』

 

そこに後ろの響から無線で質問された。

 

「大丈夫な筈。あっちはティーガーⅡとパンターに応援に美樹もまわしてるんだよ?」

 

『そうですが…』

 

「何かあるのか?」

 

言いどよむ響に追加で質問する。すると、そこに嫌な知らせが入る。

 

『こちら仁!!敵の急襲を受けて俺と凛に小太郎、あと応援で来てた美樹も撃破されちまった!!』

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