見えぬ輝きの最南星《アクルックス》   作:ヤットキ 夕一

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 ──1月の京都は、当然に寒い。

 めったに雪が降らず、降れば交通機関を麻痺させてニュースになる東京と違い、京都の方が降ることは多い。
 しかしそこはそれ、北陸や東北のような本格的な雪国とは違い、レースが行われる午後にもなればその気温は上がってはいた。
 もちろん、それでも十分に寒い。

 ──半袖短パンで外を走るには。


◆  ◇  ◆  ◇  ◆


 そんなレース場の寒さを、懐かしく思っているウマ娘がいた。
 冷たい風が、自身の短めの髪──葦毛に染まったそれを撫でていくのを感じて、気持ちよさげに目を細める。

「ちょうど一年前、か……」

 まさに前年の1月5日。彼女はデビューした。
 クラシック世代に突入したその年の、最初のメイクデビュー戦で、彼女は見事に勝利する。
 同期の一流ウマ娘ほどに順調とはいかなくとも、それでも地道に勝利を重ねた。
 そして秋。
 神戸新聞杯2着の実績を引っ提げて、彼女は秋のクラシックレースに挑んだ。

 菊花賞。
 結果は──7着。

「同じ葦毛の彼女に、負けた……」

 レースを制したのは、名家・メジロ家に所属する御嬢様だった。
 なにしろ「葦毛は走らない」「大成しない」とさんざん言われて育った世代。負けたとはいえ、クラシックレースの一角を同じ葦毛の彼女に負けたのは──悔しくないといえば嘘になるが──他のウマ娘に負けるよりは、遥かにマシだった。
 そして前走は、12月9日に行われたGⅢレース、愛知杯。
 それを制した彼女だったが……年末に衝撃を受けた。

「オグリキャップ先輩……」

 その一つ上のタマモクロスと共に“通説”を覆し、彼女や彼女と同じ髪の色をしたウマ娘達にとって希望となった存在。
 もちろん去年の秋の天皇賞や、続くジャパンカップで負けたときには落胆したが──ラストランで前評判を覆し、意地を見せて感動のラストを迎えた姿を見て、改めて思う。

「この髪は呪いなんかじゃない。誇りよ」

 真剣に競争ウマ娘を目指していたからこそ、忌まわしいと思って短くしていた。
 今ではこの髪型が普通になってしまったので極端に伸ばそうとも思わないが。

「葦毛伝説を、私が受け継いでいく」

 京都での金杯で勝ちをさらに重ねて、重賞6連勝したもう一人の葦毛のレジェンド、タマモクロスのように。

「この私、ホワイトアローが……」

 自ら“白羽の矢”となり的を射抜かんと、決意する。
 そうして、彼女は一番人気のウマ娘をジッと睨みつけていた。

 ──栗毛のウマ娘になんて負けていられない、と。



第55R 大躍進! その手に金の杯を!

 

 いよいよ、京都レース場では金杯の出走時間が近づいてきていた。

 当日の天候は晴れ。

 とはいえ、当然に気温は低く、寒い。

 もちろん、オレはこの季節に合わせて厚着をしてきたし、車椅子に座っているミラクルバードもまた、厚着仕様になっていた。

 そうして、バッチリ厚着をしたオレたちは──ターフで準備運動をしているウマ娘達を見ている。

 

「さすがに……寒そうだよね」

「そりゃあ、なぁ……」

 

 未だにジャージは羽織ったままで、下もジャージズボンは履いたままである。

 とはいえ──競争の直前にはいつも通りの半袖姿になるだろうし、長ズボンのまま走ることもないだろう。

 

「見てる側は寒そうなんだが……実際、走る側ってどうなんだ?」

「寒いとか、そういうのは超越しちゃってるかな。でもマラソンとか駅伝だって、みんな短パンで走るでしょ? 長距離だと、寒すぎて上は長袖着る人も多いけど」

「それもそうか」

 

 そう考えると納得できなくもないか。

 

「実際、ウマ娘だから寒くないなんてことはないよ。みんな冬の私服は厚着するし、ボクだって実際、今は寒い……」

 

 振り返り、見上げるように苦笑するミラクルバード。

 

「ま、いざ本番前になったら、走る側は関係なくなるよ。少なくともボクはそうだった」

 

 ミラクルバードがそう言うと、各ウマ娘はおもむろに羽織っていたジャージを脱ぎ──出走に向けて準備を始めた。

 

「ダイユウサクっ!!」

 

