Lostbelt No.? 永続乱世神話 武神□□   作:未熟なライダー好き

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 はい、今回は丸々戦闘回です。

 頑張ってみたので楽しんでいただけるとありがたいです。
 それではどうぞ!


激戦! ジンバーVSサーヴァント!

 

 

 互いに前回に比べて戦力を増強した上での戦闘。

 

 マシュと新しくカルデアの仲間に加わったディルムッドのコンビは攻守を分けて前回より強力な形態に変身した上代奏樹に対応していた。

 

 ジンバー形態の必殺技をなんとか受け切ったディルムッドだったが、この威力を後何度も受けると自身の宝具である槍を折られると思い、自然と分担ができていた。

 

 そして、上代奏樹も似た様なことを考えていた。

 『ディルムッドに近寄られると対応は困難である。』と。

 

 ジンバー形態の武装であるソニックアローには近接戦闘にも対応できるようになっている。しかし、何事にも限界というものはある。

 

 元々が弓という形状である以上、ソニックアローを近接用武器として扱うのは難しい。

 

 原作において呉島光実がゲネシスドライバーを用いて変身した『真・斬月 偽』が、呉島貴虎の戦極ドライバーを用いて変身した『斬月』に負けたのには、近接戦闘の対応力も要因の一つである。

 

 

 こうして、近づきたいカルデアと近づかれたくないクリプターとの戦闘になったのである。

 

 

 

 side 上代奏樹

 

 

 (さて、どうしたものかなぁ。

 

 多分、僕とディルムッドの近接戦闘はそこまで僕が不利な訳では無い。

 

 勿論、前にマシュと戦った時より厳しい戦いにはなるだろう。

 

 しかし、問題はそこでは無い。今回は2対1という事だ。

 

 いくらジンバー形態とはいえども、マシュに対応しながら圧倒できるほどの戦力差を作れるほどの強化はされていない。

 

 だからこそ彼らに攻撃手段がない様に遠距離から戦いたい。

 

 それを彼らもわかっているから距離を詰めたい。

 

 そして、確実に距離は近づいてきている。)

 

 

 

 「流石に疲れるなあ!」

 

 

 ブレードを振り下ろして

 

 

 『レモン・オーレ!

     ジンバーレモン・オーレ!』

 

 

 この戦闘が始まってから4回目のソニックアローからのエネルギー斬を放つ。

 

 

 しかし、相手は歴戦のサーヴァント達。

 

 

 「はぁー!」

 

 ディルムッドは紙一重でかわしてそこまで突撃のスピードを落とさない。

 

 そして、マシュも

 

 「宝具、展開します!」

 

  『いまは脆き夢想の城

    モールド・キャメロット!!!』

 

 宝具を使って防ぎ切る。

 

 

 しかし、この状況が僕に不利なのかと考えるとそうでもない。

 

 

 

 

 「悪いが時間がない。すぐに倒させてもらうぞ!」

 

 とうとう、射程圏内に捕らえられた僕とディルムッドの近接戦闘が始まる。

 

 長く赫い槍を牽制として放たれる。その攻撃をソニックアローで攻撃を逸らすが、本命の黄色き短槍が僕の急所を狙う。

 

 

 

 黄色い短槍「ゲイ・ボウ」

 その宝具に秘められた能力は単純にして凶悪だ。

 

 治癒しない。

 ただそれだけの能力だ。

 

 しかし、この能力の本領はそこではない。

 宝具そのものか、使用者本人が死ぬまで能力が消える事は無い。

 つまり、今回この場でで戦闘が終わらず逃走する前に僕がダメージを受けた場合、僕を延々と苦しめることになる。

 その影響は大きなものになるだろう。今後の戦闘においても、僕の目的を達成する為にも。

 

 

 

 彼の攻撃は予想できていたので、ゲイ・ボウの一撃が放たれるよりも先に弓としての攻撃をしなくなった影響で自由になった左腕を使い掌底を放つ。

 

 この距離で弓を持った相手の殴打は流石に意外だったのかその一撃を受けるディルムッド。

 

 

 (いや、いくらなんでもうまく行き過ぎている。なら一体・・・ッそういうことか!)

