あれは嘘だ(レベルアップの回復忘れてた)。
さぁ、どう捌く。
相手の火竜は3匹に、鰻が8匹。
その他ナマズ、タツノオトシゴ多数。
これ、さっきの火龍よりも大変なんじゃないだろうか。
火竜たちも3匹なら勝てると思ってるのか連携を解くつもりは無さそう。
まずは雑魚を洗い流すか。
「白は避けに専念!
弾幕くるよ!」
「わかった!」
『雷光弾!』
「毒霧!」
雷光槍なら確かに一撃でナマズとかは屠れる。
でもそうなると数不足で弾幕を相殺しきれない。
逆に雷光弾だと火球の相殺は出来るけど一撃では屠れなくなる。
だから私は雷光弾で火球を相殺しながら毒霧で削っていくことにした。
これなら、少しずつだけど倒していける。
少しずつだけど。
けれど現実は甘くない。
私がナマズやらオトシゴやらを半壊させた時だった。
《経験値が一定に達しました。個体、ラグ・ロアがLV18からLV19になりました》
《各種基礎能力値が上昇しました》
《スキル熟練度レベルアップボーナスを取得しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『聴覚強化LV8』が『聴覚強化LV9』になりました》
《スキルポイントを入手しました》
「レベルアップ!」
脱皮が始まる。
でも、この瞬間を火竜たちが逃すわけがなかった。
鰻6匹が私たちを囲うように火炎ブレスを放つ。
そして残りの2匹と火竜たちがその内側に向かって首をもたげた。
まずい。
火竜たちが火炎ブレスを吐く前に白が麻痺の邪眼を発動させる。
その隙に私は皮を脱いで、弱毒を大量に生成。
鰻の火炎ブレスの終わり際を狙って脱出した。
今の一連でナマズの火球に直撃した。
しかも鰻のブレスにも掠ってるし、体力は半分をとっくに切ってる。
両方をまともに食らった白はもう忍耐の食いしばり圏内に入ってるし。
鰻たちは基本的に火球を撃ち続けてる。
ブレスは撃って来てないけど、さっきの攻撃で撃たれたら詰むってことは認識した。
ただ嬉しいことに鰻たちのMPにも余裕はないみたい。
だから私たちが隙を見せないと撃ってこない。
『でもそれは奴らのミスだ。もうすぐ証明される』
そうだね。
そろそろ全部終わる。
私は、再び避けながらナマズの処理を開始。
なんだかんだで時間も経っているし、タツノオトシゴは毒霧に耐えられなくてほぼ全滅。
ナマズも私の雷光弾で全滅気味。
弾幕の数も徐々に減ってきた。
「レベルアップ!」
白。
来たか。
ここが正念場だ。
白の動きが一瞬止まったのを確認して、鰻たちは再び火炎ブレスで囲みこむ。
今度は火竜たちの火炎ブレスが速い。
白の麻痺の邪眼が、間に合わない。
『天井から落ちろ!』
電脳が幻夢を再び発動させる。
鰻たちは見事に騙されて上にブレスを放っていった。
麻痺の邪眼がここで発動。
鰻3匹と火竜3匹の動きが止まった。
ここからは私のターン。
「黒鞭!」
不燃性の鞭で、鰻と火竜3匹を結びつけて巨大な蜘蛛の巣を作り出していく。
元々が影魔法だから一瞬で出来上がる。
そこの上に落下してマグマの中に落ちるのを回避した。
ここからは蹂躙だ。
白は二つ目を残してる。
それに相対する鰻は5匹。
でもその5匹は火炎ブレスをするだけのMPを残してない。
だから私たちの餌だって言ってんだよ!
『雷光槍!』
「黒鞭!」
5匹の鰻にも結びつける。
もちろん彼らは抵抗するけど、一瞬でも隙を見せたら私たちの勝ちだ。
もう鰻たちと一緒に攻撃してくれるナマズたちはいない。
雷光槍を受け切れる手数ももう残っていない。
何より、私たちを倒せるだけの弾をもう放てない。
5匹の鰻たちは、降り注ぐ雷光槍に成すすべなく沈んでいった。
さて、あとは火竜たちだ。
残った鰻たちはまた絶望に打ちひしがれたみたいな表情をしてる。
いつもの。
火竜たちの反応はさまざま。
まだ生き残れると思ってるのか必死に動こうとするやつ。
もう動けないと悟ったのか無表情のやつ。
鰻と同じように絶望してるやつ。
三者三様だ。
鰻の方が感情のバリエーションが少ないね。
火竜になってから増えるもんなのかな。
再び、引き上げタイム。
まずは火竜から。
下手に麻痺対策のスキルとか手に入れられると困るし。
火竜を1匹ずつ引き上げる。
前上げたよりもだいぶ楽になってる?
これは力が強くなってるからかな。
抵抗したがってるけど無視。
そのまま猛毒を口に流し込む。
うーん、体力は無くなってるし、火竜の死骸になってる。
それなのに私のレベルは上がらない。
やっぱり経験値がいっぱい必要なのか。
2匹目も同じように流し込んだ。
それでも無反応。
3匹目を倒したところでやっとレベルが上がった。
《経験値が一定に達しました。個体、ラグ・ロアがLV19からLV20になりました》
《各種基礎能力値が上昇しました》
《スキル熟練度レベルアップボーナスを取得しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『闇魔法LV5』が『闇魔法LV6』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『視覚強化LV9』が『視覚強化LV10』になりました》
《条件を満たしました。スキル『視覚強化LV10』がスキル『視覚大強化LV1』に進化しました》
《スキルポイントを入手しました》
《条件を満たしました。個体、ラグ・ロアが進化可能です》
《進化先の候補が複数あります。次の中からお選びください。
エジク・ラア
デトロエレテクト
ラクトルターガ》
あ、進化できる。
待ってくれ。
あと鰻8匹と火龍を引き上げなきゃいけないんだ。
引き上げきつい。