Lostbelt No.? 永続乱世神話 武神□□ 作:未熟なライダー好き
昨日の投稿の後、初めて感想が来たので嬉しくて頑張りました!
今後とも感想、高評価、お気に入りなどしていただけるとありがたいです。
モチベーションがあがります。
あまりに堂々としたその宣言に彼を知っているはずの両サイドの人間とも一瞬唖然とする。そして征服王はそんなことを気にも掛けず
「自己紹介も終わった事だし早速聞くとしよう。両者とも余の軍門に降らないか?」
恐らくそれはこの場に合わない発言なのだろうが、自身の言動に一切の違和感を抱かない様子に、先ほどと同様その場の空気を支配する。
side 奏樹
「折角のお誘いだが僕は遠慮しておこうかな。あなたの様なタイプは少々苦手だからね。」
そう言って彼の提案を断る。
勿論、先程の宣言の時に感じたカリスマ性は、僕の心を揺さぶるには十分なものだ。
苦手なタイプなんて言ったものだけれど、聖杯問答を知っている身としては彼に1番心惹かれているからほとんど嘘なんだけれどね。
「それに、今の僕はクリプター。あなたの敵なのだから!」
そんな感情を振り払う様に、イスカンダルに向けて剣を振るう。が、あっさり避けられて戦車ごと宙に浮かぶ。
「ふむ、残念だなぁ。そっちの2人はどうだ?」
話題の矛先を向けられた藤丸立香は、困惑しながらも返答する。
「えっと・・・俺たちには今やるべきことがあります。なので、あなたの軍門には降れません。」
そう宣言した。軍門に降るなんて言って協力を促すこともできるだろうに。
こう言ったところが主人公なんだなぁって考えていると
「ふむ、両方から断られてしまったかぁ。なんとも残念だなぁ。まぁ良い。それでは、余の敵と言い剣を振るった者に対しての処罰を始めようか!」
そう言い終わると、僕に向かって戦車で突進してきた!
とりあえず横に逃げることで難を逃れる。そのままロックシード・ダンデライナーを投げて展開し、乗り込み空へ飛ぶ。
「ほう!ライダーの余に対して、よりにもよって乗り物で対抗するか!」
「生憎、こちらもライダーを名乗らせてもらっているからね!」
そう軽口を叩きながら、空中戦を繰り広げる。
空中を縦横無尽に駆け巡り剣を打ち合わせる。牛にひかれる戦車という特性上、直線上のスピードはイスカンダルの方が有利だが、小回りはまだこちらの方が有利である。
しかし元々ダンデライナーも小回りが効く方ではない。
(先程啖呵を切ったはいい者の流石にライダークラスのサーヴァント相手に乗り物で対抗するには厳しいかなぁ。)
「まぁ、こっちはこっちで出来ることで戦おうかな!」
そう言い放ち、ダンデライナーの武装から光弾を連射する。イスカンダルの戦車、『神威の車輪・ゴルディアス・ホイール』の特性は高速飛行と突進による破壊力、そして多少の防御機能。つまり遠距離の攻撃に対して反応する術を持たない!
「ぬお!むぅ、これは厄介だな!」
想定外の一撃だったが、そこは歴戦の英霊冷静に攻撃を避ける。とはいえそんな事此方も想定内だ。
このまま遠距離戦を続けるなら有利になるのは此方なのだから。
イスカンダルの戦車の維持には魔力というリソースを使用する。光弾も直撃してもこの程度の威力なら防御機能に阻まれてそこまでのダメージにはならないだろう。しかしそうなるとさらに魔力リソースを消耗する。
しかし此方のダンデライナーの維持はロックビークル自体に負担が掛かる。そして僕は予備を複数所持している。
つまり、イスカンダルの取れる手段というものは限られてくる。もっとも相手は此方の持久力は知らないだろうが、相手の魔力消費を考えると、そろそろ勝負に打って出るはずだ!
