※今回主人公がだいぶチートです。
注意書き読みましたね?
※今回主人公がだいぶチートです。
「白」
「なんだい青くん?」
「こっち見てみて」
家。現在俺たちはスローライフを楽しんでいます。ちなみにカエルを命懸けで獲りに行くので食には困っていません。
「うん?
はぁぁぁぁ!?」
そして、青です。
俺はポケモンとして出来ることを模索しています。
「なんでそうなったの!?」
「なんかいけるかなってやったらいけた」
「ポケモンマジヤバイな!?えっと……私じゃなにも起きへんぞ?」
自身のサイズの操作。ポケモンは、ポケットなモンスターだ。
そしてモンスターボールに入るのは、小さくなる特徴があったからだった気がする。
でも、そこまでちゃんとは操作できないし5分の1の大きさとを往復するので限界だ。
あと息がめちゃくちゃ切れるから体力使ってると思うけど、慣れたら楽にいけるんだろうか。
「あと。さっき食べてる間にやっていたことがありました」
「またなんかやばかったりする?」
「ていうか。隠せなくなっただけなんだけど……」
ジジッ。ジッ。
「子供です」
「は?」
「生まれて1分でポケモンは卵を産めるようになるからやってみたらいけました、か。
わたしゃどうすりゃええねん。
今試したらちゃんと出来なかったぞ」
「あと卵が5つあるんだけど」
「ねぇ。そんなに産んで大丈夫だったの?」
「食べながらだったら全く疲れなかったけど、食べ終わったあとは1つ産むだけでだいぶ疲れた」
「卵1個食べていい?」
「まだカエル食べ終わってから少ししか経ってないのに食欲あるのか。受精卵っぽいから蜘蛛のできかけが出てくるかもだけど」
「やめとく」
ーーーーーーーーーーー
「青。コイツら逃がしていいよね」
しょうがないよなぁ。
あれからしばらく経って、6匹のバチュルたちを見ながらため息をつく。
正直食べ物が無くなることになるからつらい。
いや、俺が産んだんだけどさ。
「もう開き直る?俺たちが生き残るんだったらの方法があるけど」
「聞かせてくれ、青」
「バチュルは寄生虫みたいな生き方が出来る。
大きな生き物にくっついて養分をすいとって生きれる。
さっき彼らに聞いたんだけど、もう吸収と連鎖斬は出来るみたいなんだ。
それで、子供達の様子は親が直々に確認可能で、相互に簡単な連絡を送れる。
お互いに知能がないと駄目だけど。だからマザーと同じ生存作戦をとる」
説明しよう!
マザーとは、俺たちの卵を産んだ蜘蛛。体長はゆうに50mを超えていて、大量の卵を産む。
でかいから勝てる気がしない生き物である!
「つまり?」
「魔物たちにくっついて大繁栄してもらう。人間には会わないように注意して、鉢合わせたら隠れる。そして、情報の送信。ラッキーなことに、ポケモンは卵を産むのにほとんどデメリットが無いっぽい。そして、これが一番あれなんだけど」
「レベル上げのためにマザーがやらせてたみたいに孫たちで殺し合いをしてもらう。そうすれば子供たちは強くなって、最終的にはマザーとやりあえるくらいになるかも知れない」
「子供たちはそれを拒否出来るの?」
「出来ない。俺が指示したら後はほぼ従うだけ」
「私たちが生き残るためか。やろう」
驚いた。
すぐに賛同してくれるのか。
否定されても多分やってはいたけど。
「人のことを考えてちゃ生きていけない。
生きるにはしょうがない。
1度に卵はいくつ産める?」
「1度に5個。それで、食べながらだったらいくらでも問題なくいける」
「子供たちはどういう感じなんだ?」
「魔物の体力を奪って、孫を食べながらレベルアップしてもらう。
魔物の背中で養分を吸収し続けるから、実質何万匹卵を産んでも疲れはしないはず。
孫は、本当にレベルアップのためだけに喰われる」
「うん。ひとついい?子供たちに孫を食うことに抵抗はあるか聞いた?」
「無いって」
「そうか。これがポケモンの恐怖なのかな。まえ青がいってた、ポケモンが現れた時世界は大きく変わるって」
「でもやりたいでしょ?」
「私たちで世界を掻き乱すのか。ただの蜘蛛2匹の気まぐれで」
「うん」
「青。いや、佐野蒼生。私はアンタが昔からそこまで強欲で傲慢だとは思ってなかったからビックリした。でもやりたいね。私もおかしくなっちゃったか?ふふっ」
「そう?若葉姫色。じゃあ、ワールドブレイクを始めようじゃないか」
《熟練度が一定に達しました。『禁忌Lv1』が『禁忌Lv2』にレベルアップしました。称号『大感染』を獲得しました》
「「あ」」
《称号『オリジン』を獲得しました。『禁忌Lv2』が『禁忌Lv3』にレベルアップしました》
「あ」
俺たちは顔を見合わせる。
これはやべーもんを上げてしまったかも。
やはり世界は、見逃してくれそうにない。
ーーーーーーーーーー
そのまま時は経ち、子供達を100匹ほど放ったところで、恐ろしいことが起こってしまった。
「青!急いで逃げるよ!!」
見れば、家の逆側からモクモクと煙が上がっている。
「白!?この煙はなに?」
「外に出てみればわかる!!急げ!!なにも持たなくていい!おかしもだ!」
パチバチという音。煙。嫌な予感。予想はつくけど考えたくない。
ボオォォォッ!!