 オレは頃合いだと思って、ゲートに向かう前の彼女に向かって声をかけた。

 それが届いたようで、彼女は小難しそうな顔をして、こちらへとやってくる。

 

「なによ?」

「いや、最後に言い忘れていたことを思い出してな」

「……なに?」

 

 少しぶっきらぼうに問い返してくるダイユウサク。視線を逸らしているが──耳はキッチリこちらを向いている。

 

「……お前はオグリキャップじゃないからな」

 

 そうオレが言うと──ダイユウサクはきょとんとした目でオレを見て、そして……

 

「はあ? そんなの当たり前じゃないの。なんで今更そんなこと──」

「まぁ、聞け。今回のレース、年末の有記念を意識していないウマ娘なんて誰もいない。誰もが──自分もオグリキャップみたいに、と思ってる。実際……お前もそうだっただろ?」

 

 オレがジト目を向けると、ダイユウサクはわかりやすいくらいにギクッとなった上に、「うっ」とうめいた。

 

「別にそれをここで咎めるつもりはない。今回の金杯に出てるウマ娘……なんならここだけじゃなくて中山の金杯も含めたほとんどが、()()を意識してるだろうからな」

 

 それだけインパクトがあった出来事だった。

 しかも、その年末の中山で起きた奇跡は、繰り返し報道された。朝や昼の情報番組でも、何度も何度も流れた。

 だからこそ、「自分は主役」と思うウマ娘達に、あの最高の盛り上がりを見せたレースの主役と自分を重ねるのも無理はない。

 実際、他のウマ娘達に視線を向けると──心なしか、いつもより目がギラついているようにさえ見える。

 

「気持ちは分かるが、オグリキャップと同じく“勝ちたい”という気持ちだけに押さえろ」

「……どういうこと?」

「あのレースを自分に投影するような走り方はするな、ということだ。あの高揚感にやられ、地に足が着かないような状態で、気持ちだけが先走れば──それが一人だけでなく他に波及すれば、明らかなオーバーペースでレースが展開する可能性だってある」

「…………」

 

 ダイユウサクは無言でうなずく。どうやら腑に落ちたようだ。

 

「それだけじゃない。あのラストのオグリの末脚に魅せられたヤツが、『ああいう勝ち方がしたい』と自分に投影した展開をするかもしれない」

「慣れないのが“差し”や“追込み”をやろうとするかもってこと?」

「ああ。だが、それについては問題ない。あるとすれば、そうするヤツが多く出て、全体のペースがおかしくなった場合だ」

「それって……全体的に遅くなる、とか?」

「ああ。そうなったら、それこそこの前の有の再現だ。2000のレースが実質的には短距離レースってことになりかねない。それに……」

 

 オレは、あるウマ娘をチラッと見る。

 秋の天皇賞でも見かけた、あのウマ娘だ。

 

「本来は先行するのが妙に抑えて走れば、後続も速度を抑えて“大逃げ”を許す可能性も出てくるからな」

「……それは注意するけど、具体的にどうしろってこと?」

「周囲や場の空気に惑わされるな。そして道中は、臨機応変に対応できるところに位置するんだ。速いにしろ遅いにしろ、極端なペースに巻き込まれることがないように、な」

「ええ、わかったわ」

 

 オレの指示にダイユウサクは力強く頷き──そしてターフへと戻っていく。

 すぐに係員から指示があり、出走するウマ娘達はゲートのある方へと向かっていく。

 

 京都の金杯が、いよいよ始まろうとしていた。

 

◆  ◇  ◆  ◇  ◆

 

 ──ゲートが開き、レースは始まった。

 

 出遅れることなくいつも通りにスタートできたアタシだったけど……トレーナーの指示通り、先頭集団の中程で臨機応変に立ち回れる位置へとつく。

 そして先頭はといえば──

 

「フハハハハハハ!! ニュートリノとはッ!! 光よりも速くて! 最速の存在なのだああぁぁぁッ!!」

 

 ……ええ、もう会わないと思ってたら、いきなり顔を合わせたわよ。

 秋の天皇賞でも先頭(ハナ)を切って逃げたウマ娘、ロングニュートリノ

 あのときは勝負服で、各ウマ娘の服装がバラバラで分かりやすかったけど──彼女だけは今回も分かりやすいわ。

 そして、彼女に限って言えば、さっきトレーナーが話していたような「有記念のオグリキャップに影響されて、足を溜めておく」という展開とは無縁のようだった。

 

(前回も2000のレースで、彼女は最後まで保たなかった。アタシの方が着順は上だったんだから……)

 

 アタシにはついていけないほどのハイペースで逃げきられるような、速度とスタミナは彼女には無いはず。

 怖いのは、後続がスローペースになって離されすぎること。

 いざというときは、自分で追いかけるという決意をしながら、アタシは4番手付近に──

 

「──ッ!?」

 

 視界の片隅に入った葦毛の髪に、アタシは思わず驚いた。

 併走するように、一人のウマ娘がアタシの横を走っている。

 彼女の髪は白と黒が入り交じった──葦毛。

 

あの逃げウマ娘(ロングニュートリノ)とアンタのせいで、イヤなことを思い出したじゃないの!!)

