Lostbelt No.? 永続乱世神話 武神□□   作:未熟なライダー好き

1 / 27
初投稿の自己満足作品です。まだまだ未熟な点が多いので生暖かい目で応援してください。


プロローグ

 

 ノウム・カルデアの一角、シャドウ・ボーダーの船内に藤丸立香をはじめとする異聞帯攻略班のメンバーがミーティングの為に集まっていた。

 ミーティングはダ・ヴィンチの言葉から始まった。

 

「さて諸君、これから我々は急遽、日本にある異聞帯に突入、攻略していくわけなんだが、やれやれ、元々日本の異聞帯は後回しにする予定だったんだけどねぇ。」

 

「はい、今まで日本の異聞帯の領土拡大はペースがとても遅く、大きさや異聞深度もそこまで深刻ではなかったため、イギリス、南米の異聞帯同様自然消滅すらあり得ました。しかし先日から急速な領土拡大が確認され、それに伴い異聞深度の上昇も確認されました。そのため予定を繰り上げ、まだ異聞帯が小さいうちに攻略しようというわけです。」

 

と、ダ・ヴィンチの言葉をマシュが補足する。

 

「それにしても、異聞帯が急に大きくなるなんて、一体何があったのでしょうか?」

 

という不安げなマシュの言葉に対して藤丸立香が

 

「大丈夫、どんなことがあっても俺たちはいつも通りやるべきことをやるだけだよ。」

 

と、励ますような言葉をかける。

 

「はい!そうですね、先輩!」

 

 落ち着いたのか、元気な返事をするマシュ。

 

「それでは日本異聞帯攻略作戦開始!」

 

 という、ダ・ヴィンチの言葉とともにシャドウ・ボーダーは発進した。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜日本〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「はーいみんな〜そろそろ日本に着くからしっかり席についてね〜」

 

と、明るいダ・ヴィンチの声が響く。

 そしてそのまま何事もなく異聞帯に入ることに成功した。

 

「どうやら無事に異聞帯に突入することに成功したようだね。」

「うむ、できればその無事突入できないような言い方は避けてくれるとありがたいのだが?」

「あはは、申し訳ないがこれは性分なので勘弁して欲しいね。」

 

と、ホームズとゴルドルフの掛け合いの後

 

「うわ!なんだいこれは?」

 

と、ダ・ヴィンチの驚いた声に、藤丸立香が

 

「どうしたんですか?」

 

と、反応する。

 

「外を見てご覧、でっかいビルに未知の植物が絡み合っているよ。」

 

 言われた通り外を見るとダ・ヴィンチに説明された通りの光景が広がっていた。

 その光景はまるで人類が滅びた後に植物だけが残り繁殖したかのような異質さを感じるだろう。しかし人類最後のマスターとしてこれまで様々な特異点、異聞帯を攻略してきた経験からか異質な光景に臆することなく

 

「とりあえず、外に出てみよう。車内にこもっていてもあの植物の謎は解けないだろうし。」

 

と、外出を提案する藤丸立香に対して、

 

「そうですね。あの植物が、この異聞帯を攻略する鍵になるかもしれないですし。」

 

 と、マシュも賛同し、他のメンバーからも異論は出なかったため、藤丸立香と二人で外に出る事になる。

 

そして実際に外出してみるとより一層の現実離れした異質さを感じるだろう。

 

「それにしても、植物しかない変な場所だね。」

 

「はい、私もみたことがない植物です。あっ、先輩見てください。あそこに果実がありますよ。」

 

 マシュが指差す方向には、極彩色かつ不気味な外観の果実があった。

 

「・・・先輩?」

 

 その果実を見た瞬間藤丸立香がその果実だけを見つめている。そのことを不審に思ったマシュが声をかけるも、返事がない。そしてそのまま果実に向かって歩いていく。その姿に何か違和感を覚えるかもしれない。自分の意志で歩いているのではなく、まるで幽鬼のように不安定な足取りで果実に近づいていく。

 

「美味しそう・・・」

 

 そして、その果実を手に取り口にしようとした瞬間

 

 

 

「馬鹿者〜〜〜!!!」

 

 

 

「ーーーーーッ!」

 

 突如響き渡った怒声に驚き思わず果実を落としてしまう。

そしてその怒声の主は

 

「正体のわからない果実をいきなり食べようとするとは何事か!もっと人類最後のマスターとしての自覚を持ちたまえ!私はもう毒はこりごりなのだよ!」

 

 と、ゴルドルフに(内容は若干情けないが)説教される藤丸立香だった。

 至極当然の事に藤丸立香も反省しつつも、なぜ自身が急に果実を食べたくなってしまったのかを考えようとしたその時

 

「そうだよ、いきなり食べようとするなんて、見てて心臓に悪いよ。」

 

 何の気兼ねもない、平然とした、通りのいい声が耳に届いた。

 

「!」

 

 突然の声に反応する二人。そんな二人を気にせず、

 

「あの果実はねヘルヘイムの果実と言ってなんの準備もしていてない生物が口にすると化け物になってしまう恐ろしい果実なんだよ。もっとも魔術史における北欧神話のヘルヘイムとの関係は不明だけどね。」

 

と果実の説明を続ける男。

 

「あなたは!」

 

 マシュが驚きとともに男の名を口にする

 

「元Aチーム、現クリプターの一人、上代奏樹!」

 

その声に反応するかのように、男は

 

「やぁ、久しぶりだね、マシュ。そしてはじめまして、人類史最後のマスター、藤丸立香君。僕がこの日本の異聞帯を任されたクリプター、上代奏樹だよ。よろしくね。」

 

と、敵同士であることを感じさせないかのように平然とした口調で自己紹介をした。




次回から一旦時間が戻りオリ主視点になります。


次回「転生と変身」

今回から章ごとに分けてみたのですが今までのほうがいいですか?

  • 今までのほうがいい
  • 章ごとに分けられているほうがいい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。