Lostbelt No.? 永続乱世神話 武神□□   作:未熟なライダー好き

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 今回も雑な伏線がある回です。
 一応、現状のまとめとオリ主のサーヴァントに関する情報が少しだけ出ます。(流石にこれは答えることはできないので感想に正解があってもその部分だけスルーします。)

 それでは、どうぞお楽しみください。




それぞれの思惑

 

 side 藤丸立香

 

 イスカンダルの宝具で危機を脱した俺たちは今、先程の召喚しようとした場所を離れて当てもなく移動していた。何が原因かわからない以上とりあえずできる事が移動することだけだったからだ。

 

 「それにしても、さっきはなんで急に怪物が来たんだろう。それまでは横を通ってもなんの反応もなかったのに。」

 

 そう、そこが謎なのだ。生物である以上、感情や考え方などがあるのだろう。しかし、だからと言って、サーヴァントを召喚しようとした時に、正確には召喚に失敗した時にいきなり襲ってきたのか。

 

 「ふむ、その事なのだけどね。なんとなく理解できたよ。」

 

 いきなりダ・ヴィンチちゃんが話し出した。

 

 「この土地の霊脈なんだけどね、どうやらこの植物、言うならヘルヘイムの植物と融合しているようなんだよね。まあ融合といっても一部分だけで言うなら少しだけ混ざっているという事なんだけど、あの果実によって変異した存在なら霊脈、つまりはヘルヘイムの植物に影響が出た事で一時的な興奮状態になったんじゃないかな?」

 

 ダ・ヴィンチちゃんの解説は納得できる事だった。しかし・・・

 

 「そう、それならサーヴァントの召喚不可能の謎が説明つかない。確かに融合した植物は最もらしい説明になるだろう。けれども、召喚自体は成功しているんだ。サーヴァントが召喚されない事と関係はあるんだろうけど、おそらくそれ以外に何が最大の理由があると思う。」

 

 そう言って話をまとめるとボーダーの運転に集中したのか声が聞こえなくなった。

 そういえば・・・

 

「ねぇ、ホームズ。さっき言っていた禁断の果実ってなんなの?」

 

 疑問だったが、質問する暇がなかったので忘れていた質問を今のうちにしておく。

 

 「あぁ、そういえば話していなかったね。ふむ、これはおそらくこの異聞帯の前提条件のようなものだろうから言ってもいいかな。」

 

 前提条件?どういう事なんだろうか?

 

 「さて、そもそもこの森の植物を彼は『ヘルヘイムの果実』と呼んでいた。そしてその後北欧との関連を不明と称した。」

 

 「しかし、神話などにおいて森や果実に関連したものはある。それなのに、彼は北欧神話について話した。そこが疑問だったのだよ。」

 

 「それに元々ヘルヘイムというものは、ロキの娘が治めるユグドラシルの地下にある死者の国だ。森との関連は正直薄いと言わざるを得ない。」

 

 「ならば何故ヘルヘイムという名称を付けているのか、なぜ果実についてのみ言及したのか。それを考えれば何に気づかれたら不都合なのかは想像がつく。」

 

 「果実で隠したいとなれば思い当たるのは、知恵の実など神話に語られる果実の類」

 

 「そしてそれに当たるのがこの異聞帯のどこかにあり、そして私にそれを言い当てられた時の反応から察するに、現在それを保有しておらず、彼はそれがほしいのだろうね。」

 

 「そして、我々はまだその果実がどう言ったものなのかの情報がない。」

 

 ー---その果実が持つ力についてのね

 

 そう意味深に言い放ったホームズ、これ以上ないのかしばらく待っても話しかけてくる事はなかった。

 

 「なら!その果実の確保と異聞帯の調査を当面の目標としてはどうでしょうか?」

 

 「うむ!そのような物を手に入れたクリプターがどのような事を仕出かすのか不明な以上確保するべきだろうな!」

 

 マシュの提案にゴルドルフ新所長が乗り、俺たちの今後の方針が決まった。

 

 「一応言っておくが、彼も私達が果実を狙っている事を予想しているだろう。妨害などには十分に注意してくれたまえ。」

 

 最後にホームズの忠告を聞きながら、俺たちは更に先へ進み出した。

 

 side out

 

 

 side 上代奏樹

 

 「この反応は・・・成る程カルデアはサーヴァントを召喚しようとしたのか。まぁ、できないんだけどね。」

 

 そのままインベスに倒されては・・・くれないか。イスカンダルがいる以上、王の軍勢さえあれば初級インベスなんて文字通り蹴散らせるだろう。

 

 霊脈に混じる不純物にも気づかれるか・・・

 

 「あぁ〜、情報アドがどんどんなくなっていく・・・」

 

 「まぁ、シャーロック・ホームズ、最高峰の探偵、彼にやってもらいたいことはもう終わった。予定より早かったのはキツいけど、その分やるべき事が早くできるって考えればいいか。」

 

 「恐らく彼らも知恵の実を求める事だろうし、抗争の構造には持っていけたのも予定通り。」

 

 「僕の有利は森や果実の知識、アーチャーとアサシンの存在、そして僕自身の戦力偽装、最後に原作知識から来る予想。」

 

 「対してカルデアの有利はホームズ、レオナルドなどと言った知能、イスカンダルの存在、令呪や魔術礼装などの僕の知らない武装、知識ではなく実際に接したりして得られた正確なサーヴァントのデータ。」

 

 「最後に僕の不利は、アーチャーやアサシン、そしてこれみたいな強力な手札を自由に使えないという事、他の異聞帯の様に組織や数による人海戦術が取れない事・・・」

 

 そう言いながら僕は手の中で異質なロックシードを弄んでいた。

 

 すると、背後に彼はいた。

 

 一応これでも戦闘経験はそこそこあると思っていたが、まぁ彼の前にはあってないようなものだろう。

 

 「どうしたんだい、アサシン。貴方との約束に僕は嘘をついてもいないし、目的を変えるつもりもないよ。まぁ、僕の目的が貴方にとってどういう風に映るのかはわからないけれど。」

 

 「・・・・」

 

 僕の言葉に満足したのか、何も言わずにアサシンは消えていった。

 

 「やれやれ、アーチャーとは違った意味で接し方に困るなぁ。」

 

 相変わらず、僕の味方は味方かどうかわからない奴らばっかりだよ。

 キャスターは口が悪いし、アサシンは何を考えているのかわからない、アーチャーはアーチャー。

 

 「全面協力してくれるならこれ以上頼もしい存在はいないんだけれどなぁ〜。

 まぁ、今は無理かぁ〜。」

 

 嘆きつつ、これからのやるべきことを考えながら少し痛む体を動かして歩き始めた。

 

 

 地下に向かって歩いていく。

 

 そこには・・・

 

 空間に浮かぶかのようにして開かれたジッパーのようなものがあった。

 

 その先には森が広がっていた。

 

 

 「やれやれ、いくら魔力リソースが足りないとは言っても流石にこの光景は見るに堪えないなぁ。似たようなものがあるからって試すべきじゃなかったか?」

 

 とはいえ、これがないと僕の魔力なんてすぐに尽きてしまうしなぁ。

 

 

 

 僕の目の前に映る光景には

 

・・・・・・・横たわった無数のインベスに複数のコードが繋がれている様だった。

 

 





 如何でしたでしょうか?
 楽しんでいただけたら幸いです。
 いつも言ってますが、高評価とお気に入り登録、感想など頂けるとモチベーションにつながりますのでよろしければお願いします。


 それでは次回、「新たなる出会い」 お楽しみに!

今回から章ごとに分けてみたのですが今までのほうがいいですか?

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