仮面ライダーW feat.虹ヶ咲 Dにおまかせ/カリンとアイのお台場事件簿 作:ラブライダーMEG
ちぃ〜っす!アタシ、宮下愛!"もんじゃみやした"の看板娘やってるんだ!だけどそれは表の顔で、実は……
「すみませ〜ん、注文いいですか〜?」
愛がいる場所とは離れた席から男性客の呼ぶ声がした。
「は〜い、ただいま伺いま〜す」
愛は元気よく返事をして男性客の元へ向かう。飲食店でよく見られる光景だ。
「何に致しましょうか?」
「"みやしたスペシャル"の少なめをお願いします」
その注文を聞いた愛の表情から先ほどまでの笑顔が消え、下町のもんじゃ屋にはそぐわない真剣な表情になった。
ボリュームたっぷりのメガ盛もんじゃ、それが"みやしたスペシャル"だ。このお店の名物でもあり、大食いを自称する人たちが注文してはこのもんじゃの犠牲になっている。そんなメガ盛もんじゃの少なめをわざわざ頼むということは、愛の"裏の顔"に用があるということだ。
「わかりました。ではお会計の後、外でしばらくお待ちください」
愛が男性客に耳打ちをした。これが"裏の仕事"をする時のルーティンなのだ。
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先ほどの男性が会計を終え、店の軒先でスマホを見ている。そこに1人の女性がやってきた。チラリと見える胸元の3つの黒子と青みがかかった黒髪が特徴の色気がある女性だ。
「あなたが今回の依頼人ね。こっちよ、ついていらっしゃい」
そう言って女性は店の裏へと歩き出す。
「ちょ、ちょっと待ってください。私には用事があるんですよ!」
逆ナンされたと勘違いされたのか、うろたえた男性が歩き出した女性の背中に向かって声をかけた。
「あら、勘違いさせちゃったかしら?私は朝香果林。探偵よ。私たちに用があるんでしょう?」
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裏口の扉を開けるとそこは応接間だった。すでに愛が2人がけのソファに腰をかけて2人が来るのを待っていた。
「カリン!いつも案内ありがとね!さ、こちらへかけてくださいな」
愛が果林に礼を言うと、男性に座るよう促した。そして奥に向かって
「りなりー!コーヒーを3杯お願い!」
と声をかけた。すると、奥から桃色の髪をした少女が表情ひとつ変えることなく顔を出して
「らじゃー!」
と、その無表情さとは裏腹な明朗快活な返事をした。
「さて、改めて自己紹介するね。アタシは宮下愛!カリンとは2人で探偵やってるの!」
「そう、私と愛は2人で1人の探偵なの。どんな事件でも解決してみせるわ」
愛の紹介を受け、果林が補足した。そして、果林は男性をジッと見つめて言う。
「それで?ご依頼内容は何かしら?」
主人公は、2人
主人公は、探偵
主人公は……
「「変身!!」」
2人で1人の仮面ライダー!!
「『さぁ、あなたの罪を数えなさい!!』」
―これで決まりだ!―
Diver Divaの2ndシングルのドラマパート、「名探偵カリン&アイ!」に触発されて考えたものです。CDの発売に合わせて投稿したかったので、とりあえず予告編だけ投稿しました。いずれ続きを書く予定です。(その前にジード×サンシャイン‼を完結させねば……)