バチュルですが、なにか?   作:天廻シーカ

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自力で考える。

今までの鑑定称号が入っていたので消去しました。たまにこういう修正入れると思うので温かい目で見てもらえたら……。


9 drive to the god

「あっついな」

「そりゃ暑いだろ。天候ダメージ大嫌い」

「耐えて。私だって辛いのよ?」

 

 

ここは中層。俺たちはずっと下層と中層を往復して火耐性を上げようとしている。てかなんでいるだけなのに火耐性が必要なのん?暑すぎない?てか今火耐性Lv1だけど本当に獲得出来ちゃうとかどんだけ暑いんだよ。

 

 

ジリジリと身体が焼けるような感覚。地球だったら絶対に味わえないね。味わいたくもないけど。

 

 

「青。今子供達はどういう感じ?」

「今【430/5011】がくっついてるって。ちなみに生存数は【624/5011】」

「凄い死んでるわね……。よく私生き残ったものだわ」

「ガチでそこは誇っていいと思うぞ」

 

 

暑いし体力減るの早い。1分に2くらい?

まだ耐性が足りないのか、つれーぞこれは。

 

 

「あおー。わたし体力10切ったから出よー」

「はーい。サヤはどうする?」

「もうちょっと粘るからお先にどうぞ」

「「はーい」」

 

 

 

 

 

 

よいしょいこっと。2人で中層の入り口にある窪みに移動。ちなみに下層という扱いなのか涼しいし、壁に触れると「鑑定」で下層の壁と出てくる。

あーマジで涼しい。やっぱり下層は最高だぜ!

 

 

そこそこ大きい石の上にポンと乗ってぐったりとする。もう特等席だね。

 

 

はー。涼しいわぁー。石マジ涼しいわぁ。

ねぇ、あとなんで下層に全然熱がまわって来ないの?てか溶岩の中にタツノオトシゴみたいなやつがいたし思考放棄するべきかぁー?かぁー?はぁ。

 

 

「ねぇ青。なんか魔法関連異常に上がてるよね。約100」

「傲慢の関係じゃない?知らんけどあのあとに上がったってことは」

「まあ上がったしいいか!」

 

 

これでもサヤとは比較にならないほど弱い。他より圧倒的に高いMPで思いっきり桁が違うしサヤのスキルどうなってるんだろ。後で見せてもらお。

 

 

《「影魔法Lv2」が「影魔法Lv3」にレベルアップしました》

 

 

「傲慢」のお陰かめちゃくちゃスキルのレベルがすぐ上がる。傲慢様……とは流石に言えないけど。だってアイツ禁忌上げたんだぞ?こんぐらいはしてもらわないと困る。

 

 

「ねぇ、「傲慢の支配者」って何人もいていいのかな?」

「白、どういうこと?」

 

 

白は足を組んで静かに言うけどあれ、それ手か?

 

 

「普通、ゲームとかなら大罪系の支配者は1人だ。まさかだけどこの世界において私たちって1人として扱われてない?」

「キュレムみたいなもんか?」

「キュレムが全くわからないけど。「共生」って、最終的にはどうなるんだろう」

「禁忌は上がってない。だから、めちゃくちゃヤバいってことは無いと思う」

「じゃあ楽観的……」

「白。思考を一旦放棄しよう。今考えても絶対わからない」

「そうだね。ありがとう青」

 

 

ショートした思考で得た結果が思考を放棄すること。実際思考を放棄していいのかわからんけどいくら考えてもわからないのは事実だし、なら考えてる意味がない。我ながらタチの悪い考え方だ。

ゴロゴロしてながら毛玉をびよんびよんさせる白を見て考える。

 

 

あれ?

 

 

鑑定。

今度はまじめなこと。

 

 

「鑑定」は気分を悪くするというのはわかってる。「共生」で打ち消されてるけどそこじゃなくて。そんな単純なことじゃなくて。

 

 

 

 

『スモールポイズンタラテクト Lv4 名前 白』

『タランテスラ Lv4 名前 青

 

               佐野蒼生 』

 

 

 

やっぱり。なんで気づかなかった。

 

 

なんで白って前世の名前が鑑定に出ないんだ?

