Lostbelt No.? 永続乱世神話 武神□□   作:未熟なライダー好き

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新たなる出会い

 

 side 藤丸立香

 

 俺たちは目標通りに生きてる人間を探していた。

 のだが・・・

 

 「やっぱり誰もいないなぁ」

 

 そうなのだ。どこまで行っても見渡す限りの植物と怪物ばかり。

 

 情報を集めようにも、話すことのできる人がいない以上どうしようもない。

 

 ならば見えている大きなタワーに向かおうとお考えたが・・・

 

 「それはお勧めできないかなぁ〜。どうやらあの怪物たちあのタワーの周辺に集まっているみたいなんだ。」

 

 と言う事は、多分そこに彼がいるのだろう。

 

 「ふむ、そのような重要そうな建物を守っている以上そこに奴がいると考えるのが妥当であろう。それにしても、一体どのような方法を使ってあのような怪物を操っているのだろうか?」

 

 確かに、彼らも生物である以上他種族であるクリプター、上代奏樹に従う理由は無いはずだ。ならばそこに何らかの理由があるのだろう。

 

 「そういえばイスカンダル。あの怪物以外の生物を見なかったって言ってたけどここの周辺で何か特別な建物があった?」

 

 正直あまり期待をしていないがそれでも一応質問をしてみる。

 

 「うーん、特別なといってものぉ。見ての通りの景色が続いておった故に見落としがないとは言い切れん、うんそういえば1カ所だけやけに植物が少ない場所があったなぁ。」

 

 イスカンダルはあっさりとそう答えた。

さすがに植物が少ないと言う理由だけで何らかの手がかりになると思えないが、他に行くあてもなかったのでそこに行くことにした。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 「結局道中は何もなかったね。正直怪物に何回か襲われると思ってたんだけど、と言うよりここら辺一帯なんだか妙に怪物の数が少なくない?」

 

 そうなのだ、この異聞帯にきて上代奏樹と敵対してからイスカンダルの助力により危機を脱した後、怪物を確認してからというもの人間は1人もいなかったのに、怪物は数えるのを諦めるほどには目撃してきた。

 

 それなのにここら辺に来てからというもの全くみていないわけでは無いのだが、明らかに数が減ってきている。

 まだその周辺には植物は残っているのにもかかわらずだ。

 

 「確か、この先に植物の少ないところがあったはずだぞ。」

 

 イスカンダルはそういう。たしかに少しずつではあるが植物が減ってきているように見える。

 

 そうしてさらに植物の少ない方に向かって進んでいると

 

 「なっ!この音は!」

 

 突如として、戦闘している音が聞こえてきた!

 

 微かに聞こえる音を頼りに音の方に向かうと、そこには先ほどまでとは違う怪物と戦闘する、上代奏樹が変身した姿に似た鎧を纏った誰かが戦闘を繰り広げていた。

 

 あれは・・・

 

 

 ・・・あれは、ブドウ?

 

 そう、目の前にいたのはブドウのような鎧をつけて、銃を怪物に向けて発射する人物?出会った。

 

 加勢しようかと考えたが、それを躊躇う理由があった。

 

 ブドウ鎧の人物の戦い方だ。

 

 上代奏樹と似た鎧を纏っている事から、戦闘力はそれなりにあると思われる。

 

 しかし、その性能に身を任せた乱雑な戦闘をしている。

 それだけならただ単に戦い方を知らないだけなのかもしれない。

 しかし、危険な攻撃の回避等、不自然な点がいくつかある。

 

 「だからといって、見捨てるわけにもいかないよね!マシュ!」

 

 「はい!先輩!マシュ・キリエライト、戦闘に移行します!」

 

 戦闘経験の積み重ねか、言葉少な目に怪物に向かって突撃するマシュ。

 

 その様子に、ブドウ鎧の人物は驚いたのか怪物への攻撃を一時的に中断してこちらへの警戒を強くしてきた。

 警戒される事は予想していたが、ここまで過剰に反応されるとは・・・

 

 とはいえ、此方が害する意思を持たないのが分かったのかすぐに怪物に攻撃を開始した。

 

 

 戦闘が終わった後、

 

 「あんたら、何者?インベス相手に生身の人間がここまで戦えるはずがないよね。」

 

 そう言いマシュに対して銃を突きつけてきた!?

 

 「待ってくれ!俺たちは君と敵対するつもりはないんだ!」

 

 「あんた達に敵意がないのは何となくわかる。けど、目的と強さの理由がわからない以上信用する事はできないね。」

 

 

 

 

 ・・・それから俺たちは自分達がここにきた理由と目的、それとマシュの強さについて話した。

 

 

 

 

 「つまり、この世界は本来なら滅亡している筈だった、けれども奏樹さんが未だにこの世界が維持されている原因で、そしてあんた達の目的がその原因を取り除くことっていうこと?」

 

 「あぁ、その通りだ。そして、できたら俺たちに協力して欲しい、今俺たちはこの植物や果実、怪物とかに関する情報がないんだ。」

 

 「一つ確認させて欲しいんだけど、いい?」

 

 「いいけど・・・」

 

 「あんた達の言う空想樹っていう物を切除したらこの世界は消えるんだよね?」

 

 「・・・あぁ、その通りだ。」

 

 やっぱり、自分が消えるって分かってて協力してくれる人なんて・・・

 

 「あはは、良いよ、協力するよ。」

 

 「いいのか?空想樹が消えれば君だって一緒に・・・」

 

 「構わないよ、こんな世界無くなったって、どうせ僕しかいないんだ。それにもう舞さんだって・・・」

 

 「あぁ、確かインベス・・・怪物とかの情報が欲しいんだっけ?いいよ、教える。じゃあ場所を変えよっか、ついて来て。」

 

 どこかに拠点があるのか?

 

 「あっ、その前に聞きたいことがあるんだけど。君の名前は?」

 

 「あぁ、そういえばいっていなかったね。僕の名前は呉島、呉島光実だよ。」

 

 side out

 

 

 side 上代奏樹

 

 傷を癒やし終えた僕は、もう一度出かけるためにユグドラシルタワーの外で、ロックビークルを展開していた。

 

 (そろそろ、本格的に果実を探し出すべきだろうね。気長に・・・探すには、時間的な余裕はないな。)

 

「まぁいいか、出現場所の予想はついている。」

 

 そうして勢いよく、バイクを発進させた。

 

 黄金の果実を手に入れる為に。

 

 自らの目的の為に。

 

 

 

 ・・・アンデルセンの事を忘れていたことに気がついて回収しに行った事は少し恥ずかしかった。

 

 side out

 

 




 いかがでしたでしょうか?
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 それでは次回「ヘルヘイムの真実」お楽しみに!

今回から章ごとに分けてみたのですが今までのほうがいいですか?

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