「トレーナー!!」
トレーナー部屋のドアが勢いよく開かれると同時に、見慣れたウマ娘が駆け込み、オレの方へとやってきた。
「ダイユウサク、部屋にはいるときにはノックしろって教わってるだろ?」
トレセン学園は教育機関でもある。
まして年上かつ指導する立場で目上にあたるトレーナーへの敬意のために、その部屋へは教師達の職員室同様の作法が求められる。
それを完全に無視した傍若無人な来客に、オレはもちろん、同部屋のトレーナーである巽見も眉をひそめた。
(あ~あ、これはやっちまったな)
彼女の様子を見て、オレは内心ため息を付いた。
学生時代、青春を剣道に打ち込んだ彼女は、武道少女だっただけに礼節に厳しい。
この不作法は彼女の逆鱗に触れる──と確信できたからだ。
しかしダイユウサクは、巽海が口を開くよりも前に一気にオレのそばまでたどり着き──
「お願いがあるの!!」
「お願い?」
必死な様子でオレに頼み込んできた。
訝しげな表情になったオレが、思わず問い返すと、その内容を告げてきた
「次のレースに勝ったら、アタシの願いを一つだけ聞いてちょうだい!!」
うん?
コイツにしてはなかなか珍しい提案だと思った。
他のトレーナーの話では、ウマ娘のモチベーションのためにそういう約束をする人もいると聞いたことがあるが、今までそういうことを言ってこなかったし、オレの方から「勝ったら願いを叶えてやる」と言うこともなかった。
「……金なら相変わらずないぞ?」
「あのねぇ、この前あそこまで言われたのよ? そんなの十分すぎるほどに分かってるわよ。お金のかからないことよ」
それを分かってくれているのなら構わないが。
またどこかへ行きたいとか、どのレースを見たいとかだったら困るからな。
それに、今まで頑張ってきたコイツを労いたいという気持ちもある。
デビュー2戦の大惨敗後から面倒を見てきたが、最近では実力が付いて“勝てる”ウマ娘になった。
なにか御褒美でもあげようかと、考えていたところだし、ちょうどいい。
「まぁ、別に構わないぞ。ただ……オレに出来ることなら、な」
オレがそう答えると、彼女はパッと笑顔になり──
「約束よ! 絶対だからね!」
そう念を押すと、来たときと同じように、慌ただしく出ていった。
思わずポカーンと見送ってしまったが──そこへ、巽見がやってくる。
「いいの? 先輩……あんな約束をして」
「大丈夫だろ。金はかからないって言うし、“オレに出来る範囲”って制限もかけたわけだし」
「本当にィ?」
そう言って巽見は意地悪い笑みを浮かべる。
「もしも、ダイユウサクが「アタシと付き合って」って言い出したら、どうするの? 条件に合致しちゃうじゃない」
そう言った巽見の意見を、オレは笑い飛ばした。
「いやいやいや、それはないわ!」
「そんなこと無いわよ。 アレで結構、ダイユウサクは先輩のこと慕ってるし」
「この前は一泊することであんなに喧嘩したのにか? あり得ないわ~」
そう言って、オレはもう一度笑い飛ばす。
「でも……先輩が担当し始めた頃と違って、ダイユウサクも体つきがだいぶ成長したじゃない? このまま成長すれば、それこそたづなさんみたいに……」
「はっはっは……無い無い。絶対に無い」
オレが三度笑い飛ばすのを、巽見は──なぜか微妙な目で見ていた。
なにが言いたいんだ、お前は?