 

 思わず併走するウマ娘をキッと睨んだ。

 もちろん思い出したのは去年の秋の天皇賞。

 前にはロングニュートリノ、そしてアタシの近くには──葦毛の“怪物”がいた。

 その状況が、今のそれにオーバーラップする。

 アタシが彼女を見ていると、チラッとこちらを見て──目があった。

 

「ッ! このウマ娘……」

 

 横にピタリとつけた彼女の狙いは、明らかにアタシだった。

 このレースの一番人気になっているアタシを明らかにマークしている。

 ゼッケンは1番。えっと……名前が思い出せない。

 

「いったい、なんなのよ。まったく……」

 

 何の因果かアタシに目を付けた彼女だったが──アンタの失敗は、アタシにあのレースを思い出させたことよ!

 あのときの悔しさを思い出したアタシにとって、この状況で葦毛のウマ娘に負けるのだけは、絶対にカンベンならないんだから!!

 

(でも、感情にまかせて走りはしない……ッ)

 

 アタシはどうにかグッとこらえる。

 そう、これは競走(レース)よ。

 一時的に前を走ったものが勝ちじゃあない。先にゴール板の前を駆け抜けた方が勝ちなんだから。

 先に行きたい気持ちを抑え込み、アタシは道中を4番手付近をで、隣の葦毛のウマ娘と共に走り続けた。

 

◆  ◇  ◆  ◇  ◆

 

 案の定、逃げの一手を打ってきた11番のロングニュートリノ。

 その後に6番のゼッケンをつけたウマ娘が続く。

 そうして“逃げ”がペースをつくる中、私は一番人気のウマ娘を完全にマークした。

 

(16番……ダイユウサク)

 

 秋の天皇賞こそオグリキャップ先輩のすぐ後の7着だったけど、その後を連勝している。

 何の因果か、前走からの間隔も私と1日違いとほぼ同じ。

 

「今、波に乗っているこの人から……勝つ!」

 

 併走した栗毛の彼女をチラッと見て──目が合った。

 パドックや出走前に見せていた、他のウマ娘に関心がないような淡々とした姿とは対照的に、今の彼女は闘志を燃やし敵を見る目で私を見ていた。

 その気迫に──ゾクッとする。

 

(このウマ娘(ひと)……強い!!)

 

 出走し、競う相手である他のウマ娘達のことはもちろんある程度調べた。

 一番人気でマークしていたからこそ、この人のことはもう少し調べてもいる。

 それで分かったのは──デビュー2戦でとんでもないタイムオーバーで殿(しんがり)負けしたようなウマ娘だったってこと。

 しかもデビュー時期もかなり遅い。

 私同様にクラシックの年だったのに……クラシックレースのエリザベス女王杯よりもさらに後で、菊花賞のかろうじて前といった有様。

 初勝利にいたっては、翌年の4月。そこまで5戦もかかってるし。

 

(調べれば調べるほど、大したことないってデータしか出てこない……)

 

 だから正直、なんで一番人気なんだろって思ったくらいだったけど──実際に一緒に走ったからこそ理解できた。

 連戦連勝で進むトップスターとはかけ離れた、ド底辺を経験してそこから這い上がってきたからこその彼女の“強さ”を。

 

(光り輝くわけじゃない。でも底知れない……辛抱強さ、打たれ強さ、そういった泥臭くさえ感じる──そう、“雑草魂”ともいうべき強さ)

 

 私が憧れたオグリキャップ先輩の全盛期のような圧倒的な強さとはまったく異質な感じだけど、たしかに感じる“強さ”が、そこにあった。

 実際、今も冷静なまでに全体のレースを把握しているように見える。

 

(逃げているメンバーや、それに続く先行の先頭のすぐ後ろ──逃げ切りを警戒して即応できる位置にいながら、足を溜めて後方からの追い上げにも対応できる絶好の位置……)

 

 正直、有記念を見て入れ込み、舞い上がっていた私を冷静にさせるようなその走りは、とても参考になった。

 

(その恩返しに……このレース、勝たせてもらいます!!)

