産休と、それに続く育休による長期の休み。
それに備えて私はトレーナー部屋の荷物をまとめ始めていました。
休暇が始まるまでまだ少し期間があるので、もちろんまだすべての荷物を持ち出しはしません。
そうやって部屋の中の自分のスペースを整理しつつ──
「……いい加減、出てきなさいな」
私は大きなダンボールに声をかけました。
同時にガサガサと音がして、ダンボールが揺れます。
そうしても姿を現さないその
「ターキン……」
精一杯優しい声をかけて、私はダンボールの蓋を開いた。
そこにはウマ娘が膝を抱えて座っている。
顔を伏せ、今にも泣き出しそうな顔で──
「断られたわけじゃないんだから。次のレースに向けて頑張らないと……」
「でも……断られたようなもの、です……」
ジョボンとして、うつむいたまま彼女は答えます。
「だって私、7連敗中で……」
「それは私のせいでもあるわ。でも、乾井クンが変わってくれるんだから、きっと状況も変わるわよ」
すっかり自信をなくしてしまったターキン。
トレーナーの私がしっかりしていなかったから、こんなことになってしまったのね。
彼女の同期のメジロライアンやマックイーン、それにアイネスフウジンといった一流どころと比べれば、それは比較にならないような成績だけど……それでも時期として遅いながらも着実に実績を重ねていたのに。
(思えば……)
ターキンは頑張り屋だったけど、誰かと自分を比べるようなことをしていなかったウマ娘だったと思う。
それがおかしくなったのは──
(あまり言いたくないけど、あのレースからなのよね)
阪神レース場新装記念というオープン特別。
当時、ターキンはGⅢを2連覇した後で春に2連敗してから入った休養明けだった。
連敗中でも焦ってる様子は無かったし、それは私も同じだった。彼女も私も「レースに出ていればそのうち勝てる」って思ってた。
でも、そのレースを制したウマ娘の──圧倒的な強さを見せたその姿に、ターキンは魅せられてしまったのよね。
そんな相手は……なんと有馬記念の推薦枠に滑り込み、14番人気で出走。
そして──
『これはビックリ、ダイユウサクーッ!』
圧倒的1番人気のメジロマックイーンを破っての制覇。
彼女につきあって一緒に見ていた私も唖然としたし、信じられなかったわよ。
最高峰のGⅠという舞台で、あの誰もが認める最強ステイヤーに2500メートルという長距離で勝ったんだから。
「すごい……すごい!! すごいよ、トレーナー!! この
画面を指してはしゃぐターキン。
ターキンはレース前──あのウマ娘が有馬記念出走が決まってから、色々と彼女のことを調べていたみたいで……デビュー2戦に大失敗したこと、初勝利したのはシニアクラスになってから、ということまで知っていたわ。
それを私に説明して──「そんな人がグランプリで勝ったんだよ!?」とはしゃいでいた。
そして奇しくもターキンの今年最初のレースは……京都での金杯だった。
「あの
そんなGⅢの重賞に彼女は入れ込んでいた。
たぶん、自分と
ターキンだって前年にGⅢを2連勝するくらいの実力はあったのに──変に意識しすぎて結果は振るわなかったわ。
でも、彼女の後を追いたかったターキンは……あのとき、悔し涙を流したのよ。
(あんなに悔しそうな姿、初めてだった)
意識が変わった彼女は、新春日経杯に出たけど、さらにひどくなって
もう完全に自分を見失って、調子を崩してしまってたわ。
だから少し間隔を長めにとって、昨年制した小倉記念に出たけど……多少は調子は戻ったけど、やっぱり勝てず。
(あこがれの対象ができたために勝利への意識が強くなったんだけど……それが逆に空回ってる感じなのよね)
とりあえず私は連敗の呪縛から彼女を解き放ちたくて、また間隔を長めにとって1ヶ月明けて、その上で重賞からオープン特別へと狙いを変えた。
3月のマーチステークス。
それに出走し、負けた──とはいえ掲示板には入った。復調の兆しは見えたと思う。
そんな矢先だったんだけど……
「私なんかが高望みしたのが、間違えだったんですぅ……」
「ターキン……」
すっかりネガティブな考えになっている彼女に、私はどうしたものかと頭を悩ませた。
そして──
「ねぇ、ターキン。もしも本当にあなたに見込みがないと思っているのなら、乾井トレーナーはそもそもこの話を受けなかったと思うわよ」
「でも、絶対に勝て、なんて条件を……」
「考えても見なさいな。谷川岳ステークスのある日、京都でなにが行われるか……知ってるでしょ?」
それは今、トゥインクルシリーズ界隈で一番話題になっているレースだった。
──無敗VS連覇。
そうやってマスコミは煽り──二人の有力ウマ娘の対決を大きく取り上げている。
そしてそのレースには……
「あ……」
「そう、あのダイユウサクさんも春の天皇賞に出るのよ。そんな大事な時期なんだから、乾井トレーナーだってダイユウサクさんに注力したいはずなのよ?」
でも彼はハッキリと「そこまではオレが面倒を見る」と断言していた。
それに気がついたターキンの顔色が変わる。
「私、ダイユウサクさんの邪魔を……」
「違うわよ、ターキン。本当に邪魔になるなら、彼は話を断ったはずよ。少なくともまだ産休に入っていない私に、そこまではあなたのトレーニングをさせるはずよ」
「どうして、そんな……」