──6月も終わりが見えたその日、アタシは阪神レース場にいた。
体操服に着替えたアタシは、すでにゲートの中。
今日のレースは御獄特別。
条件戦で──その条件もクラスがあがって厳しくなってからすでに3走目。
連続で2位になっているけど、未だ勝ち星は無し。
『クラスが上がって3戦目。これまで2戦していずれも2位。なかなか勝ち切れませんが、そろそろ勝利がほしいところ』
『そうですね。彼女の実力なら、可能性は十分にありますよ』
『それはファンも同じ気持ちなようで、1番人気を背負ってます。どうでしょうか……ダイユウサクは?』
『今日は、落ち着いているように見えますが──彼女はこういう場面ではあまり表情を出しませんからね。噂では、トレーナーの前では結構、表情豊かなようですけど──』
そんなプライベートに突っ込んだ解説に、聴衆からは思わず笑い声が漏れる。
でも──今のアタシにはそれがまるで頭に入ってこなかった。
それくらいに集中してる。
なぜなら、このレースには絶対に勝たないといけないから。
(アタシのためにも、そしてなによりも──)
集中力はゲートに入っても変わらない。
天気は晴れ。
おかげでバ場も良。
アタシを遮るものは──無い!
ゲートが開くと同時に飛び出して加速。
良いスタートを切れたけど──前には一人のウマ娘が走っている。
前走でも顔を合わせた逃げを得意とする彼女。
最終盤まで前を走り続け、アタシと競った相手──ミントスター。
(落ち着け、アタシ……)
彼女の実力はすでに見ている。
しかも同じ距離。前走では追いついて前に出られたんだから──
(今日も追いつけないわけがない!!)
むしろ彼女を追いかけるのに力を使いすぎてしまえば、前走のように他のウマ娘に差されることになる。
それに、前走の結果はアタシにとって今みたいに心の余裕を生むけど、彼女にとっては──
(いいか、ダイユウサク。ランクが上がって勝ちきれないとお前は言うが……ここからはただ速く走るだけじゃダメなんだ)
(それは距離が伸びれば伸びるほど言えることだが──駆け引きというのが重要になる)
(一見、がむしゃらに突っ走ってる逃げのウマ娘だって、最初にハイペースで飛ばして大差を付け、他の全員に“速いペースで保つわけがない”と思わせ──実際にはペースを落として余力を残して走ってる、なんてこともやってくる)
(相手の思惑にはまるな。自分でレースを支配しろ。その力があるウマ娘が……これよりも上にいけるヤツだ)
トレーナーがくれたアドバイス。
(それを考えれば──前に余裕を持って走らせないこと!)
アタシが2番手で走り、プレッシャーを与え続ける。
前走のイメージが残っている彼女なら、アタシを気にしないはずがない。
だからこそ、追いつかれないほどのリードを作ろうと考えて──ペースを上げる。
『先頭で逃げるミントスター、ペースは大丈夫でしょうか?』
『少し掛かかり気味に見えますね。彼女は前走で最後にダイユウサクに追いつかれていますから、意識しているのでしょうが……』
『そのダイユウサクは現在、2番手──』
前を牽制しつつ、後ろにも注意を払う。
実際、前走はミントスターを抜いたのに、結果は2位だった。
(ハイペースになりすぎて、脚を残していた差しや追い込み勢にやられるような愚を繰り返しはしないわ!!)
