鰻を1匹ずつ引き上げる。
そしてトドメを刺していく。
上げて刺して上げて刺しての繰り返し。
というかこっちの方が戦闘より時間がかかったんじゃないか。
もうレベルもカンストしちゃったし。
経験値ももったいない。
「ナマズとかも引き上げておく?」
「そーだね。飽食あるし。
どうせだし産卵してみれば?」
確かに今までは熱で死ぬっていう理由で中層では産卵してこなかった。
でももう卵改造ができる。
これなら、産んでも問題ないかな。
またえっちらおっちらナマズたちを引き上げる。
鰻たちよりも軽いけど数が多い。きつい。
ナマズを全て引き上げたら次はタツノオトシゴ。
《熟練度が一定に達しました。スキル『剛力LV6』が『剛力LV7』になりました》
おお。まあでも上がるよな。こんなにたくさん引き上げてるんだし。
タツノオトシゴを引き上げて最後は火龍。
最初に倒したせいで完全に沈んじゃってるから、えっちらおっちら引き上げる。
レンドさんは強かった。
死んでもなお私を苦しめるとはさすがだ。
黒鞭だって重さの限界値がある。
だから、最大まで顕現させて引く。
マジで終わった後の方が強くない?
白は白でなんかぼっーとしてるし。私は働いてんのに。
やっと火龍を引き上げた。
やばいなこの量は、山の如し。
本当に山になってるし、なんなら中層の道をほとんど埋めてる。
食べ切れるのか、これ?
「ねえ白、もうここで進化しちゃわない?」
「そうだね。別に襲ってくる奴らもいないでしょ」
「ご飯もったいないしね」
じゃあ進化先について見てみよう。
デトロエレテクト。
サヤみたいになるやつだ。
正直却下かな。
わざわざ身体デカくする意味ないし。
身体デカくすると小さくなった時のステータス低下も激しいしね。
そもそもどんな個体からでもオリジンエレテクトになれるかどうかがわからない。
アラクネの条件には小さな個体ってのがあるらしいし、そんな賭けをする気もない。
すると、選択肢は二つになる。
『エジク・ラア:進化条件:ラグ・ロアLV20:説明:「 」の象徴とも言われ恐れられる、小型の電気蜘蛛の魔物。非常に高い戦闘能力と隠密性を持つ』
『ラクトルターガ:進化条件:一定以上のステータスを持つ電気蜘蛛モンスター、魔法系スキル所持:説明:魔法に精通する電気蜘蛛の魔物。知能が高く、敵を錯乱するのに長ける』
うん。
ラクトルターガではないかな。
私元々天才だし。
知能元々高いし。
『オレ様がその知能吸いとっちまったがな』
うるさい。
それでも頭はいいんだよ。
何より、ラクトルターガは進化ツリーが切れてる。
オリジンにはどっからでもなれるとしてもより強くなれる方がいいでしょ。
エジク・ラアは小さいし進化ツリーでの位も高い。
でもなんの象徴かはわからない。
ラグ・ロアは混沌の象徴だったのに、これは空欄になってる。
『なんの象徴になるんだろうな。Dも予測不能ってか?』
そうか。
私はオリジンなんだ。
Dもどうなるかはわからない。
あくまで、適当な化学物質の混ぜ合わせ。
設定もない、運次第の進化。
面白いじゃん。
『ギャンブラーか?』
別にそれでもいいけどね。
「白、進化順はどうする?」
「私はどっちでもいいよ」
『そうか。じゃあ先に青からにさせてくれ。色々見たい』
「いーよー」
『おい青』
『なに、電脳?』
『お前、まさかオレ様が興味のためだけに先に進化させろって言ってると思ってないよな?』
『思ってるよ』
盛大にため息をつかれた。
私間違ってない。なぜ?
『今、禁忌はLV8だ。これはわかるな?』
『流石に書いてあるしわかるよ』
『そして、オレ様たちはもうすぐ進化して、最上位に近い魔物になる』
『禁忌のカンスト?』
『わりかしちゃんとした脳持ってるじゃねえか。
どんどん魔物としての位が上がってる。
禁忌のレベルアップが一気に2上がってもおかしくはねえ。
まあ仮の話だが』
『するとどうなる。もし白の出自が公開されたら。
仮初の世界だとバラされたら。
この世界が、魔王の言う通りクソみたいな世界だとバラされたら』
『進化してないお前は、進化してショックで暴走する白を抑えられる自信でもあるのか?』
『ない』
『そういうことだ。さっさと進化するぞ』
『うん』
《個体ラグ・ロアがエジク・ラアに進化します》
私の意識は、進化へ溺れていく。
『お前の禁忌は、オレ様が何とかしてやる』
ありがとう。
私の意識はここで完全に途絶えた。
《進化が完了しました》
《種族エジク・ラアになりました》
《各種基礎能力値が上昇しました》
《スキル熟練度進化ボーナスを取得しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『HP自動回復LV9』が『HP自動回復LV10』になりました》
《条件を満たしました。スキル『HP自動回復LV10』がスキル『HP高速回復LV1』に進化しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『HP高速回復LV1』が『HP高速回復LV2』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『魔力付与LV4』が『魔力付与LV5』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『破壊強化LV4』が『破壊強化LV5』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『斬撃強化LV5』が『斬撃強化LV6』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『毒強化LV7』が『毒強化LV8』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『気闘法LV6』が『気闘法LV7』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『気力付与LV3』が『気力付与LV4』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『万能糸LV3』が『万能糸LV4』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『闇魔法LV6』が『闇魔法LV7』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『空間魔法LV5』が『空間魔法LV6』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『外道魔法LV8』が『外道魔法LV10』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『禁忌LV8』が『禁忌LV9』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『破壊耐性LV5』が『破壊耐性LV6』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『打撃耐性LV3』が『打撃耐性LV4』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『斬撃耐性LV4』が『斬撃耐性LV5』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『石化耐性LV4』が『石化耐性LV5』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『酸耐性LV4』が『酸耐性LV5』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『痛覚軽減LV9』が『痛覚軽減LV10』になりました》
《条件を満たしました。スキル『痛覚軽減LV10』がスキル『痛覚大軽減LV1』に進化しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『天命LV1』が『天命LV2』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『瞬身LV2』が『瞬身LV5』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『耐久LV4』が『耐久LV5』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『禁忌LV9』が『禁忌LV10』になりました》
《進化によりスキル『腐蝕耐性LV1』を獲得しました》
《『腐蝕耐性LV1』が『腐蝕耐性LV4』に統合されました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『腐蝕耐性LV4』が『腐蝕耐性LV5』になりました》
《スキルポイントを入手しました》
《条件を満たしました。禁忌の効果を発動します。インストール中です》
《インストールが完了しました》