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「戦車だ、貴様らすぐ処理をしろ。
我々は先に進む」
現れた戦車たちの処理を二人に頼んで、先へ進む。
早く行ってGMA爆弾を止めなければいけないからだ。
あと結界が張られているから外の状況もわかっていないし。
仮にもクイーンを万単位で置いているからロボ如きに敗北してもらっちゃ困るが、オレ様が一時的にでも管理下から離していることで暴走してもそれはそれで困る。
敵をロボにしているからバグればフレンドリファイアすることもできないし、もしクイーンが龍を狙えばギリギリで保っている制空権が一気に崩壊しかねない。
出撃口も完全には破壊されていないから戦闘機出るだろうしな。
このGフリートは拠点という意味も兼ね備えているからかやけに道が入り組んでいる。
城下町のような、といえばわかりやすいだろうか。
要するに走っていてもそれなりの時間がかかってしまうのだ。
だが道が長いだけでこちらのペース自体は順調。
敵を処理する時間はほぼゼロに近いし、RTAだとしてもかなりいいタイムが出ていると言えるだろう。
「そーいやテメー、なかなか裏切らねぇな。
本当はなんかしてーんじゃねぇのか?」
「無理だろう、アリエルが即敵を処理しているのだからそんな余裕あるはずもない。
貴様、わかってて言ってるだろ」
「ご名答。
ただの揶揄だよ揶揄」
ポティマスは今の所裏切る素振りをしていない。
いや、ロケラン爆発させたから裏切ってはいるか。
あれ、てことはこいつ白を傷つけようとしたってことか。
地獄に蹴り落とさないとダメじゃねーか、たく。
さて。
走った距離的にもうすぐ機関室には着くだろうがそしたらどうしたものか。
ポティマスのことは、全て終わったらオレ様が何もしなくても白とアリエルが処理するだろう。
だがポティマスの方もオレ様や白の捕縛や殺害、アリエルの殺害もしたいはずだ。
よし状況整理だ。
オレ様でも解除はできるが、ポティマスというパーツがGMA爆弾の解除には最も適している。
だからオレ様らはポティマスが爆弾を解除するまではポティマスを傷つけるわけにもいかない。
下手に傷つけて解除不可ってなると詰む。
逆に、ポティマスは仮にこちらが死んでも問題なく解除できる。
だからコイツは爆弾解除の前に仕掛けてくるだろう。
こちらは傷つけられねぇんだから。
クソ、これは予想以上にきついかもしれねぇ。
アリエルや白が殺しちまえっていうテンションならさっさと殺してオレ様が解除するってことも出来るんだが。
いかんせんアリエルがちゃんと考えてくれててポティマス生かしてるからな。
合理的な以上傷つけらんねぇ。
そんなことを考えていたら、目的地に到着していた。
クッソ、Gフリートの金属喰らいたいが時間がなさすぎた。
もったいねぇ、全部終わって落とした後喰うんでいいか。
「私とこいつでハッキングや諸々のことをする。
アリエルと白いのは戦闘をしろ。
中になにかいた場合、だけどな」
ため息をついた白を横目にポティマスと扉を開錠するためのハッキングを始める。
だが、これ自体は別に一人で開けられるんじゃないかっていう難易度。
なんなら地球最高峰の電子制御キーとそんなに遜色がない。
開発者なら開けられない方がおかしな簡単さだ。
それなのにオレ様を同伴させたのが怪しい。
カチリ。
鍵が開けられて、静かにドアが開いていく。
そこに合ったのは、円形の殺風景な部屋。
ポティマスが警戒したようなロボなんてものはなく、真ん中にただの柱があるだけ……。
嘘だろ。
思わず膝を地面につき、頭を抱える。
バカかよ。
とんでもないこと起きてるじゃねぇか。
最悪のサンドイッチ起きてやがる。
その隣で、
「バカな」
そんなポティマスの声が聞こえる。
は、これ想定できてなかったのか?
お前がこのGフリートについて一番知ってるはずなのに?
あー、念の為エンジニアのこいつ連れてきててよかったわ。
オレ様も想定できてなかったし正攻法ならコイツ必要だわ。
顔を上げると柱から大量の銃が剥き出しになっている。
ラッキーなことに感知しただけで、まだこちらを狙撃する気はないらしい。
部屋の中に入ってきたら撃ち放ってくるのだろう。
ならば、こちらもやりたいことをさせてもらう。
「全員この部屋から少し離れろー!
