よっしゃ!ギャラドスに勝った!強かった!
確かにこいつは強かった!でも、俺が勝った!
てか30m位あるよなやっぱ。デカすぎない?
あほくさ。てかこいつがただ弱い個体だから勝てたとかありそーだわ。
まあいい!勝ったものは勝ったんだ!
アイムア、ウィナァァ!!
イェェェェェーーイ!!ジャャスティス!
正義は、勝つ!!
うおっしゃあああ!!
「勝った!!」
「勝った!!」
「コロンビア!」
「「イェェェェェーーイ!!ジャャスティス!!」」
「ほら、サヤも!!」
「え?あ、はい。え?」
「うおっしゃぁぁぁ!!!」
「イェェェェェーーイ!!」
「うおおおーー……。
*映像と音声が乱れております。テンションが下がるまでしばらくお待ちください。
はあ、はあ。と、とりあえず一応勝ったってことでいいんだよな。
えっと、じゃあ、どうしよう。進化できるみたいだし、し、進化しようかな。はあ。
でもその前に。言っておかないと。
「サヤ、正直に言わせてくれ。ギャラドスにタゲ取られた時に、出来ればこちらに来ないで欲しかった」
「はい」
「うん。じゃあわたしからも言わせて。正直、基本的にわたしたちーー、白と青は自己責任で生きてきてるの。だから自分で起こしたトラブルについては自分で責任を取って。次同じことがあった場合、私たちの方に来ないでほしい。関わらないように、離れてほしい。あくまで、これは正直な話だけどね。いい?いざとなったらわたしたちもそうするから」
「ーー分かったわ。もうしない」
「本当だよ?」
「ーー分かってる」
まだ睨みあってるーーというかサヤに白が敵意を向けてるけどお互い言いたいことは言ったか?まあ言ってないだろうな。
俺ももちろん思うところはあるし言いたいけど堪えてることもたくさんある。
ふざけんなって気持ちもある。
でもそれを言い出したら終わらなくなってしまうような気がする。だから俺はこの感情を飲み込むことにした。
「うん、じゃあ。これで終わり!これ以上話しても気分はよくならない!進化だ進化!」
なんか考えてるのを忘れてるような気もするけど進化しよう。
これが第一だ。強くなるに越したことはないし。
じゃあ進化先を出してくれ電脳!
《進化先の候補が複数あります。次の中からお選びください。
テスラエレテクト
ラグ・ロア》
あ、これ電脳の声じゃなくてレベルアップの時と同じ声なんだ。
まあそうしないと俺以外の人進化できないしね。蜘蛛だけど。
ていうか何だこれ。ラグ・ロア?全く蜘蛛と関係していなさそうな名前だし。わけわからん。
電脳!
『ラグ・ロア:進化条件:一定以上のステータスを持つ小型電気蜘蛛モンスター、「暗殺者」の称号
:説明:混沌の前兆とも言われ恐れられる、小型の電気蜘蛛の魔物。高い戦闘能力と隠密性を持つ』
かっこいい。ただただかっこいい。いいねこれ!
とりあえずはこれになるかな?テスラエレテクトについてもとりあえず調べてみるけど。
『テスラエレテクト:進化条件:タランテスラLV10:説明:エレテクト種と呼ばれる蜘蛛型の魔物の希少種の成体。非常に強力な雷撃能力を持つ』
うわあ。雷撃だよこっちも。かっこいい。
でもどうしようかなあ。テスラエレテクトには小型ってついてないってことは多分でっかいんだよね。
この世界別に体が小さくてもステータスが高ければ強いっぽいんだよなあ。
マザーは別だけど、ギャラドスとサヤのステータスも同じなんだし。大きさは全く違うけどな。
うん、ラグ・ロアにしよう。当たり判定小さそうだし。
ラグあったらキレるけど、まあないでしょ!高い戦闘力あるらしいし!
マジでないよな?うーん、でも暗殺者ってスキルが必要なら、ラグないか。ラグあり暗殺者とか弱すぎだもんね。
よし決めた!俺は暗殺者で生きていくぜ!
ん?ラグ・ロアって最終進化じゃないよね。よくよく考えたら最終進化なら詰むんだけど。
電脳、進化ツリーある?
『しばらくお待ちください。進化ツリーの作成に成功しました。進化ツリーを表示します』
え。マジでできんの?神かお前。じゃ、見させてもらおう。
すごい。ただ、美しい。俺の頭の中に、青白く輝く大樹が浮かび上がる。そこから、実のようになっている進化系統のたくさんの種類。合計で、20はあるんじゃなかろうか。ただ、美しい。
オリジンエレテクトは、その樹木のてっぺんに君臨していた。ただ、美しく存在し、圧倒的な存在感を周りに振り撒いている。
ここを、
いや辿り着く。
ちゃんとラグ・ロアからもツリーは繋がっていた。エジク・ラアとか、訳わからないものも間に挟まっていたけど。でも、まだまだラグ・ロアは進化できるらしいし、これでいいか。
「白決めた?」
「うん。わたしはゾア・エレっていうのに進化することにした」
「あ、あと俺はラグ・ロアに進化することにしたわ。小さいらしいし」
電脳!
『ゾア・エレ:進化条件:一定以上のステータスを持つ小型蜘蛛型モンスター、「暗殺者」の称号:説明:不吉の象徴とも言われ恐れられる、小型の蜘蛛型の魔物。高い戦闘能力と隠密性を持つ』
おお、ゾア・エレさんも強そうじゃあありませんか。よきよき。これ二人とも進化できたらだいぶ強くなるんじゃないか?サヤには勝てないとしても前ハチがいっぱいいたあの下層の大穴も普通に通れそう。
ねえ、電脳。白の進化ツリーも作れない?
