たまにはこちらも上げたい。
「あー、ヤバいヤバいヤバい!
急いでやんなきゃいけないことが多すぎる!
誰がDに喧嘩売ったんだよ!
私だ————!!」
あのあと、なぜかふわりと着地出来た私たちはGフリートが墜落しているのを確認。
そして待ってくれていた龍に適当に爆発物だけ処理しろと伝えて今に至る。
今はちょうど暴走してるクイーンを叩き潰して食ってる。
龍どももポティマスは紛い物というけどそれでもちゃんとした志はあるから十分使い物になるね、私が帰ってくるまでクイーンに対して粘ってくれたんだから。
強さも及第点はあるかな。
『ギュリエ!
あんたは今宇宙空間にいるはずだから体内に溜め込んでるMAエネルギー全放出しちゃって!
帰ってきたらまた補充してあげるから!
出来れば何往復かしてくれると嬉しい!』
『はぁ!?
貴様はなにを言っている!そんなことしたらまた龍が湧くぞ!?
その膨大なエネルギーを回収しに!』
『わかってる!
私も龍どもと接触したいんだよ!星作るまでにまず戦力は確保したいから!頼んだよ!』
『いや、待——-』
すまんな、念話時間ないから切った。
宇宙空間にいるヤツと念話するのエネルギーも結構食うからしゃあないしゃあない。
あー、ヤバいヤバい。これからやんなきゃいけないことは何個だ?
一つ、二つ、三つ、四つ……。
ああ多い、私が宣戦布告しちゃったから何にも言えないけどやること多いよ。
腕が何本あっても足りん。
皮となったクイーンの上で、半裸の私は背中から生やした6本のカニみたいな脚で6つの浮かび上がってるパネルをいじる。あークソ、賢姫とかダスティンとかとにかく処理が多い。
ゼルギズもあの空間じゃ精神体だけなんとか取り繕って出したけど体は不完全のまま。しかも白に至ってはDにだいぶ無理させられたのかこっちの世界に来てから指一本動かせなかった。今は無虚空間にいるから安全だけは確保されてるけどマジで許さんからなD。
電脳も2人の回復のためにこっちに時間取れないしさ。
「青ちゃん……、私はどうすればいい?」
「とりあえずGフリートに入ってるであろう武器の無力化!
出来れば使えるような状態のまま、戦闘機とかもそのまんまの感じで!弾薬とかだけ暴食で食べるので出来ないかな?」
「わかったやってみる。
ありがとうね、事務作業」
「こっちは大丈夫だからそっち頼んだ!」
『ダスティン!
こっちは無事Gフリートを叩き落とした!
あと兵隊不足だったら改めて言ってくれ、ポティマスに悟られるのが1番めんどくさい!
それはあんたもわかるでしょ!』
『それはわかっております。
Gフリートに関しては誠にありがとうございます。
ですが、私の兵力については秘匿させていただければ幸いです』
『オッケー、その言葉だけ聞けば大体察せられた!
あとは事後処理までこっちで済ませて機械なんか見る影もないようにしてあげるかはそっちは人間関係の問題解決して!
適当に天災とか言っときゃいいんじゃないの、実際うちのクイーン軍団のおかげで気候変わるんだし!』
『そこは私が上手くやります。
今回の件、本当にありがとうございました。心から感謝いたします』
おぉい!
感謝してる割に隠し事の数えぐいぞ!
というか念話そっちから切ったな、話すこともうないし忙しいから全然許すけど!
クッソ、クソエルフも世界反転の時にちゃんとエルフの里の中まで帰りやがったな。
とは言っても今の私なら問答無用全力カチコミでやつの人生は終了させられる。
だけどワンチャン外部存在への対抗手段とか産んでくれるのならちょっとは泳がせていいかもしれない。アイツGフリートでのあの兵器からしてエネルギーさえあれば外部の神をワンチャン傷つけられるものでも作れるかもだし。
いや作れないかも、宇宙龍対策のレーザーゼルギズが生きてるもん。
まあどっちにしろわざわざ行く必要も無さそうだし今はほっとくか。
『Gフリートは叩き落としたから安全になったらソフィアとメラゾフィス、アンタらも連れ戻すよ!