自分の脚を残しながら、前にもプレッシャーを与えてバテさせる。
それができてこそ──アタシがレースを支配する、ということ。
『いよいよ第4コーナーを回って、最後の直線……先頭は、まだミントスターが走っている!』
『ここからどこまで踏みとどまれるか、粘れるか、注目ですよ』
最後の直線に入り、アタシはグッと踏み込む。
姿勢を下げ、ラストスパート──
『おっと、ここでダイユウサク、速度を上げた! 脚を残していたダイユウサク!!』
前との差が縮まっていく。
そして、ミントスターの顎が上がった。
彼女のスタミナが──切れた。
「カアアアァァァァァァッ!!」
全力で走る。
グッと食いしばって溜めた力を叫ぶ声と共に解放し、一気に駆け抜ける。
ミントスターの脇を抜け──しかし、ここで気を抜かない。
ゴール板はまだ少し先。そこまで力を緩めることなく……いえ、むしろ逆にさらに速く、さらに前へと駆け──
アタシは1着でゴールを駆け抜けた。
『ダイユウサク、1着!! 御獄特別を制しました!!』
『落ち着いていましたね。むしろものすごく集中していたように見えました。初勝利の時の彼女もそうでしたが、ここ一番の集中力は目を見張るものがありますね』
ウイニングランをしつつ、ふと歓声に気がつく。
えっと……あ、そうか。1位とったんだっけ。
レースに集中しすぎて、周囲の声が全然聞こえてなかった。
その歓声に、アタシも手を振って答える。
『ダイユウサク……これで4勝目ですね』
『デビューが遅かった上に苦労した彼女ですが、ここにきて見違えるようによくなりましたよ。今日のレースも貫禄さえ感じます』
やっと実況が聞こえるようになったけど──そこで客席の最前列に陣取ったトレーナーの姿が見えた。
アタシは最後にスタンドへ向かって一礼してから、その下へ向かう。
「よくやったな、ダイユウサク」
笑顔で迎えてくれるトレーナー。
「このクラスになって初勝利……しかもここ最近は入賞どころか2位か1位ばかりだからな。この良い流れを維持して、次走もこのランクの──」
「待って!」
興奮気味のトレーナーの言葉を遮る。
驚き、そして意外そうな顔をする彼に、アタシは言う。
「レース前の約束、ちゃんと守ってよね」
「約束? 一ついうことを叶えるってヤツか? もちろん覚えてるし、忘れる気もないが……」
彼の表情に困惑の色が強くなる。
いったい、どんな無茶なことをさせられるのか──とでも考えているのかしら。
残念。それは外れ。
だって無茶するのは彼ではなく──
「次のレース、アタシに選ばせて」
「なに?」
「格上挑戦したいのよ!! アタシが出たいのは──」
──アタシが無謀な挑戦をするんだから。
「コスモ……次のレース、分かってるわよね?」
「…………」
トレーナーの巽見 涼子さんがなにか言ってきたけど、コスモは答えなかった。
だって、足が痛いってコスモの言葉を信じてくれないんだもん。
きっと、怪我が再発しているのに、それなのに走らせるなんて……
「いい加減になさい。お医者様もいろいろ調べてくださった上で、骨に異常は無いって言ってるのよ?」
「だって、痛いものは痛いんだ!! 普段は痛くなくても、全力で走ったらまた痛みが走るんだよ!? それなのに怪我じゃないなんておかしいよ!」
「だからそれは……」
涼子さんがため息混じりに言葉を濁す。
言いたいことは分かってる。何度も説明されたもん。
治り方のせいで、今までの走り方だと足に逆に負担が掛かっちゃって痛みが走るようになったんでしょ?
コスモだってあれだけ聞かされても理解できないほどバカじゃないんだから。
でも──
「今さら、別の走り方なんて言われたって、コスモにできるわけ無い!」
「もちろん時間が掛かるわ。でも落ち着いてそれをやっていきましょう?」
「イヤだよ!! だって、他のウマ娘たちはどんどん強くなっちゃうんだよ? そんなことをしている暇なんて……」
脳裏に浮かぶのは一年前の高松宮杯。
今みたいに足に不安を抱える前だったのに──全然歯が立たなかった相手、オグリキャップ。
さらに思い出すのは──オグリの直後を走っていたウマ娘。
彼女はこの前の宝塚記念を走る予定だったのに……直前に故障がわかって、引退しちゃった。
(コスモよりも年上だったから、わからなくはないけど……)
そういう姿を見れば──コスモだって活躍できる限界の時期がくることくらい分かってる。
まるで後ろから追いかけてくる巨大な壁のようなそれ。
(逃げないといけないのに、ここで立ち止まったら……)
そう考えると不安で体が震えそうになる。
思わず自分の肩を抱えたけど、涼子さんが見ているのに気が付いてハッとした。
「コスモ……」
「な、なんでもないよ!! 足が痛いのは、きっと別の原因だよ!! そうだ! オーストラリアトロフィーの時は着ていなくて、あの時着ていた勝負服が原因だよ!!」
「──え?」
そうだ。きっとそうに違いない。
だってあの服は──
「あんな、プロテクターが付いているみたいな服、足に負担が掛かるに決まってるじゃないか!! あれが重かったから、足が痛かったんだよ!!」
「コスモ、あなた今までそんなこと……」
「うるさいッ! 足の痛い原因は、勝負服だったんだ!! コスモはもう、あの服着ないからねッ!!」
もう、涼子さんと話していても埒があかない!