「このままでは埒があかんなぁ。ならば仕方がない。我が踏破、止めれるものなら止めてみせよ!」
ーーーー遥かなる蹂躙制覇 ヴィア・エクスプグナティオ
それはまさしく必殺と呼ぶにふさわしい破壊力を秘めた一撃だろう。通常使用の『神威の車輪』ですら、最高時速は400Kmにも到達する。
それの全力なのだから、これに乗ったままでは直撃は避けられないのだろう。ならばどうするのか。答えは簡単である。
「乗り物を捨てて反撃の一撃を叩き込む!」
迫り来る雷撃を纏う突進をダンデライナーを乗り捨てることで、回避して落下したままブレードを一度振り下ろし反撃の用意をする。
『レモン スカッシュ!』
ブレードを2回振り下ろした先ほどとは変わり剣の先端にのみエネルギーを纏った貫通力を高めた突きの一撃を放つ。
「せぇ……の!」
高速で飛行する戦車に当たるかどうかは半ば賭けであったが
(当たった!)
そう確信できた。
そう確信できる一撃だった。
しかし、想定外のことが起こった。
当たった、そう確信したはずだったのに、これ以上ないと思われた戦車のスピードが急激に加速したのである。
いや、加速したのではなくこの一撃を回避したのだと思い当たった。
「緊急回避か!」
そう、カルデアのマスター「藤丸立香」による魔術的の援護であった。
(油断した!先ほどから一切行動する様子を見せなかったからか?
タイミングを伺っていたのか?流石幾つものの特異点を駆け巡った歴戦のマスターだ。)
完璧なタイミングの支援に思わず賞賛しながらも、状況は最悪だ。現状僕は上空から落下している。それもかなり高い位置からである。そうなったのはイスカンダルが戦車の雷にカルデアを巻き込むことを嫌ったのを僕が追いかけたからだ。
ここで少し話が変わるが、仮面ライダー鎧武という作品に登場するライダーには、飛行能力を備えたものが非常に少ない。ダンデライナーやスイカアームズ、極アームズくらいじゃないだろうか。
そして今からロックビークルの展開に間に合うほどの余裕はない。
まぁ、つまり、このまま地面に激突するなぁ〜
side out
side 藤丸立香
上手くいった。今の俺に出来ることの中で一番の成果をあげた。
カウンターを決めようとする彼に対しての妨害行為が失敗していたらイスカンダルは無事でも戦車が無事かどうかはわからなかった。
マスターとしてイスカンダルの戦闘力は理解している。戦車の有用性もだ。そして彼もそれを理解していたからこそイスカンダルではなく、戦車を狙ったのだろう。
そうして反撃が成功しなかった彼はそのまま上空から落ち、地面に激突した。
「どうなった!?」
これで倒せたのだろうか?倒せていないのならどれほどのダメージなのか?サーヴァントならそこまでのダメージにはならない、変身した後からサーヴァントと戦えているのならまだ余裕があるのか?
そんな思考が続いた後に、土煙が晴れて姿が見える。そこにいたのは・・・
「ッく・・・やるね、藤丸立香。正直ここまでのダメージを受けるつもりはなかったのだけれどね。」
ダメージに耐えきれなかったのか変身が解けて、肉体にもかなりの負傷を負った彼の姿があった。
「大人しく投降しろ!その傷じゃあもう戦闘は出来ないだろ!」
そう促す。これに乗ってくれるなら、この異聞帯の王の情報や空想樹の場所がわかる。
そんな事を思い発言をしたのだが
「ふっははは!あーっははは!」
いきなり笑い出した。
「何がおかしい!それともまだ戦うつもりなのか!?」
「いやいや、もう僕は戦えないよ。僕は、ね。」
瞬間思い出す。
(そうだ!彼はクリプター、つまりはマスター!ならこれから起こる事は!)
「マシュ!警戒して!サーヴァントが来る!」
そもそも人間がサーヴァント、それも征服王ほどの英霊と渡り合ったという事で忘れていたが、本来マスターとは(例外があるといえど)前線に出る者ではない。
そして今、この様な状況下においてそんなに堂々とした宣言をできるだなんてどれ程の実力なのか・・・
「来い!キャスター!」
彼の宣言に合わせて側に実体化する。
「全く、イキって突撃してその上この俺に泣きつくとは!我がマスターながら全く不甲斐ない!」
身長は低い、見た目は子供なのに成熟した大人の様な渋い声。そして仮にもマスターに対する毒舌。
その場に顕現したサーヴァント、キャスターは『ハンス・クリスチャン・アンデルセン』だった。
ライダー同士の戦闘如何でしたでしょうか?
それでは次回第5話 「クリプターのサーヴァント」 お楽しみに!
今回から章ごとに分けてみたのですが今までのほうがいいですか?
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今までのほうがいい
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章ごとに分けられているほうがいい