『可能です。作成しました。表示します』
俺の時よりだいぶ早くない?なんか俺の時準備してなかったとかあるの?いや、急に言い出したこっちが悪いか。
やっぱすげえ。じゃあ、白にも共生で見せてくれないか?
『可能です。表示しました』
次の瞬間、白が全身をビクッとさせた。申し訳ない……。
説明してみてもらう。結局、いつも通り愚痴は言われたけど納得してくれたみたいだし、喜んでくれたからよかった。
「じゃあ、進化するわ。ギャラドス取っといてね」
「わかったわ」
「敵呼び寄せないでよ?あと、ちゃんと守ってね」
「わかったわ」
うん。じゃあ、白行くぞ。
うん。じゃあ、青行こう。
進化!!
俺たちはギャラドスの陰で意識を失う。
《進化が完了しました》
《種族ラグ・ロアになりました》
《各種基礎能力値が上昇しました》
《スキル熟練度進化ボーナスを取得しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『HP吸収LV8』が『HP吸収LV9』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『HP自動回復LV5』が『HP自動回復LV6』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『破壊強化LV1』が『破壊強化LV2』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『斬撃強化LV1』が『斬撃強化LV2』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『毒強化LV3』が『毒強化LV4』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『気闘法LV1』が『気闘法LV2』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『毒合成LV7』が『毒合成LV8』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『大奈魔糸LV2』が『大奈魔糸LV3』になりました》
《条件を満たしました。『電脳』により、スキル『万能糸LV1』を作成しました》
《『斬糸Lv3』『糸合成Lv9』『大奈魔糸LV3』が『万能糸LV1』に統合されました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『万能糸LV1』が『万能糸LV3』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『影魔法LV5』が『影魔法LV6』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『雷魔法LV5』が『雷魔法LV6』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『毒魔法LV5』が『毒魔法LV6』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『破壊耐性LV1』が『破壊耐性LV2』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『気絶耐性LV2』が『気絶耐性LV3』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『触覚強化LV6』が『触覚強化LV7』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『剛力LV3』が『剛力LV4』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『堅牢LV3』が『堅牢LV4』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『護法LV3』が『護法LV4』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『禁忌LV7』が『禁忌LV8』になりました》
《進化によりスキル『腐蝕攻撃LV1』を獲得しました》
《進化によりスキル『斬撃強化LV1』を獲得しました》
《『斬撃強化LV1』が『斬撃強化LV2』に統合されました》
《進化によりスキル『隠密LV1』を獲得しました》
《『隠密LV1』が『隠密LV7』に統合されました》
《進化によりスキル『無音LV1』を獲得しました》
《スキルポイントを入手しました》
ーーーーーーーーーーーーーー
「なんでここにいるの?」
「…………………」
「私が配置したから?」
「…………………」
「そう。私が配置したからか。わかった。ありがとう」
だめだ。全くもって
こんな感じじゃ他の奴らに聞いても埒が開かないかもしれない。私がいくら質問しても、まるで記憶があるかのように話してくる。
「私がおかしいのか?この短時間で何が起きてる?」
「…………………?」
「何でもない。独り言だ」
私はその場を去ることにした。
そしてフェクト大迷宮の深部。さっき、確かに何も異常がないと言った。でもそれはクイーンに限ったことで、それ以外ではこの迷宮は異常の塊だった。
『スモールレッサークリムガンLv1』『スモールレッサーメレシーLv2』『スモールレッサークチートLv1』『スモールレッサーズバットLv1』『スモールレッサーイシツブテLv1』『スモールレッサーダンゴロLv1』『スモールレッサーサイホーンLv1』『スモールレッサーコロモリLv1』『スモールレッサーイワークLv1』『スモールレッサーメレシーLv2』『スモールレッサーサイホーンLv1』『スモールレッサーズバットLv1』『スモールレッサーイシツブテLv1』『スモールレッサーイシツブテLv1』『スモールレッサーイシツブテLv1』『スモールレッサーイシツブテLv1』『スモールレッサーコロモリLv1』『スモールレッサーイワークLv1』『スモールレッサーダンゴロLv1』『スモールレッサーイワークLv1』『スモールレッサー…………。
探知に大量の反応が引っかかる。多すぎて頭が痛くなりそう。
そこかしこで、よくわからない魔物が大量発生している。卵から生まれて、その個体が卵を産み、それで力尽きて、また次の個体が卵産む。というサイクルを繰り返し続けてて、私が殺しても他の奴らは一匹も私に目を向けない。そして、ただ一心で産卵し続ける。
私はそこに向かってブレスを放った。もちろん、消し炭も残さぬ様に。
岩が焼け、赤く光る。残った奴らにも、ブレスを繰り返す。即死するように。苦しまずに、一撃で死ぬように。
確かに、世界の回復という点ではこの方法は確かに一理かなっている。
でも、不快だ。
だって洗脳されてるのが見ていてわかるから。私のクイーンだって、思考の誘導とかはしてるけど意識を完全支配なんてのはしてない。
この景色が、この状況が、私の女神様に重なった。
それが不快だった。
わかってる。私一人でこの世界での謎の魔物の増殖を抑えられる訳がないということも。こんな迷宮が、まだたくさんあるということも。
でも、抵抗させてほしい。ただの私の、ワガママのために。
ポケモンたちがどんどん増えていきます。
細かい奴らについては、解説が多くなりすぎるので飛ばしていきたいと思います。わからない方は各自調べていただければありがたい。あと、あまりストーリーには関わらないのでわからなくても問題はありません。
なんかいっぱいいるなあと思ってくれれば。
アルセウスの内容ちゃんと見ました。面白かったです。
スイッチ欲しい。