ついに100話いきましためでたい。
高評価、感想お願いします。
あれからどれだけ経っただろうか。
一週間?二週間?
いや、それ以上は確実に経っている。
あ、三週間か。
もともと戦っていた龍たちはおとといついに最後の1頭まで減らされた。
でも、外道攻撃を喰らっているはずのアリエルの猛攻はいつになっても終わらない。
それどころか攻撃自体は激しくなっている気がする。
その分隙や受けるダメージも大きくなっているけれど、そもそもの自然回復のせいで体力は減ってない。
「スパイダーパンチ!
うーん、これじゃ火力はあるけど予備動作があるせいで狙いを定めにくいなー。
もうちょっと色々研究しなくちゃ。
で、あんたはいつまで粘るの?」
拳に斬糸を絡めて放ったパンチが龍の結界を今まで以上に削る。
その分端っこだったから再生も早いけど、火力自体は高まっているからまともに当たると危ない。
そう考えて次の攻撃前の予備動作でアリエルを叩き落とす。
くっそ、もうマグマに触れても怯まなくなったか。
精神的に成長されるとまずい。
この戦いでの1番の変化。
アリエルが楽観主義者になって発言も幼くなった。
引っ込み思案だったのに今では捨て身の特攻を頻繁にするようになってきた。
しかも、やけくそなんかじゃなくちゃんと考えられた特攻だ。
でも実は、考えられずに特攻されるだけでもだいぶヤバい。
というのも白や私たちがステータス負けている相手に勝つのに一番よく使うのは、絡め手ありの耐久。
てかそれでしか勝てないし、事実白はアリエルに対して現在進行形で外道攻撃を加えて精神の破壊を試みている。
だけど、頻繁に特攻してくることでアリエルは耐久する隙すらも奪った。
ステータスによる圧倒的な暴力の前では絡め手なんてものはほぼ意味をなさないから、純粋な狩りとなってしまう。
事実、私のいる空間をアリエルは通り抜けて特攻しまくってるし私が次元魔法を解除したら即やられる。
正直めちゃまずい。
だけど龍たちも皆立派に散っていった。
一体一体、冷静に魔王に対処した。
もちろん私の援護もあっただろうけど、皆がSPを失いきって倒れていった。
皆HPを残したまま。
誰一人、できるパフォーマンスを残して死んでいった者はいなかった。
全員が最大限尽くしたのちの死。
魔王が死んだ龍を食べようとしても、残った龍は魔法で妨害した。
後半は特にお残し厳禁とか言って積極的に食べようとしてきたけど、結論として死んだ龍には傷ひとつ与えさせなかった。
残り一頭。
この最後の一人が地龍ガキアだ。
ガキアもおとといから一体で耐えてきて、もうすぐSPが尽きる。
ゼルギズも覚悟ができたのかただその時が来るのを待っている。
バキバキと静かに結界が剥がされる音がする。
私は完全に剥がされる前に、再びアリエルを地に落とす。
もうガキアにはMPもSPも残っていない。
最期に結界を一枚貼り、SPが切れると共にその龍は地に堕ちた。
みるみる減っていくHP。
そして死ぬ直前、あいつは確かに私を見た。
おととい。
ガキアから念話が来た。
彼は言う。
「主がゼルギズの言っていた者か?」
「え?
ゼルギズを支配してるっていうんなら私。
支配してるっていうか、管理してるっていうかだけど……」
「それなら安心だ。
世界を任せる、強者たちよ」
それだけで通話は切れた。
その時の私は困惑していてゼルギズも静かに聞いていた。
誤魔化そうとはしたけれど、コミュ障っぷりがはっきりと現れていたに違いない。
地龍は沈んだ。
私にはそれの真意がなんだったのかはわからない。
でも任された。
とんだものを最後に任されてしまった。
世界なんてとんだものを。
魔王にもどうしようもなかった問題を。
ギュリエも涙を飲むしかなかった問題を。
この世の全生命が苦しむようになった問題を。
Dが抱く最高神としての問題を。
残念ながら私には全て解決する資質がある。
全部解決して平和にすることができる可能性のある力を持っている。
良くも悪くも、なんでもありなら私は最強だ。
「ところで、あんたらはいつまでそこに引きこもってるの?
