Lostbelt No.? 永続乱世神話 武神□□ 作:未熟なライダー好き
本編に入る前に1つだけ。
皆様のおかげで、私の目標の一つであったお気に入り登録者数100人を突破することができました!
皆様の応援がなければここまで続けれるかわからなかったので本当に感謝しております!
これからも皆様に楽しんでいただけるよう努力していく所存です!
それでは、どうぞ!
side 上代奏樹
『チェリーエナジー!』
レモンエナジーロックシードを取り外し、チェリーエナジーロックシードを装着する。
『ロック、オン!』
途端に流れてくる音楽に耳を貸さずにそのままブレードを振り下ろす。
『カモン!レモンアームズ!インクレディブル・リョーマ〜
ジンバー・チェリー!ハハーッ!!』
先程は、2つのレモンの融合した鎧だったのだが、今度はレモンとチェリーの2つが融合した鎧に変化する。
そしてその融合した鎧が落ちてくる。
先程までとの姿で大きく変わったところはあまり見られないが、強いていうのならレモンの模様が入った陣羽織はチェリーの模様に変わっていた。
しかし、その能力は大きく変化している。
「よし、第2ラウンドと行こうか!」
僕は高らかに宣言する。
ジンバーチェリーアームズ、その能力は
「なっ!消えた!?」
驚愕するディルムッド、そんな彼に対して
「ディルムッド!後ろだ!!」
カルデアのマスター、藤丸立香からの警告が発せられる。
「大!正!解!」
ディルムッドの後ろを取った僕がソニックアローでの斬撃攻撃をしようとするが、警告が間に合ったのかディルムッドの回避がなんとか成功する。
ジンバーチェリーアームズの能力は単純なら高速移動だ。とはいえ、火力が上がる訳ではないからマシュの守りは突破できるかどうか怪しいだろう。
しかし、俊敏性と守備力が特徴のランサーに対してその分野で圧倒できるというのは対ランサーにおいては優位に立てるだろう。
例えば、ディルムッドに対してとか。
「ぐぅ!これは、中々!」
先程までの2人のコンビネーションにはマシュが守ってディルムッドが攻めるという役割分担を行なっていた。
そして、ディルムッドの高い敏捷性を最大限に利用して、僕がマシュの守りを攻略しようとしている時にディルムッドがダメージを与えようとする。
そんなコンビネーションだったのだが、それはディルムッドの敏捷性が僕より高い場合に成立する。
ならば、僕の敏捷性が上がったらどうなるか?
答えは簡単だ。
2対1の状況から疑似的な1対1に変化する。
そして、2対1で均衡を保っていた状況から1対1になったのならその優位性は語るまでもないだろう。
勿論、僕が急にディルムッドより速くなったからといって、すぐに決着がつく訳ではない。
いくらジンバーチェリーアームズのスピードでも、ディルムッドの防御を突破する事は容易ではない。
しかしそれは、致命傷を受けないという事であって細かい傷は増えていく。
そして、傷が増えれば増えるほど戦闘における自身のパフォーマンスは下がり、その下がった分だけよりダメージを受ける。
完璧な悪循環だ。
勿論、普段であれば藤丸立香は回復などでの支援を行うのだろうが、今回はそんな事に使用するほどの魔力の余裕はない。
恐らく、サーヴァントたちの現界との戦闘に魔力を回すことが精一杯でそれ以外のことに使用するほどの魔力リソースは残っていないはず。
(だからこそ、前回みたいなことは起こらない!)
藤丸立香の現状を分析し終えた僕はジンバーチェリーアームズによる高速移動能力を存分に利用してディルムッドに与えるダメージをさらに増やしていく。
そんな状況に対して、マシュはディルムッドに近づく事により状況の打破を狙おうとする。
今の状況は、マシュとディルムッドとの間に距離があるからこそ成り立つ状況なのであって、2人が合流したら細かいダメージを入れるのも難しくなるだろう。
それは僕も避けたい状況なので、少しだけディルムッドから離れてマシュに射撃を行う。
盾を構えて防御するが、ソニックアローの威力で少し後方に押し戻される。
その隙にディルムッドの方がマシュの方に移動する・・・予定だったのだろうが、囮作戦の時のダメージと先程の高速戦闘による細かいダメージが重なった結果なのか、一瞬だけ、本当に一瞬だけ出遅れてしまう。
その一瞬を逃さないのが今の僕の纒うジンバーチェリーアームズだ。
また距離の空いた2人の間に陣取り、ディルムッドに対しての高速近接戦闘と近づこうとするマシュへの牽制を込めた射撃を行う。
それは数瞬前の戦闘とほとんど何も変わらないものであった。
このままいけば或いは・・・なんていうものは考えない。
(そう、彼らはこの程度の逆境今まで何度も乗り越えてきた。
今から新しいサーヴァントが彼らを助けるのかも知れない。
もしくは、僕の知らない勢力が彼らを援護するかも知れない。
そもそも、彼らだけでのどうにかする手段として未だ使用した形跡のない令呪の存在や、今は状況についていけず呆然としているミッチーの存在がある。
そんな運命が味方しているような存在が彼らだ。
いや、実際に味方しているんだろう。
だからこそ、僕如きが油断していい存在じゃない。)
そう、僕はこの時彼らが持つ、起こす可能性のあるありとあらゆる逆転の手段を警戒していた。
だからこそ、油断していた・・・とまでは行かなくとも、そこに思い至ることができなかったのだろう。
僕にとっての勝利条件がこの異聞帯の完成ではないように、彼らにとっての勝利条件も今ここで僕を討ち取ることではない事に。
恐らくそれは彼らを主人公として意識し過ぎた故に起きた偶然のような必然だったのだろう。
ジンバーチェリーアームズは強力な形態だ。
特に、対人戦闘においては無類の強さを発揮できる高速移動という能力を保有している。
しかし、その能力は扱いやすいものとはいえない。
戦極凌馬が、ジンバーチェリーアームズに変身した葛葉紘汰に対して「素晴らしい対応能力だ。」と褒めていたように、高速移動能力にはいくつかの弱点が含まれる。
例えば、想定外のことが起こった場合に制御が困難になるというものだ。
では、僕は何にそんなに驚いたのか。
答えは簡単だ。
サーヴァント・ランサー
真名 ディルムッド・オディナ
その保有する2槍の宝具のうちの片方、ゲイ・ボウを自ら叩き折ったのだ。
side out
side ???
その時響き渡った音は、表現するとしたのなら、ドッゴン!というものやバゴォーン!というものが相応しいのだろう。
まぁ、何が起こったのかというと、
『ディルムッドの行動に驚いた上代奏樹が高速移動の制御を誤り、ビルに高速で激突した。』
という事だ。
全く、バカの極みだな!!
はい、いかがでしたでしょうか?
今回、僕の好きな高速移動能力を活かした戦闘シーンを用意したくて頑張ったのですがどうだったでしょうか?
本編を見ているとなんでジンバーチェリーが少なかったのかがわからなかったので今回、僕個人の解釈をつけてみました。
皆様にお願いです!
もしよろしければお気に入り登録、高評価、感想などよろしくお願いします!
それでは次回もお楽しみに!
今回から章ごとに分けてみたのですが今までのほうがいいですか?
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今までのほうがいい
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章ごとに分けられているほうがいい