リィンカーネーションダービー ‐新人トレーナーがんばる‐   作:烏賊メンコ

140 / 145
第130話:新人トレーナー、キングと有馬記念に挑む その1

 12月、最後の日曜日――その3日前。

 

 今年もこの時期がやってきた。そう、有記念……の、出走メンバーの発表とインタビューである。

 

 去年と一昨年はライスが出て、今年はキングが出る有記念。

 

 今年もトレセン学園の体育館を使用してのインタビューである。最近の加熱するレース人気が影響しているのか、去年を遥かに上回る200人近い記者やインタビュアーが詰めかけているのだ。

 

 というか200人近くいると性質の悪い記者も紛れ込んでいそうだけど……まあ、たづなさんがそういった面子を見逃すわけもないか。いるとしてもわざと招き入れたんだろう。

 

 それに、今回有記念に出るのはライスじゃなくてキングだ。キングならインタビューでも卒なくこなしてくれるだろう。ライスは……うん、今なら問題ないけど、昔は気弱なところがあったからなぁ……。

 

 そんなこんなで、放課後になると体育館でインタビューのお時間である。出走が決まったウマ娘達と担当トレーナーが集まり、用意された椅子に座っている。

 

(テレビカメラがひのふのみの……何台だ? 去年よりずいぶんと増えたなぁ)

 

 全国に向けて生中継しているはずだけど、テレビカメラの数が尋常じゃない。もしかして地方のテレビ局とかも来ているんだろうか? あるいは何かしらの番組で使うために映像が欲しいとか?

 

 トレセン学園側から許可が出ているテレビ局だから変なことには使わないと思うけど、テレビカメラの数が多すぎてビビるわ。あと、ごついカメラを構えているカメラマンもあちらこちらにいる。

 

 今日ばかりはきっちりスーツを着込んだ俺は、注目されない程度に視線を周囲に向ける。

 

 キング以外の目ぼしいところでは、シニア級から。

 

 スペシャルウィーク。

 

 オグリキャップ。

 

 グラスワンダー。

 

 ナイスネイチャ。

 

 マチカネタンホイザ。

 

 ツインターボ。

 

 ミーク。

 

 オイシイパルフェ。 

 

 クラシック級からは。

 

 ナリタブライアン。

 

 クレイジーインラブ。

 

 同期のウマ娘もアンチェンジングやソールドアウトなどが出走メンバーに名前を連ねている。

 

 有記念はフルゲートで16人での出走だが、回避したウマ娘がいるため15人での出走になるようだ。

 

 有記念に初めて出るウマ娘は緊張で表情が固かったり、高揚で上気していたりと様々だ。うちのキングは普段のすまし顔で平然としているけど。

 

 そうして始まったインタビューでは、最初に出走するウマ娘をファンの投票数順に名前を読み上げて紹介していく。

 

 1番人気はキング。

 

 2番人気はナリタブライアン。

 

 3番人気はスペシャルウィーク。

 

 4番人気はオグリキャップ。

 

 5番人気はツインターボ。

 

 6番人気はミーク。

 

 7番人気はナイスネイチャ。

 

 8番人気はグラスワンダー。

 

 9番人気はオイシイパルフェ。

 

 10番人気はマチカネタンホイザ。

 

 14番人気はクレイジーインラブ。

 

 同期が育てているアンチェンジングは11番人気、ソールドアウトは12番人気だ。

 

 ファンの投票先は大体がGⅠの勝利数に直結した感じだけど、GⅠで勝っていないツインターボやオイシイパルフェの人気を考えると、一概には言い切れないのがウマ娘のレースの面白いところだろう。ナイスネイチャも7位だしな。

 

 毎回のGⅠレースでも思うことだけど、カノープスのメンバーが安定して中堅付近の人気を確保しているのが何とも言えない……というか、また3人出走か……そういえばチームリギルも今回はグラスワンダーとナリタブライアンの2人が出走している。