 

 

 掌底を受け数歩下がるディルムッドに追撃を仕掛けず右方向に向けて全力で跳ぶ。

 

 

 そして、僕がさっきまでいた空間にマシュとマシュの大楯が降ってくる。

 

 

 (ディルムッドという優秀なアタッカーをメインにした攻撃、そこからそのアタッカーを囮に利用したフェイントか!)

 

 

 しかし、その攻撃を回避した事でまた距離を開くことができる。

 

 (その空いた距離を利用してまたソニックアローでの射撃を続けるか?

 今回に限っては、時間は僕の味方だ。)

 

 

 そう。ディルムッドがダメージを覚悟してまで囮となり強引な攻撃をしたのには理由がある。

 

 

 

 「ぐっ・・・はぁ・・・ッ」

 

 

 カルデアの究極の弱点。

 人類最後のマスター、藤丸立香の魔力切れだ。

 

 

 藤丸立香の持つ魔力は量が多いとは言い難い。

 しかし、カルデアの魔術礼装により生命力を魔力に変換することで本来持つ魔力より長期間の戦闘を可能とする。

 

 だが、生命力を消費する関係上長期戦には不向きなのだ。

 特に今回は僕と戦う前に無数のインベスと戦闘を何度も繰り返している。

 

 それに、複数のサーヴァントと契約している状況での戦闘だ、苦しくない訳がない。

 

 新しく加わったディルムッドは兎も角、イスカンダルは燃費が良いサーヴァントとは言い難いからね。

 

 

 (ならば、マスターの魔力切れを狙えばいい・・・

  という訳にはいかないんだよねぇ!!)

 

 

 空いた距離を詰める様に僕の方からマシュに向かって突撃する。

 

 その様子に驚いたのか一瞬だけ反応が遅れたマシュだが、盾を構える動作はもはや無意識の領域で行なっているのかまるで曇りがない。

 

 

 ソニックアローの刃の部分を振り下ろす、しかしマシュの盾に防がれる。そのままソニックアローを振り払い、体を軸に盾を回転させて大振りの一撃を狙ってくる。

 

 「やぁー!」

 

 その一撃を上空に跳ぶことでかわして、上を取りマシュに狙撃を行う・・・ことはできず、左方向から跳んで来たディルムッドの方に射撃をする。

 

 「ぐぅ!」

 

 放たれた複数の矢を槍で払うがソニックアローの威力を完全に殺せなかった様で体制が崩れている。

 

 

 

 

 (ゲイ・ボウでの一撃を一度でも受けると一気に巻き返される可能性がある。

 そのことを互いに理解しているから、カルデアは攻撃を当てたいし、僕は一撃も受けたくない。)

 

 

 やはり、この戦闘の鍵となるのはディルムッドの持つゲイ・ボウだろう。

 

 ディルムッドの持つもう一つの槍、ゲイ・ジャルグの効果は普通のサーヴァント相手ならば脅威になるのだろう。

 

 紅き魔搶『ゲイ・ジャルグ』

 有する能力は、魔力の解除だ。

 

 例えば、魔力で編まれた鎧などに対してはそれを無視した一撃を加えることができる。

 

 しかし僕の纒うライダーシステムは、ヘルヘイムの果実のエネルギーを応用したものであって、魔力により編まれたものではない。

 

 

 ならばこそ、ゲイ・ボウの攻撃だけを対応すれば良いのだ。

 

 

 

 (とはいえ、槍としては普通に良品だしなるべくダメージは受けなくないよね!)

 

 

 空中で体制を崩したディルムッドに向けて落下しながらさらに矢を放ち追撃する。

 

 が、それは移動してきたマシュがガードする。

 

 それを確認しつつ着地し、そのままソニックアローでの射撃を継続する。

 

 それらを避けるか防ぐかして両者ともまともなダメージは入らない。

 

 

 「このまま続けても良くて千日手、悪ければ僕が押し負けるか。それでも魔力切れは狙えるけど・・・

 まぁ仕方がない、そろそろギアを入れ替えるとしようかな!」

 

 ベルトにつけられたロックシードをひとつ取り展開する。

 

   『チェリーエナジー!』




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