邪神D「なんでアレは女っぽくなったんですか?」
アルセウス「さあな」
冥土「机に体を向けなさい。仕事しなさい」
邪神「くっ」
この物語に出て来るギラティナは女性ベースです(小柄なお姉さんキャラを想像してもらえば容易いかも。ラブコメアニメにたまに出て来る感じの)。
誤字報告もありがとうございます!モチベになります。
アルセウス『おおギラティナ、元気にしてたか?』
ギラティナ『元気にしてたかって言っても3日前にも会っているでしょう?で、私を呼び出した用件は何です?』
アルセウス『いや、最近アイツらが劇的に変化しまくってるからそれの解説をしたくて呼び出した』
ギラティナ『え?私関係なくないですか?わざわざ別空間からテレビ電話繋いでるんですけど?』
アルセウス『ワレが関係あるから呼び出した』
ギラティナ『あなたっていつもそうですよね!私のことなんだと思ってるんですか?』
アルセウス『呼び出してはっきんだま貸してやればなんでもしてくれるやつ』
ギラティナ『で、なんなんです?そんな解説するほどの変化あったんですか?』
アルセウス『大ありだ。魂の存在の仕方が変わっているのだから説明しないといけないだろ』
ギラティナ『それは確かに大きな変化ですね。私を呼ぶ意味だけわからないですが』
アルセウス『Dには説明したくなかったし、ギュリオスに話してもどうせDに伝わるしな。お前が1番適任だった』
ギラティナ『ディアパルを呼び出せばいいじゃないですか』
アルセウス『2人も呼ぶのめんどくさいし、アイツら血の気が多いから話通じにくい気がするんだよな』
ギラティナ『そうですか』
アルセウス『てなわけで説明していく。まず、今の青の状態からだ』
ギラティナ『青ってどれですか?』
アルセウス『いや、あの黄色いやつ』
ギラティナ『あ、アレ青なんですか。黄色か青かはっきりしてほしい模様してますね。で、どういう状態なんです?』
アルセウス『意思が4割ほど分離して電脳に捕食されたな』
ギラティナ『はい?なんで生きてるんですか?』
アルセウス『電脳が思ったより凄かった』
ギラティナ『というと?』
アルセウス『いや、アイツの魂1度は砕け散ってんだよ。結構粉々に』
ギラティナ『は?』
アルセウス『なんか精神分離するっていうスキルがあってそれに失敗してな。逆に言ってしまえば魂の分離なんて出来る白もだいぶおかしいのだがな。アイツこの時点でギュリオスよりも魂の扱いうまいと思うし』
ギラティナ『どうやって意識を取り戻したんですか?』
アルセウス『いや、ワレも何言ってんだって感じなんだけど、魂を2つにまた合体した。雄型と雌型にな』
ギラティナ『は?』
アルセウス『だから、粉々になった魂を性別ごとに合体させたんだよ。多分そこが一番綺麗にまとめやすかったのだろうな』
ギラティナ『ヤバいですね、それ』
アルセウス『ま、それで適合させたら本体には雌型の方が合ってたようだ。産卵とかも出来るってことを考えればなんら違和感は無い』
ギラティナ『まあ、もう前世の性別なんて関係ないですからね。それより、それに使われたのが電脳なんですね?私は電脳が何かもわかってないんですが』
アルセウス『話が早くて助かる。ちなみに、電脳はスキルで、最適解を求めるっていう効果がある。しかも、アレはDについてある程度の理解をしてるみたいだ。化け物だな』
ギラティナ『それとDとは会ったことはないって口振りですね』
アルセウス『ああ。なんなら、存在してるって1文しか見てないはずなんだが』
ギラティナ『うん?』
アルセウス『名前表記の違和感、前世で死ぬ直前の様子、禁忌とスキルの存在。これだけでほぼ辿ってるみたいだ』
ギラティナ『想像以上ですね。アルセウス様、思考回路はわかりますか?』
アルセウス『なんとなくだがわかるぞ。説明してやろう』
アルセウス『まず、Dの存在がバレたところからだな。最初に転生してきたとき、Dの名前が一度出たが青は存在を知っただけって感じだったな』
アルセウス『だが、青は考え始めた。そして、ある程度の答えに達した。もちろん間違っているところも矛盾しているところもたくさんあったがな。そこで、その褒美として青からの要請とワレの希望で電脳を作成したのだ』
ギラティナ『あのスキルは誰が作ったんですか?』
アルセウス『ワレだな。もちろん、あの世界に送る前に見せて許可ももらっているぞ。最適解を求めるスキルっていう説明を見せられても何もわからないはずだしあのチェックも形骸化していたが』
ギラティナ『電脳はどれくらい本腰入れて作ったんですか?』
アルセウス『なかなかに本気で作ったな。もちろんそのときには自意識などは全くなかったが、言えばなんでも調べてくれる存在になるようにした。Dの得意分野でない魔術も試行できる下地は作っているし、案外面白くなるかもな』
アルセウス『次は、禁忌に対する電脳の思考回路を説明してやろう』
ギラティナ『お茶持ってきますね』
アルセウス『そうか』
アルセウス『じゃあ気を取り直して説明してやる。禁忌があることでアイツが即座に予想したのは、Dの性格が悪いということだな』
ギラティナ『あとは?』
アルセウス『ただそれだけだ』
ギラティナ『それって、だからなんだって感じじゃないですか?』
アルセウス『まあ、さまざまなことに対して対策網を張り巡らせる電脳にはいい情報になったらしいな』
ギラティナ『というと?』
アルセウス『青自身はともかく、電脳はもうDをほとんど信用していない上で行動している』
ギラティナ『まだ、電脳ってDと全く接触してないんですよね?』
アルセウス『ああ。だが、関わると面倒臭いってのはわかっているようだな』
ギラティナ『今、電脳って何考えてるんですか?』
アルセウス『さあな』
ギラティナ『本当はわかっているのでしょ?』
アルセウス『なんとなくな、言うつもりはないが』
アルセウス『次に、名前表記の違和感から電脳が感じたことだ。アイツはただの名前表記から、白の出自について疑っている』
ギラティナ『まあ、白と自分の名前表記が違っていれば疑ってもおかしくないですね』
アルセウス『それと同時にDが多忙である可能性と、スキルを簡単には作れないという可能性を考察しているようだが、それもあながちな違っているわけではないというのが恐ろしい』
ギラティナ『結論としてはなんなんですか?』
アルセウス『話締めようとしてないか?』
ギラティナ『してないです』
アルセウス『じゃあいい。簡潔にまとめるとだな、
はっきんだま……ギラティナの専用アイテム。ギラティナはこれを持つと真の力を解放できる。
なお、二人が念話で話している間、Dはずっと仕事をさせられていた模様。