 

 これで実際に有記念を走る際の人気は変動するんだろうけど、有記念に出走できるというだけでウマ娘としては一つのステータスになる。

 

 それでもフルゲートに満たないあたり、出てくるウマ娘のレベルも非常に高いから回避に回る子もいるのが今の世代の怖さだろうか。

 

 さて、そんなこんなで有記念に出走するウマ娘の紹介が終わったら、人気順に自己紹介や目標、気になるウマ娘に関する質問などが始まっていく。

 

 自己紹介をして、質問がある記者が挙手をして、質疑応答……って感じだ。

 

「キングヘイローさん、ずばり、有記念での目標は?」

「目標は当然、1着になることよ」

 

 キングにも質問が飛ぶけど、レースに出るウマ娘の目標と言ったら1着だろう。それだというのにわざわざ質問したのは、キングが緊張していないかの確認かな? キングもそれを理解しているからか、薄く微笑んで答える余裕さえある。

 

「それでは、キングヘイローさんが注目しているウマ娘がいらっしゃればお聞かせください」

「そう、ね……ライバルは全員注目しているけど、敢えて挙げるならスペシャルウィークさん、オグリキャップさん、グラスワンダーさん、ナイスネイチャさんかしら」

 

 キングがそう言うと、名前を呼ばれたウマ娘達からメラッと闘志が立ち昇る……いや、ナイスネイチャだけは『なんでアタシ!?』みたいな顔をしてるけど。逆に、名前を呼ばれなかったナリタブライアンなんかもメラッと闘志が盛り上がっている感じがする。

 

 その後もキングに対する質問がいくつか続いたけど、去年までと違って記者が大人しいような……いやうん、毎回問題がある方がおかしいんだけども。

 

 乙名史さんも大人しいし……あ、やべ、こんなことを考えたら司会進行をやってるシンボリルドルフが反応するかもしれないし、変なフラグになるかもしれん。

 

 そんなことを考えているうちにキングへの質問は終了し、次に移る。次はファン投票で2番人気になったナリタブライアンなんだが……。

 

「ナリタブライアンさん、ずばり、有記念での目標は?」

 

 最初の質問はキングの時と同じものだった。やっぱり答える側の緊張を解すための質問なんだろう。

 

「キングヘイローに……『世代のキング』に勝つことだ」

 

 と、思っていたらナリタブライアンからキングへの挑戦状がストレートに飛んできた。おっと、乙名史さんの体がブルブル震え出している。ワンアウトかな? 両隣には月刊トゥインクルの他の記者さんも座っているけど、頑張って押さえ込んでほしいものである。

 

「ジャパンカップでは2着だったが、間違いなく現役世代で最強のウマ娘だろう。そんな彼女に勝つ。そのために出走する」

「キングヘイローさんに勝てれば、有記念での順位は関係ないと?」

「おかしなことを聞くな……キングヘイローに勝てれば自然と1着になっているだろう?」

 

 おおっと、ナリタブライアンからのキングへの評価が高いぞ……つまり、キングが1着になるだろうからそれに勝てば自分が1着だと。そして、勝つ自信もあると。

 

 乙名史さんの体がより大きく震え出している。ブルブル、ブルブルと、今にも噴火しそうな火山のようだ。ツーアウトかな?

 

「凱旋門賞ウマ娘のブロワイエさんでさえ、クラシック級とシニア級の壁を越えることができずにジャパンカップで4着になりました。その点に関してはどうお考えですか?」

 

 凱旋門賞ウマ娘でさえ勝てなかったのに、自分が勝てると思ってんの? ってな感じの挑発混じりの質問が飛ぶ。この質問に対する反応で、ナリタブライアンというウマ娘がどんな子なのか計れそうだ。

 

 ナリタブライアンは記者の質問に対し、怒るでもなく、闘志を滾らせながらも不思議そうに首を傾げた。

 

()()()()()()()()()()()……だから勝ちたい。自分こそが最強のウマ娘であると証明したい。ウマ娘とはそういうものでは?」

「――素晴らしいですっ!」

 

 ガタンッ、と椅子を蹴立てて立ち上がる乙名史さん。両隣の記者さんはアチャー、と額に手を当てているけど、止める様子はない。テレビカメラがさっと動いて乙名史さんを映すけど、本当に映して大丈夫なやつですか?