これだけは絶対に思考する。何があっても。若葉姫色に神が何を思ったのかを。

 

 

 

よし、思考。

 

 

《「思考加速Lv1」が「思考加速Lv2」にレベルアップしました》

《「予測Lv2」が「予測Lv3」にレベルアップしました》

 

 

若葉姫色の名前が無い理由。記憶はあって個体としての繋がりはない。俺は、記憶もあって個体としての繋がりもあるから名前もある。思考を放棄しなければ、てかこの世界が本物だと考えるなら、ここで名前が出ない条件が2つ。

 

 

1つは神様、管理者Dの設定ミス。管理者Dがスキルの作成をできるのは「共生」で知ってる、てかそこでしか見てないけど。ここで若葉姫色の名前をどわすれして入れていなかったという事例。ただ、この説を認める場合この世界はゲームで管理者Dは運営だと見なさなければいけない。

 

 

もう1つは、こちらの方が現実的だが若葉姫色の魂を神が別に持っていって記憶だけをこの蜘蛛に移したという可能性。

 

 

「なぁ、白」

「なに?」

 

 

若葉姫色の周りの環境なんて知らない。神に特別扱いされる理由も。だから俺は質問で殴りかかる。

 

 

「家族について、友達について、どれだけ覚えてる?」

「えっと――。あれ?わたし、両親いたっけ?いやでもいないとおかしいよなぁ」

「クラスの人の名前は?」

「えーと。佐野がわかったからなぁ。あと夏目くんとか山田くんとかかなぁ」

「誰と遊んでたかわかる?」

「えーと。わからない」

 

 

あ、それ俺なんだわ。あんた公園で1人はじっこにいただろ。俺もあれだからな、基本的に人に混じれず……てか俺はゴキブリも殺さずに捕まえて家の外に放すようなくらい虫好きだったからな。公園なんかにクラスで連れられても虫ばっかに興味向いて人に興味向かなかった。なんなら何人かもう名前が出てこない。

 

 

他の例で言えば、学校に蜘蛛が出たときも最初に外には出そうとしたり。でも結局蜘蛛が手に登ってきて外に出る気が無かったから諦めた。そのあとあの蜘蛛夏目に殺されかけてたけどその時は陽のオーラに勝てなかった。つらい。

 

 

ともかく、まあ若葉には授業で公園にいるとき毎回1回は話しかけるようにしてた。あれ?これ遊んでるとはいわんな?それでもクラスで一番関わってた自信はある。

 

 

ま、それはそれとして。両親の顔忘れるのはやばくない?てか学校の人を覚えてて家族について何も出てこないのは流石におかしい。

 

 

「どうかした?」

「いや、少し考え事」

 

 

これで記憶移植説が有力になった気がする。じゃあ次。

なんで若葉を特別扱いする?1つは出生があれだったりする場合。もう1つは若葉の関係者が神の場合。

 

 

管理者Dが欲しいのは若葉の魂。何に使ったのかは不明だけど、スキルをいちいち作らなきゃいけないレベルの神が記憶を全部移すのは結構大変なはず。それで雑になってるんだろうし。家族よりクラスメートの記憶が濃厚。ここからわかるのはなんだ?

 

 

俺と若葉が転生、コイツ若葉じゃないっぽいけど――。ってことは他のクラスメートも転生した可能性が高い。この世界かはわからないが、雑に構成された白の記憶にあるってことは多分関わる手段がある。

 

 

あとクラスメートの記憶が白にあって、家族の記憶がないってことは家族は転生してない?じゃあ、この学校内でしかあの爆発での死者はいない?

 

 

じゃあ管理者Dアイツの魂ほしくて学校爆破したんか!?

こわっ!!

 

 

または過失で爆発した場合。人為的なものか神様的なものかの2つ理由あるけどこの転生した状態をかんがみるに神様的な感じだよなぁ。しかも過失なら若葉の魂を何故取った?

 

 

てかなんでホントに魂欲しいんだよ。あのタイミングで動いたこと自体が謎だし……。アイツが管理者Dとなんか繋がってたなんてことは?

