バチュルですが、なにか?   作:天廻シーカ

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42 地上に出た蜘蛛 & 伝説の胎動

晴れわたる青い空の下。

美しく澄んだ空気の中で。

感じる涼しげのある風。

 

ああ、なんて素晴らしいのだろう。

地上は。

 

もう空気が美味しすぎる。

迷宮の中は何年もそこにあった空気が溜まってるだけだからね。

そりゃ味が違う。

 

世界に色がついたのもある。

人間もそうだけど暗いと色の判別なんてできない。

色が鮮やかに見えるってのも空気を美味しくする原因だと思う。

 

 

ちらっ。

外から迷宮の入り口を確認。

うん。

検問所?みたいになってる。

国境みたいなもんなのかな。

 

 

魔物が外に出ると大変だからねー。

ま、30センチくらいの幅で穴開けちゃったんだけど。

 

 

検問所を出ても砦で囲まれてる。

よっぽどこの大迷宮は警戒されてるんだね。

まさかさらに囲まれてるとは。

このまま進むけど。

 

 

小さくなって砦の壁を歩いていく。

残念ながら、体長5センチってのは普通の蜘蛛でもいるサイズなのだ!

残念!わたしの勝ち!

なんで負けたか明日までに考えといてください。

 

 

よし。

当たり前のように砦を突破して歩いていく。

うーん、大きい道があるからこれは街に行くの専用かな?

 

「空間機動!」

 

お、案外街が近い。空間機動で見える位置にあるとは。

道を外れると右側は平原で、左側も平原がちょっと続いてその先は森になってる。

 

後ろは山。

エルロー大迷宮は大陸と大陸を繋いでるはずだったんだけど、どこを探しても海が無かった。

 

山を越えた先にあるのかな?

 

まずはどこへ行こう。

大きい街に行ってもいいんだけどびっくりされちゃうか。

このちっこいまま出かければ、確かに怖がらせることはない。

でも舐められちゃうかも。

 

 

舐められること自体にも問題はない。

ただ、舐められるとその後が面倒だ。

何しても怒らない雑魚とか見られるとちょっかい出してくる奴らとかが絶対いる。

 

最悪わたしがちょっかい出されてもいい。

兵士を鑑定したけど、揃いも揃って弱かったし。

私に傷をつけることもできなそうだし。

でもそのあとが問題。

そこまで舐められちゃうと、卵の窃盗とか転売が起きちゃうんだよね。

中世の窃盗とか殺人が当たり前だろうし。

 

 

これだと、私が来ると人が死ぬ疫病神じゃん。

それ絶対馴染めないでしょ。

エジク・ラアが不幸の象徴になっちゃう。

 

うーん。

小さい町か村を探そう。

それならでっかい体でビビらせればいい。

その後に卵あげれば神獣扱い継続できそうだし。

 

 

そうしよう。

私も神輿に乗れるし。

 

まずは小さい村を探さなきゃ。

あてはあるかな。

 

『とりま海に行ってみるのはどうだ?山と海に挟まれた土地なら多かれ少なかれ人はいると思うが』

 

確かに。鎌倉だってそれで栄えてたんだしね。

絶対に人はいる。

 

 

『あとそういえばなんだが、殺人者を見つけたらどうするんだ?』

『あ、それか』

 

 

魔物を上層で適当に狩っていた時、人族殺しという称号を持った地竜がいた。

別になんもないし倒しちゃったけど流石にそれが人間だった場合はめんどくさい。

はい抹殺ってわけにもいかないし。

 

 

『でも私は殺した方がいいと思うんだよね。人間を殺した人が恨み持たれてないわけでもないと思うし』

『そうだな。まあ、実際起こってみた時に考えた方がいいか』

 

私たちは、山を越えに向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

『これは転移か。だが、小規模なものだな。断片的に起きていることを考えるのが適切。ヨが行ったものよりは小規模だ』

 

目覚めると同時に、悟った。

同時に理解できない場所に送られたことによる困惑も生まれたが。

 

『だが、過去でも未来でも現代でもない。それが不可解。なぜ飛ばしたかも不明。元の空間は無事なのか?』

『わからぬ。ひとまずポケモンを探すとするか』

 

豊穣の王は宙に浮く。

 

 

 

 

 

妖精王の剣は目覚める。

襲ってきた者たちを撒いて、考えることは一つ。

弟を探さねば。

 

格闘王の盾は目覚める。

襲ってきた者たちを撒いて、考えることは一つ。

姉を探さねば。

 

 

陸と海は覚醒する。

陸は海を見つける。

海は陸を見つける。

互いに呼応する2つのエネルギーは一点へと収束を開始する。

 

天空神は覚醒する。

己の力の異常な解放に苦しみながらも、目指す場所はただ一つ。

陸と海のエネルギーの収束地点へ。

 

 

海の王は目覚める。

襲ってきた者をねじ伏せ、再び眠りについた。

太陽の王は目覚める。

世界の異常を察知し、飛び去った。

 

理想は目覚める。

それを追い求め希望の世界を作り出す者を探しに、稲妻のように飛び立った。

真実は目覚める。

それを追い求め善の世界を作り出す者を探しに、火炎を宿して飛び立った。

人喰いは目覚める。

それは周囲を一瞬で凍てつかせたのち、満足したのか再び眠りにつく。

 

生命は目覚める。

それは周りに命を分け与えるため、世界を駆けはじめる。

死は目覚める。

それは周りの命を吸い取って、大空へ羽ばたきはじめる。

 

太陽の捕食者は目覚める。

それは太陽へと向かって走り出した。

月の誘惑者は目覚める。

それは二つある月へ向かって飛び去った。

異世界神は目覚める。

それは尽きそうなエネルギーを増幅させ、苦しみながらも辺り一面を焼け野原にした。

 

 

 

 

時空と空間、そして破滅の世界。

世界が耐えられる体の構成を開始する。

 

 

 

 

最後に創造神。彼はその時街へ歩いていた。




伝説のポケモンたちがほぼ全て解放されてしまった()
MAエネルギーを作れるであろうムゲンダイナさんだけ監禁中。

最近ポケモンの説明少ないけど増やすべき?

  • 増やしやがれください
  • そのままでいい
  • なくていい
  • そのままでいいけどもっと描写しろ
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