Lostbelt No.? 永続乱世神話 武神□□   作:未熟なライダー好き

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 お久しぶりです。大学の課題に追われて中々時間が取れずここまで遅くなりました・・・

 それでは、今回から過去編第2回です!



過去編 クリプターの会議

 

 

 side 上代奏樹

 

 

 はじめてのクリプター同士の会議の時間がが迫る中、僕は1人で悩んでいた。

 

 異聞帯の王が不在ということについてどうするべきか考えていた。

 

 そもそも話すべきだろうか?一応、後々敵同士になるのだから正直に話すことは怪しくないだろうか?

 

 ただでさえ少し前にようやく原作が始まったっていうのに。

 

 まぁ、幸い異聞帯の時間軸が外のそれと少し違うみたいだから計算からの結果と異聞帯攻略の必要性から考えるとギリギリ間に合うかなぁ。

 

 

 とりあえず、僕の異聞帯は行き先がわからない。

 

 原作が終わるまでにどのような世界線になるのかが不透明なのだ。

 

 

 

 原作と違い、ロシュオが願いを叶える可能性。

 

 

 原作と違い、葛葉紘汰が敗北する可能性。

 

 

 原作と違い、メガネクスに初めから侵略される可能性。

 

 

 

 それら全てを考えることは不可能に近い。

 

 

 (まぁ、ある程度素直に話しても大丈夫かな?いざという時にはキリシュタリアに泣きつくフリでもしておくべきか。)

 

 

 一応、ヘルヘイムのことを話せばなんとでもなるだろう。

 

 空想樹はまだ根付いていないし、そもそも出現した場所も不明な現状、僕のクリプターという肩書きが殆ど形骸化しているのが今の状況だ。

 

 まずはライダーの方の世界を生き抜くことからかな。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

「さて、よく集まってくれた・・・といっても数名ほど欠員がいるようだけどね。

 まぁいい、会議を始めようか。」

 

 

 キリシュタリアの合図とともに会議が始まった。

 

 といっても、会議とは名ばかりで実際には現状報告等で時間が過ぎていく。

 

 

 カドック、オフェリア、ペペロンチーノの報告が終わり次は、僕の番になった。

 (ちなみに今回の参加者はこれで全員だ。)

 

 

 「さて、それでは次は奏樹の異聞帯について聞かせてもらおうかな。」

 

 

 (どういったものかなぁ。ま、いっか。適当で。)

 

 

 

 「はいよ〜。

 まぁ、僕の所の異聞帯、日本異聞帯は今の所ソレらしい要素が殆どないんだよねぇ。」

 

 

 

 「ソレらしい要素?おい奏樹、お前一体何をいっているんだ?」

 

 

 

 「そのままの意味だよカドック君、僕の所の異聞帯は現状、汎人類史と殆ど変わらない現代社会なのさ。

 

 環境が荒れている訳でもなく、神に支配されている訳でもない。

 

 ビルが立ち並び、夜には街灯の明かりが神秘を否定し、物資で溢れている。

 

 そんな普通の歴史に近いのさ。」

 

 

 そう宣言すると他の面々も流石に驚いたのか暫く誰も声を発さなかった。

 

 

 その後に声を発したのは、キリシュタリアだった。

 

 

 「ふむ、流石に少し驚いたのだが君は先程『殆ど』と言ったね?

 だとしたらそのありふれた社会に何か異常なことがあるんじゃないかい?」

 

 

 「その通りだよ、キリシュタリア。

 あぁ、先に言っておくけどオフェリア、君の異聞帯との関わりは一切ないよ。」

 

 

 「私の?一体あなたは何をいっているの?」

 

 

 ごもっともなオフェリアの疑問に応える。

 

 

 「まぁ、僕の異聞帯にあった現状唯一の異常性として、ヘルヘイムの森と呼称されるモノ、そしてその森の驚異的な侵食が確認されているのさ。

 

 さっきも言ったけど、北欧神話やその他の神話との関係性は恐らくないと思われるよ。

 

 何せその森に知性帯と思われる個体は発見されなかったのだからね。

 死者の存在やそこを統治する神々等々それら全て存在せず、個体差はアレど発見できた知的生命体のレベルは獣と同程度。

 

 僕も全てが理解できているわけではないのだけれど、その森の侵食によってこれから異聞帯として歴史を紡いでいくんじゃないかな?