 

 

あるな。だってマジで人と関わらない。

気持ち悪いくらい。

てかアイツが管理者Dだったり。それはないか。

 

 

それに禁忌はなんだ?この調子だと世界がゲームで運営がいますぜ!みたいなもんかな。それで俺は運営の管理者D!!みたいな。そしたらこの世界はゲームで確定か。てかそんぐらいしか禁忌で言いそうなことが思いつかない。あとベタな感じでいけばあと何ヵ月で世界が終わるとかか?おい、これだと管理者Dの人間性にかかってんじゃねーか!?神様なら世界どうにかしやがれ!!バチュル作ったんだから行けるだろ!この世界ゲームだし!電脳世界ぐらいなんとかしろや!!いや、俺がちゃんと存在出来てるってことは世界をゲームにカスタマイズしたってこと?

 

 

 

 

《ザザッ!!ザッ!!ザー。ザーザー。ザー。ザー。ザッ!

 

 

 

ピンッ!!

 

 

管理者より称号が送られます。称号『電脳の支配者』『究明者』を獲得しました》

『称号『電脳の支配者』により、「電脳」「魔力感知Lv10」を獲得します。『傲慢の支配者』及び『電脳の支配者』により、『オリジン』の介入が発生。「魔導の極み」「妖姫」を獲得しました。「魔力感知Lv10」を「探知」に統合》

《電脳」により統合が妨害され失敗しました》

《よって「賢姫」に統合されます。成功しました》

《熟練度が一定に達しました。「賢姫Lv3」が「賢姫Lv4」にレベルアップしました》

《『究明者』により、「予測Lv10」「鑑定Lv10」を獲得しました。進化しました。「予見Lv1」を獲得しました》

《「鑑定Lv10」を「電脳」に、「剛力」「堅牢」を「妖姫」に統合しました》

《≪究明者≫により、「禁忌Lv6」が「禁忌Lv7」にレベルアップしました》

 

 

はぁ、はぁ。じゃあさっきの話。管理者Dと繋がってたまたはアイツが管理者Dという思考について。

 

 

管理者Dと繋がってたならアイツなんか精神操作されてない?マジで静かだったぞ?

 

 

アイツが管理者Dなら爆発のなか1人生き延びたってことか。それでこのゲームの運営してると。たまに学校休んでたからなぁ、アイツ。でもクラスメートが神なんて考えにくい。次。

 

 

クラスメートの若葉と仲良くなりたい奴が神様だったというとんでもない予想も今出てきちゃったけど考えにくいで済ませられるかなぁ……。これ情報が少なすぎるわ。マジつらたん肉そばうどん炒め。

 

 

俺がバチュルになった理由。神様俺がバチュル好きって知ってたことになるけどあのプレイングしてたのたった1ヶ月だぞ?いや、今だって見られるんだからそこは関係ないか。あー。神様スキル一個一個作らなきゃいけないのにポケットモンスター作るの大変だったでしょ。ほんとありがとうございます。

 

 

《「思考加速Lv2」が「思考加速Lv3」にレベルアップしました》

 

 

結論。白、ただのゲームの中の蜘蛛やん。いや俺も今はただのゲームの蜘蛛だけど。結局中身は変わらないし別に記憶あるなら良くない?

 

 

けど怖いな。だって命はDが握ってんでしょ?まあ今までも知らなかっただけで同じ状態だったんだろうけど。気にかけんといてくれって言ってもポケモン全種類作る程度には溺愛されてるからなぁ。

 

 

よし、忘れよう!怖いけど!

駄目だ思い出すな!よし!

フゥー。思いっきし息を吸って吐く。

まあここで管理者Dが若葉姫色の魂でなんかやってたらブッ飛ばしますわ。それだけは許さん。

 

 

あとポケモンの件に関してはありがとうございます。このゲームにポケモン要素を入れてくれたのマジで感謝。ポケモンに関してだけなら暴れられる自信が十分にある。今だって寄生虫ムーブで世界を破壊しようとしてるし流石世界の寄生虫。

 

 

いや、ここは寄生獣か?虫です調子乗りましたすみませんでした。

よし、調子戻ってきた。

思考放棄最高だぜ!!