 

「勝ちたいから、自分こそが最強のウマ娘だと証明したいから、()()()()()()()に挑みたいからっ! それこそがウマ娘の本能! いえっ! その姿勢こそ我々ファンが見たいものと言っても過言ではないと思いますっ! その挑戦! その熱意! その意地! 有記念という大舞台で最強に挑むっ! ~~~~っ! 素晴らしいですっ!」

「あ、ああ……どうも……」

 

 唾を飛ばす勢いでテンションを爆発させた乙名史さんに、ナリタブライアンは気圧されたように体をのけ反らせている。体をブルブルと震わせ、白目を剥きそうになるほどの勢いで喋り倒す乙名史さんにさすがにナリタブライアンも太刀打ちできないらしい。

 

 ただまあ、乙名史さん、スリーアウトで退場である。今年も手伝いに来ているヒシアマゾンちゃんとフジキセキちゃんが乙名史さんの両脇を抱え、体育館から引きずり出す。

 

 テレビカメラの大半がそれを追っているけど、乙名史さんが退場すると何事もなかったかのようにウマ娘達を映し始める。

 

『では、次の紹介に移ります』

 

 司会進行をしているシンボリルドルフも、これまた何事もなかったかのようにインタビューを進めるのだった。

 

 

 

 

 

 そして、有記念の開催当日。

 

 有記念は千葉県の中山レース場で行われるため、俺は午前中はキングの調整を行い、昼食を取らせてから現地へ車で移動することにした。

 

 年末が近づきつつあるこの時期、寒さもそれに見合ったものになりつつある。それでも今日は朝から暑く……いや、熱く感じられるのは気のせいか。

 

 日本中から熱が立ち昇っているというか、快晴で雲一つない空に浮かんでいる太陽からの熱も強く感じるというか……それを感じ取っているであろうキングだが、普段通り落ち着いた様子である。

 

 ただ、さすがに完璧に平静ではいられないのか、これからのレースを思って戦意が昂りつつあるように見えた。軽い調整としてトレセン学園で練習用コースを走らせてみると、ついつい全力で走りそうになっては我に返ってペースを落とす、といった仕草が見られたからだ。

 

 それでも声をかけると落ち着きを取り戻すし、無理をしそうになると自制しているため問題はないだろう。キングにとっても初めての有記念であり、去年はライスが勝ったレースということもあって気が昂っているように見える。

 

 ジャパンカップでは負けたが、有記念で勝てればシンボリルドルフのGⅠ7勝に並ぶし、ライスのGⅠ6勝を超えることになる。

 

 しかし勝てるかどうかは実際に走ってみなければわからない。他のウマ娘達も全力で勝ちに来ることは疑いようがないし、先日のインタビューでもキングを意識している、キングに勝ちたいって子はナリタブライアン以外にも多くいた。

 

 そんなインタビュー光景が生中継されたからか、今年の有記念は例年以上に期待を寄せられ、盛り上がっている。

 

 中山レース場の収容可能人数は約18万人。東京レース場に次ぐ収容人数を誇るが、朝方ニュースサイトを確認したら既に人でごった返しているとのことだった。

 

 そのため今日も少し早めに出てレース場に到着しておいた方が良いだろう、なんて思い、午後になるとトレセン学園から借りた車に乗り込んで出発する。

 

 そうして現地に到着してみると、最近のGⅠレースでは恒例と言えるほど大量の人々の姿が見えた。人、人、人、ウマ娘といった有様である。

 

 中山レース場の関係者用の駐車場に車を停めると、すぐさま移動して中山レース場に入場する。今日の熱気はすさまじいため、普段は礼儀正しくて大人しいウマ娘ファン達もキングを取り囲みかねないと判断したのだ。

 

 中山レース場は当然のように入場規制がかかっており、なおかつ、中山レース場周辺は人でごった返している。今日は何万人だろうか、とうとう200万人を超えたんだろうか、なんて思いながらキングを控室に送り届け、踵を返してパドックへ向かう……ん?