 

 2年前の、タマモクロス先輩(“白い稲妻”)のように──

 

◆  ◇  ◆  ◇  ◆

 

 レースも終盤にさしかかっていた。

 

 いよいよ第4コーナーを回って最後の直線。

 オレとミラクルバードが見守る中、ダイユウサクは道中よりも少しだけ順位を下げていた。

 その隣には──

 

「誰、あの()? ダイユウ先輩とまるで併走するみたいに……」

「1番……ホワイトアローか」

 

 事前に頭に入れていたデータでは、去年の12月始めのGⅢ、愛知杯で勝っていたウマ娘だ。

 ダイユウサクよりも二つ下の世代で──有記念2着だったメジロライアンと同い歳。最近、躍進めざましい世代である。

 彼女が、ダイユウサクを意識しているのは明らかだった。

 

「いくら一番人気だからって、あそこまでマークされるのは珍しくない?」

「ああ。だが……今回はそれがいい方に転がっているように、オレには見えるけどな」

 

 最後の直線。

 その前に先頭を切っていたロングニュートリノは、すでに先頭を譲っている。

 逃げていたウマ娘に代わって、“先行”のウマ娘たちが先頭を競う。

 その中で葦毛と栗毛の髪、二人のウマ娘が抜けだして──グングンと伸びて後続を引き離してく。

 

「ダイユウ先輩、いけー!!」

 

 オレの隣で、車椅子に腰掛けたミラクルバードが拳を突き上げて、声援を贈っていた。

 そう、先頭を並んで走るのはダイユウサクとホワイトアローの二人。

 そこへ後方から追い上げてくるウマ娘も迫るが……おそらく届かない。

 ダイユウサクとホワイトアローは、時々視線をぶつけ合いながら、互いに譲らず走っている。

 そして……ゴール板まであと少しというところで──スッと、一人が前に出た。

 

『ダイユウサク先頭だ! ここで前に出たダイユウサク、そのままゴール!! 重賞初制覇~!!』

 

 先頭でゴールを駆け抜けたダイユウサク。

 その姿にオレは去年の彼女以上の強さを、感じずにはいられなかった。

 そして──

 

「やったッ!!」

 

 ──隣で大きな声が響く。

 ミラクルバードが爛漫に笑みを浮かべ、両手を天に突き上げて万歳をしていた。

 

「ほら、トレーナー!! ダイユウ先輩、重賞初制覇だよ!! スゴいよね!!」

「ああ。やっと……」

 

 はしゃいでオレに話しかけてくるミラクルバードにオレはそう答えるので精一杯だった。

 重賞レースを制することは、数多いる競走ウマ娘の中で“現実的な夢”として挙げられるものの一つだ。

 一年の中央(トゥインクルシリーズ)でも数えるほどしかないGⅠレースを制覇する栄誉は当然、人数は限られており、その中でも強いウマ娘が複数の栄冠を持っていくことはザラである。

 そんな世代トップクラスの高い実力と運が要求されるGⅠは別として、各地で行われるGⅡやGⅢの数は多く、それゆえに勝者の枠数も多いのでまだ手が届きやすい。

 だからといって容易に手にできるようなものでもなく、毎年、各世代で数多くのウマ娘が夢破れて競走(レース)から去る中では、“夢”ではなく“現実”として目標にされる。

 

(ダイユウサクも、ついに……手が届いたか)

 

 グレードがついた重賞に出走したのは5度目。

 最初の挑戦だった高松宮杯や、GⅠ初挑戦だった秋の天皇賞は、正直、勝てるとは思っていなかった。格上挑戦だった高松宮杯はコスモドリームとの対戦を希望したダイユウサクの気持ち優先してのことだったし、天皇賞はオープン昇格祝いのようなもの。

 CBC賞、セントウル記念はオープン昇格を目指している最中で、「勝てれば幸い」という気持ちだった。

 しかし今回の金杯は、オープンクラスに昇格し、初めて意識して“()りにいった”重賞で、それを見事に達成できたのは──ダイユウサクが強くなったという、何よりの証拠のようにオレには思えた。

 

 

 チームができて早3年。

 我が《アクルックス》が初めて手にした栄光だった。

 

◆  ◇  ◆  ◇  ◆

 

 ──某所。

 