三週間前からちびちびちょっかい出されてると私でも嫌気がさすんだよね。
そうは言っても空間魔法からは出るつもりないだろうし私もなんもできないからなー。
こっちも龍食べることしかやることないし、しばらく居座るから出て来れば?
MP持たないでしょ」
ノーコメント。
こちとらMA原子炉があるからそんな簡単にMPなんぞ尽きない。
龍たちの弔いをできないのは残念だけど、あいにくこっちは世界の命運を担ってるんだ。
私とゼルギズは強者なんだし。
「そう、なにも言うことはないってか。
じゃああんたらに構ってる必要もないね。
せっかく龍を倒したんだ、食べないと私の信条に反する」
アリエルは1時間ほどかけて龍の亡骸をどんどん担ぎ上げて大きな山にする。
それを担ぐアリエルもなかなかだけど、そのせいで私は亡骸を回収できなかったから厄介なことには厄介だ。
そして全ての龍を下ろして、目の前にどかっと座って一言。
「いただきます」
「いただくな」
手を合わせた魔王の後ろに、管理者であるギュリエディストディオスが立っていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ついに互いの軍がかち合った。
やったね。
わたしは木のてっぺんから軍勢の様子を見て笑う。
人たちにとっては必死の大戦なんだけど、こちらにとってはレベルアップの場だ。
すまんな人族、わたしも今日を生きるのに必死なんだ。
今は大迷宮の最下層にいるけど魔王だっているわけだし。
ちなみに、青と話した後の二つの軍は思ったよりも単調に進んで全面衝突となった。
なぜ?
侵略、支配するだけなら戦力の分散がどっかしらで起こるとは思ったんだけど。
宗教戦争だからかもしれないけど、疎いからよくわからない。
まさか、侵略、支配が目的なんじゃなくて、人族の大幅な減少が目的だったりする?
いやないよな。
人を殺せばMAエネルギーが星にたくさん補充されはするけどそんなこと知ってる奴はほとんどいない。
そもそも禁忌見たやつもほとんどいないだろうし、実際にやろうとするやつもいないはず。
頭がすげ変わって人外がトップになってるならまだしも、人の思考してるやつが人を大量虐殺するなんて発想するわけないし。
もしかして、わたしみたいな異常進化個体が実はいてトップを牛耳ってたりするのか?
それだと非常にまずい。
魔王以外にも警戒しなきゃいけないことが増える。
ともかく、ともかく。
今は戦場の分析をしよう。
そんなこと考えたって電脳じゃないんだからわかりゃしない。
平原でお互いの軍勢が睨み合っている。
女神教を信仰する我が国サリエーラ王国と、真言教を信仰する敵国オウツ国中心の連合国軍だ。
叡智を使ってみたけどやっぱり数では負けている。
サリエーラ王国の軍勢は約48000、それに対して連合国軍側は約53000。
確かに、これだけ見ればサリエーラ王国が勝つのは大変だ。
だけど兵士の質ではどうかな?
実はサリエーラ王国の兵士たちが進軍する三週間の間わたしは青の娘たちに食糧を運ばせ続けた。
衣食住の三つの点で支援し続けたから実に快適な旅を送れたはずだし、それに加えて娘たちの蜘蛛糸で装備は強化している。
だからサリエーラ王国の兵の質はとてもいい。
この言葉だと語弊があるか。
ステータスで言うと高くはないんだけど、ステータス以外の数値に現れない場所がめちゃくちゃ強化されている。
精神面にしかり、装備にしかり。
対してオウツ国側の連合国軍の兵の質はバラバラだ。
もちろんサリエーラより悪いのもいるけど、良いのもいる。
あくまでステータスの話であって、精神的にはどんなもんかわからんけどね。
少なくとも、こちら以上の待遇はされてきていないはずだ。
まーでも、正直わたしが参加しなければオウツ国側がギリギリ勝つんじゃないかな。
残念ながら参加させてもらいますけど!