マイホームは、激しく燃えていた。
なんでだよ!
「青、早く乗れ!逃げるよ!」
「うん!あ。人間!」
松明を持った人間が追いかけてくる!なんでや!!
これが異世界人とのファーストコンタクトなんて嫌なんだけど!?
てか人間が火つけたのか!ふざけんな!
くそ!!やるんならやってやる!
「蜘蛛糸!!」
バシュっと音が鳴るが、当たらない。
人間もそれなりに速いのが厄介だ。
「だから青しっかり掴んでろよ!?」
「わかってるそこは!」
ドシャという音とともに、糸に粘着された奴は倒れる。
よし、1人ぶっ倒したか。
でもあと4人いる。
て、おっと!!
危な!なんで急停止!?
「青、T字路!!どっちに向かう!?右にはトカゲ3兄弟がいるけど!?」
「よし、右に行こう!白行けるよね!?」
「前から思ってたけど青私の速さを過信してる節あるよね!?」
「過信しなきゃ生きてけん!!トカゲの横をすり抜けて!」
「わかったやるよ!やればいいんでしょ!」
俺はしっかり白にしがみつき、白はスピードを上げる。
ぶつかる直前で、壁側に一気に移動。
これでトカゲの攻撃をすり抜ける。
「「よし、すり抜けた!!」」
「あとは頑張れ、人間!」
「カーブ!気をつけて!!青!」
「オッケー!!」
「よし曲がるよ!!」
「「せーの!!」」
スカッ。
次の瞬間、白の身体から消え去る振動。
下を見れば、奈落。底が全く見えない地獄への道。
「「あ」」
俺たちは為す術もなく落下していく。
「糸!蜘蛛糸!」
「オッケー!一旦分離しよう!」
「「分離!」」
「蜘蛛糸!」
壁にくっついた糸で俺はそのまま振り子のように叩きつけられる。
痛った。
大きいと空気抵抗は小さいのかな。
結構なスピードになってたし。
白は大丈夫か?
ジジジっと何かが擦れるような音がする。
この音は確か。
『フィンジゴアット』
ハチか。マズい。
よく見たら遠く、壁の逆側に蜂の巣がある。
クソッ、そういうことか。
「もう一回!!」
俺は身体を最大限縮めて、再び飛び降りた。
「白!いた!」
発見した俺は、近くに行けるように壁に糸を発射。
そして今度は体も小さくしてゆっくり着地する。
結局、一番下まで来ちゃったか。
「白!」
「しっ!!サイズはこのまま!!でかくなっちゃダメ!!」
なんか感動の再開なのに、念話で白に本気で怒られたんですけど。
ドンッ!
シャッーッ!!グシャッ!!ドシッ!!グギャ!!グシャッ!!ドスン。
は?なにあれ。
縦穴に続く通路ででかい怪物に蛇やハチが蹂躙されてる。
蛇も抵抗してるみたいだけど、まるで歯が立ってない。
その怪物の牙で、紙のように軽く引き裂かれていく。
「鑑定」
『地龍 アラバ』
龍?
なにそれ。
なんでいるの?でかい。
確実に死ぬ。勝てない。終わり。
バレるなバレるなバレるなバレるな。
バレるなバレるなバレるな。
ドスン。ドスン。
このまま消えてくれ。
俺に気づかずに行ってくれ。
いや違う。俺たちに気づかずに行ってくれ。
頼む。頼む。
だから立ち止まらないでくれ。
ドスン。ドスン。
地龍アラバはこの場を立ち去った。
「白」
「はぁ。生きた心地がする」
「生きてて良かった」
「「はぁ」」
縦穴の底で一息つく。でも、余裕はない。
アラバが居なくなったのを見計らってハチが降りてきたら確実に殺られる。
ただ、ここにはいたい。
なぜなら食糧がたくさんある。
死んでぐしゃぐしゃになった蛇3匹にハチが5匹。
だから、俺は決断した。
「白」
「なんとなく予想はついてる。私たちが一番生存率が高い方法、でしょ?」
「しばらく、ハチに耐えられる巣を作ろう。この餌をすべて守れるように」
「うん。だから速く産んでね」
わかってる。
俺は、しばらくそのあとは完全に卵製造機となっていた。
10秒に1個。その1個の卵も産み落としてから10分で孵化する。
そして蛇とかハチの肉の欠片と卵の殻を持たせて、旅立たせる。
身体のなかで異物が生まれるぐにゅりという気持ち悪い感覚や、産んだときの謎の爽快感?も、数をこなしていくともうどうにでもよくなってくる。
「いま何匹ぐらい行ったかな」
「数えてたけど1400匹ぐらいじゃない?あと餌どれくらいある?」
「あと蛇1匹だけ」
「案外早いね。やっと家が出来たのに」
でも、この家にも長くはいれない。
アラバみたいなやつが出てきた時に、家ごと身体を破壊されてしまう。
「ごめん、この家すぐに使わなくなりそう」
「大丈夫、大丈夫。