こんな分からず屋と話したって、コスモのことを分かってくれるはずがないんだ!!
そう考えて──コスモは部屋を飛び出した。
「コスモ……」
涼子さんの戸惑うような声が聞こえたけど──振り返ることなく一目散に走る。
そうして、寮の部屋に戻った。
そのままベッドに飛び込んで、顔を枕に埋めた。
(ああ、もう……頭の中が、パンクしそう。いろいろ考えちゃって……)
怪我をしてないっていう足のこと。
走り方のこと。
ターフを去っていくウマ娘達のこと──
(このまま呼吸できなくなって、いっそ、いなくなったりできないかな……)
そうすれば全部の悩み事から解放されるかもしれない。
でもなぁ……きっと苦しいよね。
苦しいのはイヤだなぁ。
でも──目の前の悩みに向かい合うのも、嫌だなぁ……
ぐるぐると頭の中でいろんな考えが渦巻き──そこで、部屋のドアがガチャッと開いた。
「──!?」
思わず肩がビクッと跳ねる。
え? 涼子さんが来たの?
でも、部屋の鍵をどうやって開けたの? 寮長なら全部の部屋の合い鍵を持っていそうだけど、特別な事情が無い限りはそんなことできるわけないって誰かが言ってたような──
「コスモッ!!」
あれ? 今の声は……
あわてて枕から顔を上げてそちらを見ると──
「ユウ……帰ってきたんだ?」
今日、ユウは中京レース場で走ってきたはず。
結果も確認して、たしか1位だったような……
(スゴいよね、ユウは。どんどん強くなる。そんなユウに、コスモは……)
もしも今、走り方を一から変えてしまったら──
ある考えが浮かんで、コスモは怖さを感じてしまった。
そうやって内心で悩んでいたら、ユウはコスモへと近づいてきていた。
「あ、あの……ユウ? 1位だったんだよね? おめでと……」
「ええ! その通りよ。今日の1着で、アタシは決意したの」
「決意?」
「そうよ、コスモ──」
なんだか怒ったような顔のユウ。
なんで怒ってるんだろう、とコスモが思っていたら、手に持っていた封筒をコスモに突きつけてきた。
「え? なに……これ?」
「ちゃんと見なさい」
受け取った封筒に書かれていたのは“挑戦状”の文字。
──え?
「どういう、こと?」
「再来週のレース、アタシも高松宮杯に出る。そこで勝負よ、コスモ!!」
そう言ってダイユウサクはビシッとコスモに指を突きつけた。
な、なにを言ってるんだろう。ユウは……
「え? でもだって、高松宮杯は……」
「格上挑戦よ! それでもアタシは出るわ。トレーナーに承知させたし、その手続きをお願いしたところ」
「でも……コスモは…………」
「──あら? 逃げるの?」
そう言ってユウは、蔑んで見下すような──コスモが一度も見たことのない表情をした。
「──ッ!!」
さすがに──カチンときた。
「なに? ユウ……最近調子良いからって、図に乗った?」
「ええ、調子がいいのは間違いないわ。だから……今の調子の悪いコスモにならアタシ程度でも勝てると思って」
「──ッ! へぇ……言ってくれるじゃん」
コスモは寝転がっていたベッドから立ち上がる。
そしてユウの前に立ち──睨みつけた。
「コスモはオープンクラスだよ? そこに届きもしないユウが、勝てると思ってるの?」
「言ったでしょ? 今のコスモになら勝てるって。去年の“樫の女王”なのはもちろん知ってるわよ。でも──いつまで過去の栄光にしがみついてるの?」
「ッ!! ユウッ!!」
……許せない。
今の言葉は絶対に許せない。
「過去? たった一度、宝塚記念で調子が悪かったのを見ただけで……バカにするな!!」
「それなら、勝負しましょう? 今度の高松宮杯で……」
見たことがない、挑発的な態度のユウ。