 

 

 要するに僕の異聞帯は不完全!

 

 

 空想樹が根付くどころか異聞帯の王すら存在しない!

 

 まぁ、以上のことから僕のところの異聞帯は脅威たりえないと思うよ。」

 

 

 そう言い、僕の宣言を終える。

 

 

 「以上!何か質問のある人は?」

 

 

 先程までとは少し違った空気として沈黙が訪れる。

 

 

 今度の静寂は少し長く続いた。クリプターに信頼を置くキリシュタリアでさえ僕の発言を少し疑っているように思われた。

 

 

 それは当然だろう。

 

 

 異聞帯とは、人類史が敗北した世界線だ。

 

 

 それならば、異聞帯は異聞帯として成立した時点でもう既に狂っていなければおかしいのだ。

 

 

 それなのに今の報告では、人類史が敗北する未来は決まっていても、その未来が訪れるのはもう少し先のことなのだから。

 

 

 

 次にその沈黙を破ったのはある意味意外な人物だった。

 

 

 「オイオイ、それは一体どういう事だキリシュタリア?

 

 確か僕たちが聞いた話だと、それぞれに割り当てられた担当する異聞帯を育てての生存競争じゃないのか?

 

 別にフェアプレイの精神じゃないが、いくらなんでもコレは不平等が過ぎるんじゃないのか?」

 

 

 カドックが一度沈黙を破るとその後の会話は流れるようだった。

 

 

 「ふむ、いやまぁ正直な所私に聞かれても困るのだがね。

 流石にここまで汎人類史と類似した異聞帯が生成されるとは思ってなかったよ。」

 

 

 

 「まさかキリシュタリア様でも想定できないほど脆弱な異聞帯があるだなんて・・・

 あなた何か隠している訳じゃないでしょうね?」

 

 

 

 「いやいや、隠している事なんてないし、話していない情報はとても不確定なものばかりだよ。

 それとも、植物の侵食される可能性があるというに、そんな状況下で謎の機械生命体に侵略される可能性を疑うのかい?」

 

 

 

 「それより奏樹、お前は担当について何か不満とかはないのか?

 僕のところも大概アレだがそこまで酷くはないぞ。」

 

 

 

 「あぁ〜、それなら大丈夫さ。

 君のとこみたいに終わった世界じゃない分、文明的な生活ができているからね。

 今はなんとか協力者を作って、高級ホテルで優雅に紅茶でも飲んでいるよ。」

 

 

 「なっ!オイ奏樹!どういう事だお前、まさか僕を煽るために口からでまかせを言っているんじゃないだろうな!?」

 

 

 「いや、嘘はつかないよ。

 今後は不明とは言え現状僕らは仲間だ。

 それなら仲間内での情報の共有は大切な事だからね。そんなところで嘘はつかないよ。」

 

 

 

 「2人とも、醜い争いはその辺りにしなさい。

 今はクリプターとしての大切な会議の時間よ。あまりキリシュタリア様の時間を無駄にしないでよね。」

 

 

 

 ・・・そんな風にグダついたけど会議は終わった。

 

 

 ただ一つ、僕が話し始めたあたりからペペロンチーノが一言も話さなかったことが気がかりだった。

 

 

 

 side out






 いかがでしたでしょうか?

 今回から過去編だと言いましたが、次回はペペロンチーノとキリシュタリアとの会話がメインになると思います。

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今回から章ごとに分けてみたのですが今までのほうがいいですか?

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