《ガールズ&パンツァー 》─銀の行く道は奇々怪々─   作:如月 霊

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駄文です


第七拾話 銀と国家公務員と会談と

鈴鹿総合学園、応接室――――

 

エリが応接室に着くと、既に相手が来校してソファーに腰掛けていた。

 

「おまたせしました―――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“辻局長”」

 

“文部科学省学園艦教育局長 辻廉太”あの七三分けの役人様だ。

 

「いえいえ、構いませんよ。“西住理事長”」

 

儀礼的な言葉を受けつつ自分も対面のソファーに腰掛ける。

 

「辻局長、本日のご要件をお聞きしても?」

 

「なに、西住理事長なら既にご存知だと思いますが大洗の学園艦統廃合政策の件ですよ」

 

こいつ…うちにもなんか吹っ掛けようってか?

 

「はぁ、大洗を「戦車道の全国大会で優勝すれば廃校を撤回する」…」

 

うちが大洗へ戦車援助したのをチラつかせようってか?

 

「私は1ミリたりとも大洗が優勝する。なんて事は思ってもいませんがもし、大洗に優勝でもされると困るのですよ。西住理事長」

 

……原作通りなら大洗は全国大会、大学選抜を下して存続で万々歳ってな感じだったな。うちに全国大会で妨害させようってか…?

 

「癒着ですか…」

 

辻局長の言い草からそうもらした俺は悪くないはずだ。絶対思うからな。

 

「とんでもない!企業の方との“お付き合い”ですよ」

 

「辻局長。私達にこの全国大会に参加しろとでも言いたいんですか?」

 

エリは辻局長に切り込む。

 

「いえ、全国大会への申込み期限は既に過ぎてますし今更入れると外野がうるさいんですよね。西住理事長には“もし”優勝された時にすこーし協力してもらいたいだけですよ」(^^)

 

「私達がそれに協力するとでも?第一、大洗と文部科学省の“約束”でしょうに」

 

なんで好き好んで胡散臭い奴に協力しなきゃ駄目なんだか…

 

「そうですか…“乗組員の戸籍取得と学園艦のドック使用許可”でしたっけ?」

 

「⁉」

 

「私の権限で学園艦の所属先なんて除名できるんですよ」

 

こいつッ…!!

 

「ふざけてるのか!!」ドンッ!

 

エリは思わず机に拳を叩きつけながら叫んだ。

 

「ふざける?冗談を。これでも国家公務員なんですよ、私」

 

辻局長はそうあっけらかんという。

 

「こんな子供の口約束、守りでもしたら企業の関係で文部科学省、ひいては日本の立場が悪くなりますからね。どんな手でも使いますよ」

 

「自分の保身の為だろう!!」

 

「学園艦の維持に年間幾らかかるとお思いですか?実績のない学園艦を残して置くくらいなら解体してその費用を別の費用に当てる方が日本の為なんですよ!!」

 

辻局長もそうエリに反論する。

 

「日本の為、か…」

 

「私は役人でも中間ですからね。何年も前からある癒着なんて私もどうにかしようとしましたけどどうにもならないんですよ。それだけ、癒着が広がってるんですよ…」

 

「……学園艦の人の下船後の配慮。するって事ならちょっとなら協力してあげますよ」

 

「…助かります西住理事長。では、そろそろ失礼します」

 

エリの承諾を聞くと辻局長は礼を言い、応接室を出ていった。

 

「…厄介なこったな…」

 

誰もいなくなった応接室で一人、エリはそうつぶやくのだった。

 

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