Lostbelt No.? 永続乱世神話 武神□□   作:未熟なライダー好き

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 なんとか毎日更新を維持できています。
 もしかしたら明日は更新できないかもです。
 後、特殊タグというか、文字を大きくするのってどうやるんでしょうね?教えて詳しい人〜(他力本願のクズ)

 それでは、今回もお楽しみいただけたらありがたいです。



カルデアのヘルヘイム散歩

 

 side 藤丸立香

 

 あの後、なんとかイスカンダルの勧誘を乗り切り、現状を伝えて協力を要請したら

 

 「なるほど、ここの状況はそういうことか。よかろう!ならばこのイスカンダルの力存分に使いこなしてみせよ!」

 

 と、思いの外あっさり応えてくれた。

 

 これでこちらには強力なサーヴァントが増えた。

 相手の戦力は未だ不明だし、異聞帯の王も不明。とはいえ、俺たちもこの異聞帯に来たばかりだ。そんな状況でイスカンダルの協力が得られるのはありがたい。

 

 そんな訳で俺たちは今、サーヴァントの召喚の為の霊脈の中心地に向かっていた。

 

 「そういえば、イスカンダルはこの異聞帯について何か知っていることはないの?情報が何かあれば俺たちとしては助かるんだけど。」

 

 「ふむ、そうさなぁ〜。とりあえず余が見てきた範囲では、奇怪な生物以外の生命体はあのライダー擬きしかおらんかったのぉ〜。」

 

 「奇怪な生物?」

 

「うむ、ほれ。あそこにいるであろう?」

 

 そう言われて、イスカンダルの指さした方向を見ると、灰色の少し丸っこい体型の生物が複数いた。それぞれの特徴に体から見える色が、赤蒼緑と三色に分かれていることだろうか。

 

 「あれしかいないって、人間以外も?犬や猫とかもいなかったの?」

 

 「おうとも、小僧何か知らぬか?」

 

 少し考えて、

 

 「ねぇ、ダ・ヴィンチちゃん、さっき彼が言っていた果実を食べて化け物になった人達ってもしかして・・・」

 

 嫌な予感がある。こういう時は最悪の考えが現実になるときが多かった。それなら今回も・・・

 

 「その可能性は高いだろうね。もっとも、人間だけじゃなくて他の動物も見られないのなら恐らく全ての生命体に対して作用しているんだろうね。

 一応解析はしてみているんだけど、現状で言えることは、この植物は汎人類史にはないものだということくらいだね。」

 

 やっぱり・・・アレは人間だったものなんだね。

 

 「戦うことになるのかな・・・」

 

 「可能性は否定できないね。アレがどういった存在であるのか不明な以上、断言することは不可能だよ。」

 

 「うむ、しかしアレがどういったものであれ人間から変化したものならサーヴァントよりは弱いはずだ!・・・弱いよね?」

 

 力強い断言の後に、情けないセリフが続くのを聞いているとなんだか安心する。

 そんな細かい事を考えていると、俺たちの横を謎生物が通り過ぎて行った。

 

 「警戒はしていたけど、急に敵対してきたりはしないんだね。」

 

 「奴らはこちらから仕掛けぬ限りそうそう敵対してくることはなかったぞ。」

 

 イスカンダルの話を聞いて少し安心した。まだ俺たちに余計な戦闘をする余裕はないし、元とはいっても人間を相手にするのはできればしたくない。

 

 「っと、ここが召喚地点だね。魔力も十分だし、邪魔が入らないうちに始めちゃおうか。」

 

 ダ・ヴィンチちゃんに促されてサーヴァントの召喚の準備を始める。これまでの経験からか、だいぶ手慣れてきた。

 

 『素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。

降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ

 

閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。

繰り返すつどに五度

ただ、満たされる刻を破却する

 

――――――告げる

 

汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に

聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ

 

誓いを此処に

我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者

 

汝三大の言霊を纏う七天

抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!』

 

 ・・・・・何も起こらない。

 

 「何も起きませんね?どういう事でしょうか、中国異聞帯の様に・・・と考えましたがどうなのでしょうか?」

 

 そう、この現象は一度見たことがある。確かに条件、祈るものがいないというのは、人がいない時点で理解できる。けれども・・・

 

 「いや、この現象は中国異聞帯の時に似ているけれど、厳密には違う様だね。

 中国の時には霊脈に霊基グラフが反応していなかった。けれども、この日本異聞帯においては霊基グラフの反応は確認されたんだ。もっとも、そんなことが分かったとしてもなぜサーヴァントが召喚されないのかわからないんだけれどね。」

 

 やっぱり、召喚自体は正常に行われていたんだ。けれどなんらかの理由があって召喚されなかった。その理由は・・・?

 

 「・・・なっ!この反応は!」

 

 サーヴァントが召喚されなかった理由を考えていた時、急にダ・ヴィンチちゃんから警告が聞こえてきた!

 

 「ダ・ヴィンチちゃん!一体何が?」

 

 「さっきの怪物だよ!どういう訳かこっちに向かってたくさん来ている!まずいな、この数10や20どころの話じゃないぞ!」

 

 そんな!どうして!?

 イスカンダルの話じゃ、こっちを積極的に襲ってくることはないんじゃ!?

 

 「坊主、一応言っとくが余は嘘は言っとらんぞ。少なくとも余自身が襲われたことはない。」

 

 「大丈夫、そこは心配していないよ。ただ、今の問題はこの状況をどう切り抜けるかということだけだ!」

 

 「私としては、ここで迎え撃つことはおすすめできないよ!後、ボーダーの潜水も間に合わない!」

 

 「な、な、な、なんだって〜〜〜!!!

 いやいやいや、今は慌てててる場合じゃなない。そうだ落ち着いてこういう時はまずゆっくりと紅茶を・・・ってそんなことしとる場合か〜〜〜!!!」

 

 ・・・ゴルドルフ新所長はここまで来るとある意味安定しているな。

 なんて事を一瞬考えて、思いつく。

 

 「イスカンダル、お願いがあるんだけど・・・」

 

 「ふむふむ、確かに現状をなんとかするにはそれしかないなぁ。まぁ良い、小僧には先程助けてもらったしな。」

 

 そう言うと、イスカンダルは前に出る。

 

 怪物はもう目の前に迫っている。

 

 しかし、イスカンダルの目には一切の不安がない。

 

 気がつくと足元には砂が舞っている。

 

 いつの間にか、周囲の景色も変化している。

 ビルなどにまとわりついていた植物はそこには無く、見渡す限りの砂漠へと。

 

 固有結界

 

 自らの心象風景を具現化する魔法にも近い大魔術は、彼の生きた生き様を映し出す。

 

 そしてそれこそがイスカンダルが誇る最強宝具

 

 そしてその名を高らかに宣言する

 

 「さぁ、このイスカンダルの名の下に集え!我が臣下達よ!」

 

 

  王の軍勢 アイオニオン・ヘタイロイ

 

 

 

 

 

 

 

 




 はい、雑なピンチとイスカンダルの宝具回でした。
 一応このピンチにも理由があってそれが割と後半まで明らかにならない予定です。そのため予想などしてお待ち頂けると幸いです。

 毎度のことですがモチベーションに繋がりますので、お気に入り登録、高評価、感想などいただけるとありがたいです。


 では、次回「それぞれの思惑」お楽しみに!

今回から章ごとに分けてみたのですが今までのほうがいいですか?

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