でも、今のユウを──コスモは許せなかった。
「ああ、いいよ! やってやろうじゃん!!」
コスモがうなずくと、ユウ──ダイユウサクは勝ち気で不敵な笑みを浮かべる。
「勝負成立ね。アタシがコスモなんかよりも先に、ゴール板を駆け抜けてあげるわ!!」
「へぇ……号泣ウマ娘が吠えてくれるね。いいよ、ターフで泣いて謝らせるから、覚悟しておくんだね!!」
この日から2週間──コスモは寮の部屋に戻らなかった。
顔を合わせれば情が出るかもしれない。
絶対に──ダイユウサクにさえ負けるなんてできないんだから。
◆解説◆
【挑め!捨身の重賞レース】
・今回のタイトルは久しぶりの元ネタあり。
・新ソード・ワールドRPGリプレイ──「へっぽこーず」の第9巻のタイトル「挑め!捨身の大決戦」から。
・ソードワールドリプレイで、バージョン2以降も含めた全部の中で一番好きなシリーズです。
・この9巻……実は最終巻だった予定だったのに、よりにもよってラスボス予定だったヴァンパイア相手にクエスト失敗したせいで大事件に発展→最終巻が10巻になるという(読者的には嬉しい)誤算が起こることに。
・このときの事故で見せたヒースの男気がカッコよかったなぁ。
・ちなみにこのシリーズ、各巻のタイトルが「(命令形)! ○○の大○○」となっていて「大○○」シリーズを続ける本作としては親近感を感じるわけで。
・「大決戦」も採用しようと思ったんですけど、大決戦ではないし、そもそも大決戦は使っちゃってる(第20話)ので、結果使わず──
・“大挑戦”と“挑め”が被ってるとか言うのは無しで。
【御獄特別】
・ダイユウサクの記念すべき第10回目の出走は御嶽特別。芝の2000メートルでした。
・史実で出走したのは、1989年6月25日で中京レース場第10レース。 4歳以上900万下の条件戦。15頭立て。
・直前に書いた宝塚記念とまるで違って、ウマ娘で実装している競走馬が一頭もいないんですよね。
・なぜかこっちの方が落ち着く。(笑)
【ミントスター】
・名前だけでセリフのない本作オリジナルのウマ娘シリーズ、その何番目か。
・というか、前走でも触れましたね。
・完全な逃げ──という成績が残っていて、生涯結果を見ると途中まで1位でというレースが多いです。
・生涯通算は31戦7勝。
・1984年生まれなので、ダイユウサクよりも一つ上の世代ですね。
【オグリの直後を走っていたウマ娘】
・前回解説したランドヒリュウのこと。
・1982年生まれの馬。同期で有名なのはシリウスシンボリとかサクラユタカオーでしょうか。
・コスモ達よりもだいぶ年上だったんですよね。
・ですので、ここで引退しても別に不思議はないという年代でした。
・宝塚記念の前走は安田記念。
・バンブーメモリーが制したレースで、同着10位でした。
・1988年の高松宮杯ではオグリキャップに続いての2位でしたけど、その前年の87年の高松宮杯はランドヒリュウが制していました。
【足の痛い原因は、勝負服だったんだ】
・このセリフが、コスモが混乱している何よりの証拠です。
・ダイユウサクに「奇抜」と言われても気に入っていたはずなのに……
・ああ、鷲座の白銀聖衣を模したものだったんだけどなぁ。
【格上挑戦】
・自分のクラスよりも上のクラスのレースに挑戦することで、主にオープンクラスになっていないウマ娘が重賞に挑戦すること。
・ちなみに──この格上挑戦、ダイユウサクはすでに経験済みです。
・というのも、デビュー戦からして未勝利だったのに未勝利戦ではありませんでしたから。デビューから格上挑戦だったわけで……
・そんなことに、ダイユウサク自身は気が付いていない様子。