作戦会議だー!」
受動的って言うのは手を出さない限りなんでも出来ていいねぇ!
少し離れて部屋の外から機械を見つめる。
肉眼でも分析し放題なあたり、どうやらここまで見られたりするのは想定されてねーみたいだな。
そしたらもうこっちのもんだ。
「電脳、どういうこと?」
「真ん中に兵器あるだろー。
あのコアがGMA爆弾!」
それを聞いて、頭を抱えるアリエルと白。
だがポティマスは対処法をもう思いついたのか、落ち着いている。
まあ考えていることは同じはずだ。
「どうするよ」
「「ギュリエディストディエスに処理してもらう」」
おー、ビンゴ。
そりゃそうだわなー。
いくら龍とは言ってもそれがノーリスクだし。
なんなら柱にも龍感知機能とかねーの今見て分かったから完全に脅威は消え去った。
と同時に予想通り空から落ちてくるスマホをパシリと掴み、口元に当ててほくそ笑む。
そこから流れ出る時止めの魔術を強制的に一部解除。
今までは好き勝手されてたんだからいい加減こっちのターンだわな。
「許してくれっきゃねーけど、実際どうなんだ?
流石にそれ拒否だとちと手間がかかるが。
あと白にさりげなく干渉するのダリーからやめろ。
オレ様に干渉できねぇからするとか負け犬だなぁ」
この場にいる全員が聞いている中、無理やりに交渉を開始する。
Dとかいう馬鹿に。
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『ああ、それについてですがギュリエには宇宙に待機してもらってますよ。
彼がいたら全部解決するしでつまらないじゃないですか』
「いやオレ様がいる時点で同義だろ。
まじでパパッと解除してもいいんだが」
『ならしていいですよ。
私はそんなあなたの成長を願っています。
これは本当です。
あなたが成長するのはこの世界、いやこの宇宙の一つの願いですから』
「バカ臭え。これで通信終わりなら切んぞ。
てかゲームしたい時にいつでも会えるしな。
じゃ」
そう言ってスマホを口の中に入れた瞬間スマホが消え去った。
クソ、手遅れだった。
ギュリは先に根回しされてたしスマホの構造は分析できないしで、踏んだり蹴ったりだ。
「電脳くん、今のは?」
「オレが前々から話には挙げてたおありがてぇ邪神サマだ。
で、アイツの権限でギュリ宇宙にいるらしいからオレらで解決すっぞ」
「おい待て貴様、今何が起きた!」
「あー、クソエルフ、神の上にいる超神様とお話しした。
サリエルとか知ってんだろ、あれを軽く上回るすげーやつだ。
実際は普通の人よりちょっとエネルギーがあるだけのただの女」
「そうか、エネルギーがあるだけのただの女、か。
私にはそんなようには聞こえなかったが」
あったりまえだー!!
そう聞こえてたら狂ってるとでも思うだろ!
頭硬すぎじゃねーかこれも冗談だよ!
まあコイツは元からそんなやつとしてどう対処するか。
プランは3つくらいあるが全部見せたくねぇ。
全て後々作戦に使うやつだし今のコイツの科学力じゃオレ様ですら対処可能だ。
MAエネルギーさえあればあのGフリートの主砲でさえ連発可能になるんだから、それだけエネルギー資源が無限にあることは脅威になる。
「おいポティマス、お前対抗策あるか?」
「あるが、私の今のボディが無防備になる。
だから却下したいが」
「やれ。
今はテメー殺す時間も余裕もありゃしねー。
お前を嫌いまくってるアリエルすら黙ってんだからマジで余裕ないんだよ。
お前、今のMAエネルギー飽和状態で落とされるGMA爆弾とか全員お陀仏になりかねねーぞ」
白の方に目配せして頷かせる。
実際白が従ってくれてよかった、コイツはアリエル以上にポティマスにキレてる可能性あるし。
「はあ分かった。
貴様の進言に従ってやるとしよう。
だが勘違いするなよ、私がやりたくてやるのだ」
「オッケー、センキューな」
ポティマスが壁にへたり込むと、その背中からするするとコードが出てくる。
どうやらこれでハッキングする作戦のようだ。
コイツが急に動きを止めたのを見ると、その間は動けないから無防備になるということなのだろう。
ただコイツ、勝手に始めちゃったからやべえ。
まだ何にも決めてねーのに。
「アリエルは先行して部屋の中に入って銃撃を防げ!
白はポティマスを守り抜け!
オレ様はロボット本体を無力化する!」
なんとかするぞ、無理矢理でも。