明日くらいには!』
『え!?あ、はい、わかりました』
よしメラゾフィスの返答確認。
Gフリートレベルの脅威じゃないと今の私にとって害無いからね、なんもないなら無虚空間に回収しちゃった方が絶対に安全だ。
ずっとそのままで魔族領まで行くわけではないけど、この戦後処理が終わるまで。
というかソフィアたちの安全だけ考えるなら私もう魔族領まで転移出来るし。魔王に言うとめんどくさそうだから言ってないが。
変な場所だったらめんどくさいからケレン領にいた時に念のため確認してきている。
とりあえずこれで連絡は終わりかな。
じゃあこれからはここのお掃除だ。
今までの連絡大体勝手になんとかしろって言ってただけだし、実はこっからが私の事後処理としては本番なんだよなぁ……。
まず一番最初にだけど、良かった。
ほんとに良かった。
Gフリートが爆発しなかったこともだけど、実はもう一つ良かったと思うことがある。
というか普通にガバガバだったし下手したら世界中更地になってたからな。私のせいで地ならしが起きてこの星が更地になってましたとかエネルギー関係なく笑えんからな。
動きを止めたクイーンエレテクトの軍団を見て、私は深いため息をつく。
良かった、機械全滅させた後に1体以外は暴走しなくて。
私がこの星から飛んでたし下手したら数万体が暴走して世界が更地になっていた。
というかこれは私じゃなくて急に星から飛ばしたキラとかアルセウスが悪いんじゃないか?
私は元から星出るつもりなくて命令したのに星の外に勝手に飛ばしたのは彼らなんだから。
でもまあアルセウスが暴走防いでくれたのかもね、そしたら……嬉しくないわ、というか1体暴れてたしそれはないだろ。
いくらうちのクイーンがステータス10000超え程度だといえど龍が足止めしてくんなきゃ大惨事だったからな?
なんとかなったから良かった。
「ヒュウ青、そっちは全部終わったのか!?
オレたちはいちおう変な火薬とか全部処理してきたが!!
……というか上着なくていいのか?全部丸見えだが」
「ありがとう。じゃああとは私が処理するよ。
あと服は怪我はしないし別に恥ずかしい訳でもないからいい。そもそも今は背中から脚生やしてパネル打ってるからね、ほら。
面倒なんだよ、服着てると案外」
飛んできたヒュバンにクイクイと6本の脚を動かしてみせる。
というかこの龍にも恥とかそういう概念あるんだ、少し意外。ガキアと暮らしてたゼルギズが服とかいう概念知らなかったし、全裸でもなんも言わないんじゃないかって思ってた。
まあ胸もアリエルよりはあるから、いくら見た目が幼めだといえどまあ人前に出る時はちゃんと着る。そこら辺はわかってるしなんなら下は今もちゃんとスカートみたいに履いてるからね。
結構ズリ落ちそうで危ないけど。
「今は何も言わないが、ちゃんと終わったら着ろよー!!」
私がGフリートへ転移する直前、後ろからそんな声が聞こえた。本当にあの龍人間のこと知りすぎじゃない?
私には関係ないことだけど前世人間とかだったりするのかな?
『電脳、全部食べるよー!!無虚空間に機械置く場所開けといてねー!!』
『あ“ー、わかってるわかってる。
だけどそれ一日で食えんのか?
無理だろ絶対』
あー確かに。
そんなことを話しながら青い空の下Gフリートの上で全裸になって寝転ぶ。
龍やアリエルにはクイーンたちが荒らした土地の整備を頼んだし今ここにいるのは私だけだ、だから見られることもないってわけよ。
たまに補給で離れる飛龍が上飛んでる時あるけど気づいたら負けだぞ。
どっちにしろヒュバン以外変な反応しないしまあ平気でしょ。
「服着ろ、気まずい」
「あん?あ」
身体を起こすと、ギュリエが私を見て頭を抱えていた。どうやらいつのまにかエネルギーを放出して帰ってきてたみたい。
この時間で帰ってこれるのなら上出来上出来よ。
「ヒュバンだけ私の全裸に反応するから面白くて見てだんだけど、なんでかわかる?アイツだけロリコンとか?」
「最低な勘違いをするな。
アイツだけはもとは人間だからな、普通に気にしているんだよ。心配させるな」
「え」
ちょっと待てい!
龍が人間にされてるのかこの世界!
正直元人間に裸見られてるとかそんなことよりこっちの方がヤバそうなんですけど!
そもそもこれ、聞いてよかったんだろうか。
『前話したから平気』
「おい待て電脳貴様。誰が誰に」
「オレ様が青に」
「「マジ?」」
『青が忘れてるだけ。
前話した。あれは想定ではあったが』
うーんこの、私。
その後、クソエルフの人体実験での失敗作が彼らなんだとギュリエは教えてくれた。
龍に対抗するために龍を作るとかいう、テラフォ◯マーズみたいなことをやろうとしてくれたわけだ。
見事に失敗したから今も奴はヒュバンを見下しているわけだけど。
おいあのエルフクズ過ぎるぞ。
まあ、それはともかく。
「はい、少ししたらいってらっしゃい」
「急に私の背中に触ってどうした」
「エネルギー充電してるからあと10分したら宇宙へGO!」
「鬼か!?」
はい、鬼です。
星とサリエル救うためなら鬼になりますよ。
ギュリエを宇宙へ弾き出して再びため息をつく。
そもそも全裸になったのも私が露出狂だからじゃないし、そろそろ本題に入りますか。
Gフリートさん、その機械に感謝して。
いただきます。
最近投稿頻度落ちます、すみません。