 

 

そういや進化時に「賢姫」成長してたけどなんか説明追加されてないかな。なんだかんだ見てなかったし見てみるか。

 

 

『賢姫:Lv1 ポケモン型魔物使役

    

    Lv2 使役魔物成長補正

   

    Lv3 ポケモン大量発生

    

    Lv4 魔法大強化』

 

 

ん?なんでLv4になってんの?Lv3に上がったから見に来たんだけど。

 

 

『ポケモン大量発生:ポケモンが大量発生する

 魔法大強化:空間にある魔力を感知し、自身の魔法の最適効果に誘導する』

 

 

やべえ。Lv4チートだ!また出やがった!

 

 

 

と、ともかく今回はこっちのLv3。やってみたいけどなぁ。でもDさんが多分俺と賢姫産み出したんだしやれってことだよね?だって今もうこの世界自体がゲームってわかってんだし手加減する必要もないじゃん。じゃあ神様のいうこと信じてジャスト、ドゥイットしてみるか。

 

 

《「賢姫Lv3」の使用を管理者Dに申請。許可されました。「管理者D」からのメッセージが届きました》

 

 

 

《君の生きたいようにやればいい。設定は作った。というか私設定作るの大変だったからな?邪神を信じろ上手くいく。世界を揺らせ新しい風。第一回目は大サービス!ってことで3種類つっこみます。すぐに気づけるようにカスタマイズするからそこんところお願いしますねー。

 マジでポケモン設定疲れた。ちゃんと活用してね?私も最高神と話さなきゃだし》

 

 

あ、ホントに辛かったらしい。

ありがとうございます。

 

 

《ポケモン3種類の追加、及びに「或世生」の分体の生成が終了しました。これから管理者Dと「或世生」の気まぐれのもとポケモンが発生します》

 

 

よし。俺の知ってる世界に巻き込んだ。せいぜい抵抗してみな。

まずは「エルロー大迷宮」。

 

 

 

かかって来い!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日。魔王。人間。神。ただ簡単には説明出来ないが、確かに声が響いた。

 

 

 

《対象:この惑星に存在する世界の全てを知る者。「禁忌Lv10」が進化します。

 

 

ザッ――。ザザザッ!!ザザッ!ザザッ――。

ザザッ――――。ザッ!ザザッ!!

 

 

ピンッ!!

情報のアップデートを開始します。

 

 

 

 

アップデートが終了しました。管理者Dからの通達が届きました》

 

 

 

《新しい風が入りましたし、注意事項を説明しますねー。

《1。しばらくは発生源には関わらないこと》

《それで死ぬならしょうがありませんが、特に魔王さん。エルロー大迷宮では見たことのない魔物を下手に殺さない方が身のためですよー。作った設定を急に壊されて無かったことにされるのは嫌ですからね》

《あ、不安にならないで下さい。臆病なあなたには一応伝えますが、この世界に意味はありますから》

《しばらく経ったら少しずつこの縛りは緩くしますし。

 

 

《2つ目。発生源以外は今から本気で狩っても構いませんー。そんな簡単に滅びる種族じゃないですから。》

《なんたって色んな宇宙を見てきて、サブカルも回りましたがあそこまで侵略能力が高い種族はなかなかいませんからねー》

《久しぶりに真の龍族のあなたも暴れてみてはどうでしょうか?多分増殖能力にビビりますよー》

《では私は最高神の1人と会ってきますね。はぁやだなぁ。あの方の分体が生まれちゃっかぁ。めんどくさ》

 

 

《新種族「ポケットの中の侵略者」の発生を確認しました》




キュレム。伝説のポケモンだが、元々は他の伝説ポケモンを取りこんでいて一匹の扱いだった。昔は滅茶苦茶強かった。


白がバケモノになるせいでここまでやらんと割に合わない気がしてきた。あと、途中の『電脳』の獲得はまだ青には聞こえていない(思考でめちゃくちゃ集中してたため)。

管理者Ⅾとのタッグという悪夢。
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