Lostbelt No.? 永続乱世神話 武神□□   作:未熟なライダー好き

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 今回からしばらく過去編になります。
 とりあえずは、上代奏樹が異聞帯にきて何をしていたのかがメインとなります。

 それでは、お楽しみください。




過去編
過去編 沢芽のクリプター


 side 上代奏樹

 

 僕の担当する日本の異聞帯が「仮面ライダー鎧武」の世界だという事を理解した次の日、これからするべき事を考えた。

 

 ①・戦極ドライバー、もしくはゲネシスドライバーを入手する。

 

 ②・鎧武の世界を乗り越える為、ビートライダー、ユグドラシル、オーバーロードのどちらかと接触、協力を要請する。

 

 ③・異聞帯の王を見極める。

 

 この3つだろう。

 

 ①僕個人の戦闘力を考えたり、(原作ではやることが少なかったが)マスターを直接狙ってくる可能性もある。だから、第一の優先目標にしておきたい。

 僕はまだサーヴァントの召喚をしていないから、今インベスに襲われたら最悪死んでしまう可能性もある。

 僕の魔術師としての腕は、才能自体はそこそこあるのか悪いとまではいかないが、オフェリアやキリシュタリアのように歴史のある家系には流石に太刀打ちできない。

 それに、起源の問題もあるから攻撃的な魔術が不得意だという事もあり、個人戦力の拡大は必要な事だろう。

 

 ②に関しては、①の目的を達成する為ならユグドラシルの方がいいかと思うのだが、その後の展開を考えると量産された黒影トルーパーから回収した方もいい気がするな。

 ゲネシスドライバーは流石に厳しいかもしれないが、チャンスがあれば狙うことにしよう。

 ロックシードに関してはあまり考えなくていいのは鎧武の特長の1つかもしれないね。

 

 ③に関してはもっと単純に、この世界の王候補が多過ぎるのだ。

 

 

 「アーマードライダー鎧武 葛葉紘汰」

 

 「ロード・バロン 駆馼戒斗」

 

 「オーバーロードの王 ロシュオ」

 

 

 有力な候補としてはこの辺りだろうか?

 いや、ここが異聞帯であったとしても、今の時系列が周囲の様子を見る限り、オーバーロードの侵略は進んでいないのだろう。

 そして、ビートライダーズの人気が路上でインベスゲームをやっても批判が来ないことから、原作前、じゃないとしても最序盤だろう。

 

 (という事なら、この異聞帯は他とは違って・・・)

 

 ・・・と、思考をまとめようとした時、視界がグラつく。

 

 (そういや、ここにきてから休憩とか食事とかしてなかったなぁ・・・)

 

 そんな事を思いながら、倒れ込みそうになった時、

 

 「おい!大丈夫か!?あんた、いきなり倒れそうになるなんてビックリしたぞ。」

 

 倒れかけた僕を支えたのは

 仮面ライダー鎧武、その主人公にして、未来の、本来の歴史における、宇宙の神様

 

 「あ、あなたは・・・」

 

 「俺か?俺は

 

       『葛葉紘汰』

 

 まぁ、今はただのフリーターなんだけどな。」

 

 

 

 〜〜〜〜クリプター物乞中〜〜〜〜

 

 

 

 「えっと・・・よかったんですか?見ず知らずの僕にご飯を奢ってもらって。

 自分で言うのもなんですけど、今の僕って身分ない、お金ない、家もない、おまけに記憶もないって言う不審者通り越した何かですよ?」

 

 とりあえず、記憶喪失という安易な設定を作ることにした。

 

 流石に

 

 「この世界はこれ以上の進化が望めないので滅びる運命なのを、本来の歴史を犠牲にしてこの世界を存続させようと思います。」

 

 なんて、言える筈もないし、余りにもいきなりの事だったので、まぁ、そこまで悪くはないかなぁ。

 

 「あぁ、流石に目の前で倒れた人を見捨てるなんて事俺にはできなからな。

 それより、あんたはこの先どうすんだ?さっき自分でも言っていたけど、そんな無い無いばっかりじゃあ困るだろ?」

 

 そう、今現在僕が困っているのはまさにそこなのだ。

 

 おそらく、()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 王として決まる条件は、禁断の果実を手に入れる事。

 

 そして、仮面ライダー鎧武の世界の異聞帯だという事は勝者は・・・

 

 (いや、今考える事じゃないな。)

 

 「そうなんですよね、僕覚えているのが自分の名前だけですからね。

 働こうにも戸籍とかあるのかわからないし、家族関係とかも不明な以上どうしようもないっていうのが本当の所ですね。」

 

 組織だったところがユグドラシルなのだろうが、今の僕には接触することが難しい。

 

 「とりあえず、今食べたのでしばらくはなんとかなるのでそれまでになんとかしますよ。大丈夫ですって、日雇いのバイトでも見つけて食い繋いでいきますから。」

 

 これ以上の頼る事になると、流石に罪悪感がひどい事になるので強がっておく。

 

 (というか、こうして考えてみると、プリヤの美遊ってすごい子だったんだなぁ。

 僕の年齢前世を含めると結構になる筈なんだけど、小学生に負けるのか・・・)

 

 そんなふうにどうでもいい事を考え、地味な精神的なダメージを負いながら葛葉紘汰と別れた。(食事代については払えるようになってからでいいとの事だ。)

 

 (さて、強がった手前次会った時稼ぐ手段がないと格好がつかないよな。

 魔術を使っていいのなら得意分野なのだけれど・・・)

 

 先程、今後やるべき事を考えていたばかりなのに、今をなんとかしないと衣食に困るって結構複雑な気持ちを抱えてしばらく歩いていた。

 

 目の前には、1人の中年ほどの男性が人通りの少ない路地裏に入っていった。

 

 (まぁ、仕方がないけどやるしかないよね。)

 

 そうして背後から男性に声をかけようとした時、

 

 「よう、坊主。こんな人通りの少ない場所で何をしようとしているんだい?

 なぁ、異世界からのお客様?」

 

 僕の方が背後から声をかけられた。

 

 そして、その声の主は

 

 「DJサガラ!?」

 

 「おや、俺を知っているとはなぁ。いくら異世界からの客人とはいえ、これは驚いたぜ。

 それで、あんたは何をしようとしてたんだい?」

 

 これは、僕が今取ろうとしていた行動への質問というよりも・・・

 

 「失礼、あなたの名前を僕が一方的に知っているのは不平等ですね。

 

 僕の名前は、上代奏樹。

 

 この終わりを迎える世界を救いにきた、クリプターです。」

 

 それから僕の知っている事をほとんど全て話した。

 

 カルデアのこと 空想樹のこと 異聞帯のこと クリプターのこと

 

 僕の前世や記憶に関すること以外は全て話て、こう終えた。

 

 「以上が僕の来た理由だよ。

 とりあえずお願いがあるんだけど。

 

   お金貸してくれない?」

 

 そうして僕とDJサガラの一時的な協力関係が幕を開けた。

 

 





 おしらせがあります。
 明日からしばらく忙しくなるので更新が不安定になると思います。
 エタるつもりはないので安心してください。

 もしよろしければ、高評価やお気に入り登録、感想などいただけるとモチベーションにつながります。

 それでは次回 過去編 初変身  お楽しみに!

今回から章ごとに分けてみたのですが今までのほうがいいですか?

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