バチュルですが、なにか?   作:天廻シーカ

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やっと白にあれが来る。


17 人の意思ってもんはそう簡単には増えないはず

ある日。いつものようにナマズを狩り倒したとき。

白に変化が現れた。

 

 

『こんちは!新しく生まれた蜘蛛です!』

『『は?』『え?』』

 

急に頭の中にやばい声が響いてきた。

最初はめちゃくちゃビビったよ。

だって大声で初めてあったみたいに話しかけて来るんやもん。

 

そりゃビビる。

サヤだって固まってるし。

 

『白、コイツ誰?』

『『コイツはーー』『わたしはーー』』

『なお、この白とは元いた白を表すとする』

 

 

『ふーう。えっと、じゃあ片方黙ったわけだし元いた方のわたしが説明するわ』

『頼む』

『並列思考が進化して並列意思に進化したらこうなった』

『うん?』

 

聞けば、並列意思は二重人格っぽいスキルであることがわかった。

二人が一つの体内にいてそれぞれ別のことを考えられる的な。

 

これチートだよね。

だって人格が2倍になってそれがずっと現れてるんでしよ?

そしたら、集中力とかも全部2倍になってマルチタスクもやり放題か。

普通は半分にならない?

 

ヤバいなこのスキル。

 

実際白は役割分担してるし。

白1は情報担当で、白2は体担当。

やっぱ楽だよなぁ。

 

並列思考を育てれば俺にも使えるようになるのかなぁ。

マジで欲しいわぁ。

 

あと、最近こっちが覚えられないタイプのスキルを白が覚えるようになった。

邪眼系然り、忍耐然り。

しかもこの両方が強いから困る。

 

例えば呪いの邪眼なら、ずっと敵を見ているだけで死んでいく。

見てる限りHPもSPも削るスキルみたい。

なかなかぶっ壊れてる。

 

マグマックがたくさんいるから経験値が常に入ってくるらしいところも羨ましい所。

てな訳で手に入る経験値量に差が生まれ始めた。

まだ塵積もだけど、いつか山みたいな差が出来ちゃいそう。

 

そして忍耐。

忍耐はMPが残っている限り体力1で生き残るスキルらしい。

なに言ってるかわかんなくなってくるけど、MP が残っていれば死なないってこと。

おかしい。

圧倒的に強さがバグって天元突破してる。

 

しかもポケモン系、少なくともエレテクトは七つの美徳系スキルを覚えられないときた。

これはまずい。

 

白は忍耐のおかげで外道無効を手に入れたらしいし、それで探知も使えるらしい。

禁忌も2レベルも上がったって嘆いてたけど正直それは命にあんまり関係なさそうだし、上げたってところでって感じもする。

上がらないに越したことは無いけど。

 

うーむ、スキルかぁ。

並列意思はせめて出来るようになりたい。

 

 

 

「電脳、スキル作れない?例えば忍耐のコピー」

『出来ません。必要条件が多すぎます』

 

流石にだめかぁ。

必要条件って言っても全くわからんし。

無理なんだろう。

 

 

---------

 

 

 

なんだかんだあったけども、今俺は1つのことに悩んでいる。

 

マグマック、多くね?

マジで多い。

アホみたいに歩いてる。

アホか。マジで。D。

 

あいつらのやなところは、生死に関わらず触れたらアウトなところ。

マグマの鎧が死んでも機能する感じ。

あっちゃならんだろ。

なんで特性なのに死んでも機能するん?

なぁ。

 

それだけじゃない。

もちろんマグマからだって魔物は出てくる。

 

 

 

 

突然ざぱっとね。

こんな感じで鰻が出てきたりもする。

 

電脳!

 

『エルローゲネレイブ LV2

 ステータス

 HP:1001/1001(緑)

 MP:511/511(青)

 SP:899/899(黄)

   :971/971(赤)+57

 平均攻撃能力:893

 平均防御能力:821

 平均魔法能力:454

 平均抵抗能力:433

 平均速度能力:582

 スキル

 「火竜LV4」「龍鱗LV5」「火強化LV1」「命中LV10」「回避LV1」「確率補正LV1」「高速遊泳LV2」「過食LV5」「炎熱無効」「生命LV3」「瞬発LV1」「持久LV3」「強力LV1」「堅固LV1」』

 

 

 

ちょっと待て。

いや、待ってくださいませんか?

この強さは想定してませんでしたが?

 

冗談じゃない。

マジでなかなか笑えないステータスだぞこれは。

 

まず、電脳の鑑定で相手に不快感は与えてるから、気づかれてないなんてことはあり得ない。

 

魔法とか抵抗なら俺が勝ってるけど、あいにくコイツは火攻撃持ち。

一撃で死ぬのは目に見えてる。

 

素早さは白が勝ってるけど、SPが完全に負けている。

逃げることも叶わないかもしれない。

 

「白、どうする?選択肢はあれだけど」

「「仕留めるぞ」」

 

 

今はサヤも出かけてるし、俺たちで処理するしかないか。

電脳!

あいつの情報及び鑑定結果の常時表示を頼む。

 

『わかりました。

 

エルローゲネレイブ:エルロー大迷宮中層に生息する中位竜に属する魔物。雑食性だが他の魔物を好んで食べる習性がある』

 

この大きさで中位竜かよ!

ま、まあ確かにギャラドスは上位竜だと思うし?

確かにアイツと比べたら中位竜かもしれないけど?

 

でも、どうせナマズの進化系でしょ。

来るなら来い。

避けてやる。

 

次の瞬間、鰻の頭がブレて横に振れる。

これは、ギャラドスの時に見たやつだ!

 

「白、跳べ!」

 

ほぼ同時に白が飛び跳ねる。

次の瞬間、下は火の海になっていた。

 

 

またかよおおおお!!!

なんだ、なんでそんな火の海に。

飛び込まなきゃいけないんだ。

と思っていたら、案外一瞬で火は消えた。

 

その理由は簡単にわかった。

コイツはギャラドスと違って炎渦を持ってないんだ。

だから火の持続時間が短い。

 

 

 

そもそもギャラドスにはたくさんのスキルがあった。

そのうえで、同じステータスで勝負していたような感じだった。

だいぶギリギリだったけど、なんとか3人で勝てた。

 

 

ならば、この鰻。

2人でも十分勝てるはずだ。




10話くらいのやつを見たら、設定が全然違った。


書き直さなきゃならん。
泣きたい。
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