Lostbelt No.? 永続乱世神話 武神□□ 作:未熟なライダー好き
お久しぶりです。
BOXイベ周回したり6章後編やったりで全く執筆していませんでした。
これから再開していく予定ですので、読んでくれると嬉しいです
side 上代奏樹
とある町はずれの建物の屋上に僕はいた。
屋上から下を見下ろしながらいろいろなことを思い出していた。
今世で魔術師の家系に生まれたことを知った時の事。
転生時の特典らしきものがなくて絶望した時の事。
自分の家系がいいとこ中の下で、僕は得意分野以外ではAチームのメンバーに歯が立たないこと。
レフ・ライノールがいるせいでカルデアにいたとき常に恐怖心と戦っていた時の事。
それに、この異聞帯に来てからも色々なことがあった。
この異聞帯が「仮面ライダー鎧武」の世界であった時の驚き。
行き倒れた所を葛葉紘汰に助けてもらったこと。
現代社会においてある意味恐るべき、金無し、宿無し、身分証無しに加えて人付き合いも無しという状況に陥ったこと。
DJサガラとの協力関係(擬き)を結び、大量のインベスに襲われて死にかけた後、戦極ドライバーを貰って初変身した後、結局死にかけたこと。
カドックの事をを煽りすぎた結果、腹黒狐の取り引きと利益が若干増えたり。
……今思い返すと嫌な思い出ばっかりだな。
(まぁいいや。それもこれもこれから始まる主人公、葛葉 紘汰の物語を見ることができるのなら悪くないかな。)
そう、今日は物語の始まりの日。
角居裕也が戦極ドライバーを受け取り、葛葉紘汰に見せようとする日。
仮面ライダー鎧武、第一話「変身!空からオレンジ!?」の日。
仮面ライダー鎧武の原作スタートの日なのだから。
side out
親友の角居裕也に呼び出された葛葉紘汰は、高司舞と共に待ち合わせ場所と向かう。
しかしながら、待ち合わせ場所にいないことを不審に思った二人の目の前に空間に張り付いたかのようなジッパーがあった。
親友を思う心からか、若干の好奇心からか、二人はその奥に広がる謎の空間に踏み入ってしまう。
その奥の空間、広がる謎の森に落ちていたものは、角居裕也が見せたいと言っていたバックルであった。
その後、見つけた森の果実に思わず手が伸びる葛葉紘汰であったが、その果実を狙ったのか、あるいは森への侵入者を撃退しようとしたのか、そもどれでもない別の目的があったのか定かではないが、葛葉紘汰に襲い掛かった化け物が一匹いた。
その化け物に追われる葛葉紘汰。
追い詰められた彼はバックルを装備し、ドライバーへと変化する。
さらに、そのドライバーを使用して変身をすることに成功し化け物を撃破することに成功したのだった。
そしてその最中に起こった高司舞によく似た人物との問答により、葛葉紘汰は争いに巻き込まれる運命が決まってしまったのだろう。
……そう、そこまでならばその様子を見物していた人物が知っていた部分を凌駕していないだろう。
その後に起こった本来あり得ない出来事を除いて。
side 上代奏樹
(よし!第一話をリアルで見ることができるなんて!あぁ、あのころに比べたらなんて充実した生活なんだ!
しかし、葛葉紘汰には申し訳ないことをしたな。流石に角居裕也を見殺しにしたのはあまりいい気分ではないし……)
そんな風にのんきなことを考えていた僕だったが、次の瞬間に聞こえてきた声でそんなのんきな気分は消失した。
「あなたは、これから先のあらゆることに手が届く。
その手を伸ばさないだけの理由は、あなたにあるの?」
聞こえてきた声は間違いなく……
(始まりの女!?時間逆行してきた高司舞!?
なぜ僕の前に現れた?未来で何かあったのか!?
いや、聞き間違いでなければ「あらゆることに手を伸ばせる」と言ったぞ!?
僕が原作の事を言うとは思えない。なぜなら言うことによるメリットが僕には一切無いからだ。
ならばどうして?それこそ決まっているDJサガラの奴原作知識の事漏らしただろ!!!)
違う、今考えるべきはそこじゃない。
「あるよ。僕は死にたくないし、手を伸ばさないことにはそれなりの理由がある。」
一応本心である。
死にたくない。一度転生したからといって命を投げ出せるわけないし、むしろ前世より命に対する執着はもっと強くなっている。
実際に死んだという記憶は無いがむしろそのことによって恐怖心は強くなっている。
それに手を伸ばさないのには、原作との乖離を必要最小限に抑えていたいというのがある。
だからこそ、原作での死を覆す気にはなれない。原作キャラの死には理由や意味がある。
角居裕也の死には、葛葉紘汰の覚悟に必要だ。
そもそも、彼が死なないと原作が始まらない。
初瀬亮二の死には、ヘルヘイムの森の現実とユグドラシルとの敵対関係を決めることに。
そして、彼には………………
「だからこそ、僕の為に、僕の生存の可能性に悪影響を及ぼす時ならどんな時でも手を伸ばさない。それはきっと僕の手の届かないところだから。」
自分を犠牲に誰かを助けることのできる人は素晴らしい人なのだろう。
でも僕にはそんなことできない。
輝く主人公にはあこがれるけど、彼らの苦悩や試練を受けたいとは思えない。
「それに僕は、これから多くの人を傷つけることになる……というより傷つけている。
自分のエゴで。
だったら、ここまで来たら自分のわがままを突き通すよ。」
-------ほかのすべてを切り捨ててでも。
「そう……それがあなたなのね……」
そういうと、始まりの女、高司舞は姿を消した。恐らく元の居場所に戻ったのだろう。
「よし!宣言した以上もう戻れない。この異聞帯を成長させることは今は無理だけど、必ずチャンスはある。その時を逃さないようにしないとね。」
side out
結局、この時の僕は何の信念も持たない、どうしようもなく弱い人だったのだろう。
言うべき言葉とその言葉の使い道だけを理解していただけで、実際に使ってみた場面を経験したこともない僕の言葉なんて、誰にも響かないということを理解していなかったのだろう。
だからこそ、僕は変わることができたんだと思う。
その進化の方向性が良いのか悪いのかなんて、僕には一生理解できないのだろうけど。
閲覧ありがとうございました。
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次回は、カルデア視点になると思います。
次回も見てくれると嬉しいです!!!
今回から章ごとに分けてみたのですが今までのほうがいいですか?
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今までのほうがいい
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章ごとに分けられているほうがいい