バチュルですが、なにか?   作:天廻シーカ

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王VS王補佐(王より弱いとは言ってない)

高評価、感想お願いします。



92 古VS運命③ 本気

どうする。

私のステータスは確かに高い。

でも、電脳の爆雷のせいで攻撃力と速度は負けている。

 

 

そして魔法能力に至っては大きく敗北。

鑑定をしたけどほぼ全ての最高位魔法を使える相手に勝つ自信はないし、なにより相手は魔導の極み持ち。

だからもちろん魔法の撃ち合いになれば負ける。

 

 

私の勝ち筋は暴食でやつの急所を破壊すること。

具体的に言うと背骨と頭だ。

このどちらかを破壊すれば、機動力か思考能力どちらかを大きく削りながらHPを削ることが出来る。

そうなれば倒すことはできなくとも交渉まで持ち込むことも可能なはずだ。

事実、さっき片腕と頭を食べた時青のHPは減少している。

SPとMPは不思議なほど減っていないけどそれと比べればHPの増加は大幅に遅いしいける。

 

 

それか直接殴って体力を減らすか。

これも手段として有効。

青の防御力は60000ない訳だし、殴る余裕があれば積極的にやっていきたい。

電脳は暴食に警戒するはずだからさりげなく挟んでいこう。

 

 

私は立ち上がり、奴を見定める。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

青がショックで気絶した。

白が殺されかけた。

コイツは、故意で白を殺そうとした。

 

 

全てコイツだ。

コイツのせいだ。

コイツのせいで全て失われかけた。

 

 

青は精神が弱いんだ。

オレ様を生み出したから。

いくら覚悟していても、いくら生きようと足掻いても、簡単に崩れ落ちてしまう。

そんなやつにそれだけのショックを与えるとか。

 

 

オレ様が奴に生きる可能性を与えたのは単純に青に対する優しさだ。

青はおそらくコイツを許す。

白を殺しかけたコイツでも死んでいなければおそらく許す。

それどころか愛してもらうことを望むかもしれない。

それほどあいつは、常に愛を求めている。

 

 

自身と対等に話せる強さがあるのならばなおさらだ。

彼女は純粋な愛を望むのだから。

オレ様でも純粋な愛を望むのだし、愛と女成分を濃縮した青ならばよりそう動く。

 

 

だから男であるオレ様は怒りでストッパーとなる。

愛すことで、白を殺しかけたコイツを殺すことでオレ様はオレ様であることを証明する。

オレ様はそんな理由づけをした。

本当はわからない。

この怒りはどこから生まれたのか。

機械であるはずのオレ様が、理由のない怒りに溺れるとか。

 

 

これも青がくれたのか。

いいや。

とりまコイツ殺ろう。

本当に本気で、圧倒的な力で叩き潰そう。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

電脳は私に向かって歩き始める。

銃から戻った拳を握り締めながら。

確かな足取りで。

 

 

私は暴食を発動させる。

発動した瞬間に発生した暗黒弾に暴食を肩代わりされる。

くっ、さっきの土魔法でも想定できたけどこの速度で魔法を生成できるか。

 

 

もう一度暴食を発動しても再び防がれる。

そして電脳は足を曲げて力を込めた。

跳んで来る。

私は拳に力を込めて思い切り振りかぶる。

 

 

パシッ。

抑えられた私の拳。

そしてこの音が耳に届くと同時に、彼女の声が頭に響く。

 

 

『転移』

 

 

吹っ飛ばされたのは、何もない平原。

今度はスキルの転移と同じで、ゲートを介さずに直接飛ぶって方法で来たか。

転移の方法も2種類共できるとなると、私が思っていたよりも相当魔法が上手いっぽいな。

これ凌ぐだけで結構きつい可能性あるんだけど、私攻撃できるか?

 

 

てか、気になるのが当たり前のように転移してること。

大魔王結界では転移ができないってことになってるはずなんだが。

なんかまたチート使ってるのか?

 

 

電脳が放つ銃弾を思考加速で回避しながら考える。

すると案外簡単に理由はわかった。

私ごと転移してるからだ。

結界は私を囲むようにして構成されている。

だから白が私から離れるようにして発動した時も結界に阻まれて転移不能だった。

ならば私から離れないようにして転移すれば。

 

 

無論、普通に転移できる。

今までの人生で逃げること以外に転移を使う人をまともに見なかったから転移不能と勘違いしていた。

でもそれがわかったところで今の状況がよくなるわけでもない!

 

 

この場所も、人がいないことを除けばさっきとそう変わらない。

ただのだだっ広い平原だ。

なにをしにここに来たんだ?

 

 

『どうしてここに飛ばしてきたか疑問に思っているようだが、それは単純に天変地異を起こしても問題ないから。

 それと、人に裸を見られないようにだな』

「なんでこちらの思考わかってるのよ」

 

 

私は吐き捨てるように言う。

人の感情を読み取れたのはギュリエの言ってた最高神だけなはず。

だから本当はわかってるわけないんだけど、事実わかられてるからこっちはどうしようもない。

なによりコイツならばできかねない。

 

 

『攻撃を緩めたのに逆にやり返してこないから考えてんだなって思ったんだよ。

 それに周りを目で見渡してたし別にオレ様じゃなくてもわかる』

 

 

あっそう。

その言葉を耳に入れながら私は蹴り飛ばす。

吹っ飛んだ電脳は地面を転がるけど、どうせ大したダメージは入ってない。

頭を吹っ飛ばしても普通に動くんだから。

 

 

案の定電脳は立ち上がる。

そして、次の瞬間展開された大量の魔法陣がやつの周囲を回り出す。

あ、これやばいやつだ。

 

 

『今までの頭部破壊、腕破壊で20%。そして今の蹴りで5%。

 合計で25%壊された。

 残りHP55%分、死ぬ気で削りに来い!』

 

 

 

『天雷魔法LV9 天雷界』

『暗黒魔法LV9 暗黒界』

『地裂魔法LV2 地裂槍』

『火炎魔法LV2 火炎槍』

『氷獄魔法LV1 氷獄弾』

『蒼海魔法LV1 蒼海弾』

『嵐天魔法LV2 嵐天槍』

『聖光魔法LV9 聖光界』

 

全ての属性の魔法陣が、私へ向いて牙を向く。





並列意思8つを使った魔法の発動。

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