 かつてトレセン学園に通っていた彼女は、正月早々に行われたそのレースの中継を、たまたま見ていた

 勝ったのは長い髪をした栗毛のウマ娘。

 流れた表彰式の映像の中で、手渡されるトロフィーを受け取り、笑顔を見せる彼女。

 その姿に──栄光を掴むことができなかった彼女の胸がチクリと痛んだ。

 湧き出そうになる“嫉妬”という感情を押し込めるため、テレビを消そうとリモコンへと伸ばした手が──止まる。

 

「──ッ!」

 

 彼女の目は、栄冠を掴んだウマ娘……の横で優しく笑みを浮かべて見つめている男に釘付けになっていた。

 画面の片隅ではあったが、ハッキリと映ったその姿に──彼女(くら)い笑みを浮かべた。

 

「へぇ……今は、その彼女の指導をしてるんだぁ」

 

 冷たく濁った目となった彼女は、冷たく笑い──

 

「……私には、何も与えてくれなかったのに」

 

 ──その目には、もはや勝ったウマ娘のトレーナーしか映っていなかった。

 




◆解説◆

【その手に金の杯を!】
・今回のタイトルも元ネタ無し。

ホワイトアロー
・かつて北海道を走り、千歳空港─札幌─旭川を結んでいたJR北海道の特急……ではない。
・本作オリジナルウマ娘。しっかり台詞があるキャラ。髪は短く葦毛色。
・ウマ娘だとだいたい葦毛は髪が長い場合(例:タマモ、オグリ、マックイーン、ハヤヒデ、ゴルシ。ひょっとしたらハッピーミークも?)が多いので、あえてセオリーから外しました。
・少し前の世代まで「葦毛は走らない」とされていたので、それを忌み嫌って髪の毛を短くしている、という設定に。
・元ネタの競走馬はマックイーン、ライアンと同世代で同名の葦毛の牡馬、ホワイトアロー。
・1987年5月13日生まれ。栗東所属の関西馬。
・物語であったように、金杯の一年前の90年1月5日にデビューしてそのまま初勝利。
・その後、勝利を重ねて菊花賞に出走するも7位と振るわず。
・90年12月にGⅢの愛知杯を勝利し、その勢いのままに91年の金杯(西)に出走。
・なお、その後は91年の秋の天皇賞にも出走。結果は7番目に入線したのに6位……あれれ~、おかしいぞ~?
・ちなみに7位はホワイストーンとホワイトが連続。この二頭、ダイユウサクとも絡むのでうっかり間違えそうになって怖いです。
・その後は前年と同じように、12月の愛知杯→翌年の1月の金杯(西)と同じローテで走り、愛知杯は2位で金杯は1位と逆の結果に。
・その後は93年7月の高松宮杯まで走り続けました。

ロングニュートリノ
・ホワイトアローだけかと思った? 残念、ニュートリノも出てました。
・まさかの再登場のロングニュートリノ。
・そんなロングニュートリノの詳細は第44話の解説にて。
・やっぱり今回も逃げるのですけどね……

事前に頭に入れていたデータ
・このレースでホワイトアローの人気は4番人気。
・そうだったので、トレーナーの頭にも注意するべき相手としてデータを入れていました。
・ダイユウサクが1番人気だったわけですが、じゃあ二番手は……?
・元ネタである現実のレースでの2番人気はメジロマーシャス。
・実はこの馬……レース開始直後に、騎手が落馬して競争中止になってるんですよね。
・以前、コスモドリームのチューリップ賞の落馬を、「靴が脱げた」としたんですが、今回はいい言い訳が思いつかなかったので、本文中では完全にスルーしています。
・本来ならウマ娘的には「メジロ一族の刺客」として登場させたかったんですが……この「落馬」の処理がウマ娘で一番困るんですよね。

重賞初制覇
・90年金杯(西)でようやく重賞を初制覇したダイユウサク。
・7歳(当時表記)での重賞初勝利はかなり遅い方と言えるでしょう。だって、同期の有力馬は引退しているくらいですからね。オグリキャプとか。
・ちなみに、元になったレースでこのとき二番目にゴール板を駆け抜けたのはホワイトアロー……ではなく、メジロマーシャス。
・前述のとおり、すでに落馬で競争中止扱いになっていたのですが──その状態で全力疾走していました。
・なお騎手が落馬して軽くなったは重さ的には有利になるわけですが、このときのダイユウサクはメジロマーシャスよりも前にゴール板を駆け抜けました。

彼女
・いったい何者なんでしょうか、このウマ娘……
・なにやら乾井トレーナーと過去に何かあったようですが。


※次回の更新は10月17日の予定です。  

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