もともと長く使うなんて予定無いんだから」
《熟練度が一定に達しました。『鑑定Lv3』が『鑑定Lv4』にレベルアップしました》
俺たちは、卵と卵から産まれたエルローバチュルを片っ端から鑑定し続けている。
そして鑑定のレベルはもう4までに達していた。俺は卵産まなきゃだから自分の状態を確認してる暇なんて無いんだけど。
さっきのハチで上がった「毒耐性Lv6」もまだ見てない。
そしてバチュルたち。
小さな肉と卵の殻をくわえ、続々と家から出ていく。
バチュルたちには強き者にくっつき卵を産んで増殖しろということと、自分自身を強くしていくことというのをインプットしてある。
バチュルたちは、産まれたばかりで1匹5cm程しかないか。これからは自然成長とかででかくなっていってくれ。
でも、この作戦は上手くいくと思う。
結構前に見た兵士の足跡の大きさを30cmとすると、俺は25cmぐらいで白は70cmぐらいだった。あのとき計りあったから間違いない。
で、この蛇の太さは俺の2倍くらい。
それで、長さは30mくらいか。アラバはこれ計算でいくと50mくらいか?
じゃあ、アラバに近づいてくっつけさえすれば俺達の勝ちだ。
5cmを50mの身体から探しきれるなら話は別だけど。
ま、人間に例えれば身体じゅうから2mmのダニを探すのと同じだからね。あと首もと1mを繁殖場所に使うなら、マザーが子供たちを詰めてた密度でいえば20×20÷2で200匹は入るか。
しかもポケモンはサイズをいくらでも変えられるから、なんならマザークラスのが5cmになって首もとにくっついてた!!なんて離れ業もできる。
いやぁバチュルをなめていたね。いや、この世界とマッチし過ぎたのか。
学校のプールぐらいの大きさじゃないとこの大きさの虫の寄生虫ムーブは安定しないと思うし。
やっぱりLv1で吸収が出来るのがチートだし、卵を栄養さえあればノーリスクで出せるのがおかしい。
これはポケモンが生態系ぶっ壊しますわ。
「あ。白!食べ終わったし、みんな送り出した!」
「オッケー!!多分1800匹くらいかな?頑張って数えたんだよ!!」
「ありがと!助かるラスカル!」
「「よし、じゃあ今度はこっちの番!鑑定をしよう!」」
「「よし!!」」
二人で同時に自身を鑑定する。
『スモールレッサーバチュル Lv5 名前 青』
あれ?レベル表記と、なんか下にバーが4本ある。
てか、スモールレッサーバチュルって名前やっぱなんなんだよ。
弱いってことか?
『スモールレッサーバチュル:エルロー大迷宮に適応したバチュル。エレテクト種の幼体』
念じたらなんか出た!!
えっと?
これは鑑定で出た名前の鑑定をしたのか?
なかなかやるやん鑑定。
では。試しにさらにもう一回鑑定。
『エレテクト:電気蜘蛛型ポケモン種の魔物の総称』
説明長いな!?てかバチュルって何かの生き物の一種だったのか。
こりゃデンチュラ以外にも進化先あるな?
エルロー大迷宮って云う場所に俺たちがいることも判明した。
名前がわかってもどうにもならないけど。
てかエルロー。
ピリッ!
その時俺の脳に電流走る!!このビリッとした感じ不意打ちだとこわっ!!
『バチュル42番からの報告:なんか大きい生き物にくっつきました。バレる気配は無く、安定しています』
42番。
上で生まれた蜘蛛達にいたやつか。
『生き物の特徴は?』
『大きい生き物で、なんか長いものが8本生えています。色は少し暗い色です』
『大きいって?』
『端から端が分からないくらい大きいです』
それたぶん。
『マジかよ』
始まったぜパンデミック()。あからさまには寄生虫のいない世界で世界最悪の寄生虫が生まれてしまった……。
今回ポケモンが小さくなるということで論争が起きそうなのでまとめておきます。
ポケモンは弱ったら小さくなるという話が確かあるのですが、じゃあ体力満タンに回復したポケモンはどうやってモンスターボールに入っているのかという発想にいたり、その後モンスターボールがポケモンのエネルギーを奪い取って小さくさせているというのを発案しました(勝手に)。
しかし、そしたらジョーイさんの
『ポケモンを回復させます』
の下りでポケモンを回復させてるんじゃなくてボールにエネルギーを込めているのでは?と思い混乱状態になったので思考放棄をしてこの結果になりました。
ちなみに弊害はありますがそれは後ほど。
あとたまに前の小説に挿絵入れていくかもしれません。