 

「トレーナー」

 

 わかれる直前、キングに服の袖を引かれた。そのため足を止めると、キングが俺を見上げて真っすぐ見つめてくる。

 

()()()()()わ」

「ああ」

 

 短いキングの言葉に、俺も短く答える。

 

 キングが勝つと言ったのは、共に走るライバルにか、ライスのGⅠ6勝という記録にか、あるいは己自身にか。

 

 キングとわかれた俺はウララとライスを連れてパドックに向かう。相変わらず人が多くてぎゅうぎゅう詰めって感じだけど、親切なウマ娘ファン達は声をかけたら道を空けてくれるから助かる。

 

 それでも人の密度がすごいため、パドックに到着する頃にはお披露目が始まる時間になっていた。ウララやライスと一緒に最前列まで移動すると、最初の一人目が出てくる。

 

『1枠1番、クレイジーインラブ』

 

 最初に出てきたのは後輩が担当しているクレイジーインラブだ。俺みたいにGⅠウマ娘の担当を途中から引き継いだのならまだしも、トレーナー生活2年目にして最初に担当したウマ娘が有記念に出るとかとんでもない話である。

 

 クラシック三冠ではナリタブライアンに敗れて毎回2着だったが、その実力は大きく劣るものでもない。というか、現在のクラシック級だと間違いなくトップクラスのウマ娘である。

 

 しかし……うーん……あの子、あんなに存在感がある子だったっけか……パドックに来ている観客達から歓声が上がるけど、クレイジーインラブは担当トレーナーである後輩を笑顔でじっと見つめている。うちの後輩はあの子に何をしたんだろうか。

 

『2枠2番、ハッピーミーク』

 

 続いて出てきたのはミークだ。普段通り、いや、普段以上に仕上がりが良いし調子も良さそうである。

 ふんす、と言わんばかりに胸の前で拳を構えているけど、気合十分というよりは可愛らしく見えるだけだ。現に女性の観客からは『かわいいー!』と歓声が上がっている。

 

『2枠3番、スペシャルウィーク』

 

 続いて出てきたのはスペシャルウィークだ。ジャパンカップ以来の対戦である。しかし、その体付きや表情を見て俺は眉を寄せる。

 

(体の仕上がりはともかく、ジャパンカップの時より気が抜けている……か?)

 

 あくまでジャパンカップの時と比べればの話ではあるが、あの時ほどの()()はないように感じられた。しかし、それでも足回りの筋肉を見るだけでも十分脅威であることは推察できる。

 

『3枠4番、マチカネタンホイザ』

 

 続いてマチカネタンホイザが……あれ? なんか、ヨロヨロとしているような……。

 

 観客達も、マチカネタンホイザの姿を見てざわめく。普段はなんだかんだで気合いが入った姿を見せるマチカネタンホイザだけど、今日は明らかに調子が悪そうだ。何か変なものでも食べたのかな……?