ごめんなオウツ、国の場所が悪かったと思え。
ちなみに青の娘たちは戦闘に参加しない。
経験値を独り占めするためっていうのももちろんあるけど、それだけならサリエーラ王国の人が泣きついてくれば出陣させるつもりだった。
だけど、人との戦闘を好まない青の子供だ。
戦闘させたら青の意向に反するかもしれない。
だからわたしは戦わせないことにした。
別に制圧するのにかかる時間が変わるだけだけど。
ともかくだ。
戦闘が始まれば加勢するから、それまでは黙ってよう。
世界最高最悪最凶
『オリジンエレテクト Lv16 名前 青
佐野 蒼生
HP:53768/53768(緑)(詳細)
MP:52384/52987(青)(詳細)
SP:48757/48757(黄)(詳細)
:48757/48757(赤)(詳細)
ステータス
平均攻撃能力52938(詳細)
平均防御能力51838(詳細)
平均魔法能力55647(詳細)
平均抵抗能力53673(詳細)
平均速度能力54888(詳細)
「HP超吸収LV9」「HP超速回復LV6」「魔導の極み」「魔神法LV10」「魔力付与LV10」「魔法付与LV10」「大魔力撃LV8」「SP高速回復LV10」「SP消費大緩和LV10」「瞬間速度大強化LV9」「破壊大強化LV9」「斬撃大強化LV9」「貫通大強化LV10」「衝撃大強化LV9」「状態異常大強化LV10」「闘神法LV8」「気力付与LV10」「技能付与LV5」「大気力撃LV6」「神龍力LV8」「神龍結界LV4」「猛毒攻撃LV10」「強麻痺攻撃LV10」「腐蝕攻撃LV8」「外道攻撃LV10」「毒合成LV10」「薬合成LV10」「糸の天才LV10」「鉄壁LV4」「神織糸」「操糸LV10」「念力LV7」「投擲LV10」「射出LV10」「空間機動LV10」「眷属支配LV10」「集中LV10」「思考超加速LV6」「未来視LV6」「並列意思LV10」「命中LV10」「回避LV10」「確率大補正LV10」「隠密LV10」「隠蔽LV6」「無音LV10」「無臭LV7」「帝王」「断罪」「奈落」「退廃」「不死」「カミゴロシLV10」「終末」「外道魔法LV10」「電撃付与Lv10」「雷付与LV10」「雷光付与LV10」「外道魔法LV10」「火魔法LV10」「火炎魔法LV6」「氷魔法LV10」「氷結魔法LV10」「氷獄魔法LV1」「水魔法LV10」「水流魔法LV10」「蒼海魔法LV1」「風魔法LV10」「暴風魔法LV10」「嵐天魔法LV2」「土魔法LV10」「大地魔法LV10」「地裂魔法LV4」「電気魔法LV10」「雷魔法LV10」「雷光魔法LV10」「天雷魔法LV10」「光魔法LV10」「聖光魔法LV9」「影魔法LV10」「闇魔法LV10」「暗黒魔法LV9」「毒魔法LV10」「治癒魔法LV10」「奇跡魔法LV5」「空間魔法LV10」「次元魔法LV10」「重魔法LV10」「深淵魔法LV10」「死音LV10」「無限LV10」「傲慢」「激怒LV6」「飽食LV10」「魅了LV10」「賢姫LV9」「妖姫」「電脳」「破壊大耐性LV9」「打撃無効」「斬撃無効」「貫通無効」「衝撃大耐性LV9」「火炎耐性LV9」「氷結耐性LV9」「水流耐性LV9」「嵐天耐性LV2」「地裂耐性LV4」「天雷無効」「聖光耐性LV9」「暗黒無効」「重大耐性LV6」「状態異常無効」「酸無効」「腐蝕大耐性LV9」「外道無効」「恐怖無効」「苦痛無効」「痛覚無効」「気絶無効」「暗視LV10」「万里眼LV9」「五感大強化LV10」「知覚領域拡張LV10」「神性拡張領域LV9」「天命LV10」「天動LV10」「富天LV10」「剛毅LV10」「城塞LV10」「韋駄天LV10」「強化産卵LV10」「小型化LV10」「共生LV9」「清浄LV8」「禁忌LV10」「n%I=W」
「歪」
スキルポイント22320
称号
「悪食」「血縁喰ライ」「魔物殺し」「魔物の殺戮者」「竜殺し」「龍殺し」「毒術師」「糸使い」「大感染」「オリジン」「傲慢の支配者」「電脳の支配者」「恐怖を齎す者」「究明者」「暗殺者」「覇者」「率いるもの」「竜の殺戮者」「竜の天災」「龍の殺戮者」「王」「運命の神獣」「特異点」』