 

『3枠5番、ツインターボ』

 

 マチカネタンホイザの次に出てきたのはツインターボである。こちらはいつも通り元気いっぱいといった様子で、服装から仕上がりが判別できないのもいつも通りだった。

 

(この子、調子が読めなさ過ぎて毎回困るんだよな……)

 

 今日のエンジンの具合はどんなもんだろうか。でもそれがわかるのは実際に走っている最中で、勝負する側としてはこの子への対策が取りにくい。

 

 高い確率で逆噴射するけど、逆噴射しない時はすごいペースで走って勝つからな……対策せずに放っておくには怖すぎる。

 

『4枠6番、キングヘイロー』

 

 次に出てきたのはキングだ。その姿を見せるなり、パドックにいる観客達からは大きな歓声が上がる。しかし俺はキングの姿に違和感を抱いていた。それがなんなのかと首を傾げ、すぐさま思い至る。

 

(ん……キング、俺がプレゼントした耳カバーをつけてるのか)

 

 普段は青色の耳カバーをつけているのに、今日はクリスマスパーティでプレゼントした緑色の耳カバーをつけている。レースでも着用できる頑丈なやつを選んだから問題ないだろうけど、キングはどことなく普段以上に気合がみなぎっているように見えた。

 

『4枠7番、グラスワンダー』

 

(っと……こいつはまた……)

 

 次に出てきたグラスワンダーを見て、俺は内心で感嘆の声を上げた。

 

 仕上がりも万全に見えるし、何よりも気迫がこれまでと違う。柔らかい笑みを浮かべていてお淑やかな見た目だけど、放つ空気は刃みたいに鋭い。

 

 こりゃあ難敵だ、と俺は思う。体の仕上がりもそうだけど、何か仕出かしそうな気配があるのだ。こういう状態のウマ娘は普段の実力以上の走りを見せることが多い。GⅠウマ娘であるグラスワンダーの普段の実力以上の走りとなると、どれほどのものになるか。

 

『5枠8番、オグリキャップ』

 

 続いて出てきたのはオグリキャップだ。こちらも仕上がりはバッチリ。ただ、調子は……良さそうではあるが、絶好調じゃないな。

 

 それでも気迫のこもった顔つきをしているため、決して油断できる相手じゃない。

 

『5枠9番、ナイスネイチャ』

 

 ナイスネイチャは普段通り、苦笑するように笑いながらパドックに姿を見せる。そう、有記念という大舞台にもかかわらず、()()()()()だ。

 

 緊張も気負いもない。かといって勝つことを諦めているのかと言うと、それも違う。普段通りに走って、そして勝つ……そんな雰囲気がある。

 

『6枠11番、ナリタブライアン』

 

 次にチェックしたのはナリタブライアンだ。勝負服に身を包み、鋭い眼差しで堂々と姿を現す。

 

(クラシック級とは思えないな……でも、あの勝負服はどうにかならなかったのかな……)

 

 仕上がりや調子はバッチリだが、それ以上に勝負服が気になる。

 

 チェック柄のミニスカートに、胸周りを覆うサラシ。その上から長袖の外套を羽織っているものの、おへそが丸見えである。ウマ娘の勝負服だとおへそを剥き出しにするタイプのものが多いけど、年末が近づくこの時期、お腹が冷えないか心配だ。

 

 ただ、ナリタブライアンは寒さなど感じていないかのようにやる気満々といった感じである。

 

『8枠15番、オイシイパルフェ』

 

 最後に出てきたのはオイシイパルフェである。有記念に向けてしっかりと仕上げてきたのか、体の仕上がりは良いし調子も良さそうだ。

 

 しかしこの子、ツインターボみたいに読めないところがあるからな……調子が良さそうなのに追い込むことなくそのままシンガリでレースを終えることもあるし、走ってみないとわからないビックリ箱みたいな子である。

 

 他にも同期が育てているアンチェンジングが6枠10番、ソールドアウトが8枠14番だが、2人とも仕上がりが良い。調子も悪くなさそうで、有記念への意気込みがうかがえた。

 

 俺はじっと見つめてくるキングの視線に気付き、しっかりと目を合わせる。キングは俺と目が合ったことを確認すると、柔らかく微笑んだ。

 

 ――キングにとって今年最後の、ライスを超えてシンボリルドルフに並ぶための勝負(レース)が始まる。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。