「アナタのことを担当するのを、ちゃんと真面目に考えてくれている証拠じゃないの。あなたを担当するつもりがなければ、そこまでしてくれる理由はないわ」
「……トレーナーぁぁぁ」
ダンボール箱から飛び出したターキンは、私の胸に顔を埋めるようにして抱きついてきた。
その顔は涙に塗れていて……もう、ホントにこの
「ゴメンね、ターキン。最後まで面倒見られなくて」
「そんなこと……私の方こそ、ゴメンナサイ……こんなダメダメなウマ娘で。心配かけて……」
「ええ。心配だわ……だから、次のレースで見せてちょうだい。あなたが、私から離れても、〈アクルックス〉に入っても大丈夫だって──」
乾井クンが谷川岳ステークスの勝利を条件にした理由は、きっと私に……
私は泣いているターキンの後頭部を撫でながら、彼の思惑を確信していた。
──そして、オレがレッツゴーターキンに条件を突きつけた翌日。
オレの前にはトレーニングウェアを着たレッツゴーターキンの姿があった。
正直、来ない可能性も考えていたが……
(とりあえず、第一段階はクリアか)
もちろん、その時は見限るつもりだった。
オレが優先するべきは“〈アクルックス〉の”ウマ娘である。
時間もオレ一人ができる労力も有限だ。そうなる覚悟もない者にそれを割くのは、ダイユウサクやオラシオン、それにロンマンガンという新人も含めた正式メンバーに申し訳がないからな。
「あ、あのぅ……」
オレが考えにふけっていると、身を縮めるようにして立っていたレッツゴーターキンが、無言に耐えかねたように声をかけてきた。
「ああ、悪い。ちょっと考えことだ。それよりもよく来てくれたな」
「いえ、私がお願いしたことですから……あ、当たり前です……」
「ここに来た、ってことは谷川岳ステークスに勝つ覚悟ができたってことだよな?」
「か、覚悟……?」
「ああ。あのレースに勝つためには、どんなことでもやる……そういう覚悟だ」
オレが言うと、ターキンは「ひぃッ!」と悲鳴をあげて顔を青ざめさせた。
う~ん……いったいなにを想像したんだろうか。
「一応、言っておくが……根性論じみた過酷なトレーニング、なんてのはやらないぞ」
「ほっ……ですよね。今のスポーツ科学の時代にそんなこと……」
「ん? 次のレースまでに回復できないような疲労や負荷を残すわけにはいかないから、ってだけだぞ? だから過酷なトレーニングを否定する気はないが……」
まぁ、実際そうだ。
体を鍛えるっていうのは極端に言えば、かかった負荷に対する肉体の超回復によってより能力の高い身体になる……というのの繰り返しなわけだ。
それを効率的にやるのがスポーツ科学なわけで、楽なメニューしかやらなかったらもちろん負荷は低いから効果は落ちる。
そうすれば効率が落ちるわけで、同じだけ能力を上げるのに時間がかかる──どころか負荷にならなくなって、ある程度以上は能力が上がらない可能性だって出てくる
「もちろん、体を壊したら元も子もないから、そんなメニューは組まないが」
「は、はぃ……」
怯えた様子でオレのことを見ている。
今のは脅しの意味もあったが──さすがに今ので逃げ出さないくらいにはオレのことを信用してくれているようだ。
「さて、レッツゴーターキン。キミの記録や成績を見せてもらったが……」
オレは改めて手元のタブレットを使って資料を見る。
ここまでの通算成績は──23戦4勝。
ジュニアの12月にデビューして翌年4月の4戦目で初勝利。
2か月後の6月に2勝目を挙げて、次走と次々走は重賞挑戦。
(菊花賞にも出てるんだよな……そこでライアンやマックイーンとも戦ってる)
結果は17人中11着と、けっして結果を出したとは言えない順位だが、この世代の層は厚い。
1着と3着のメジロ家の御令嬢方はもちろん、2着のホワイトストーンは菊花賞後にはシニアクラスも混じるジャパンカップに出走して外国勢に次ぐ4着と健闘した上、次の有馬では3着に入ったほどの実力者だ。
メジロの二人を含め、すぐに
(その後は準オープンの条件戦を挟んで、GⅢ小倉記念に格上挑戦して重賞初制覇。同じくGⅢの中京記念で連勝……)
ここまでは良かったんだよな。
しかしそんな3月の中京記念以来、約1年で7連敗中、ということになる。
(スランプ、だと思うんだけどな。逆に言えば何かのきっかけでまた活躍できる可能性はある)
オレはそう感じていた。
そんなオレを見て、彼女はゴクリと喉を鳴らす。
……正直、そこまで緊張しなくてもいいんだが。
「さすがは“あの”トレーナーだと思ったよ。キミのそのポテンシャルは彼女の指導の
オレが笑顔で言うと、彼女の表情もぱーっと晴れ渡る。
そして嬉しそうに「はい!」と返事をした。
それを見てオレは内心、「なるほど」と思った。自分への評価は低く懐疑的であるのに対し、周囲が評価されることは素直に受け止め、そして自分のことのように喜ぶ、と。
「じゃあ、早速だが……」
オレは周囲を見渡して──そして目的のものを見つけ、レッツゴーターキンのトレーニングを開始した。
「──で、それでダイユウ先輩とターキンを併走させてるの?」
「ああ、そうだ」
ミラクルバードの問いに、オレは頷いた。
黙々と走っているのはダイユウサクで、それにレッツゴーターキンは「あわあわ」と少しテンパった表情ながらもついていっている。
「ついていけてるの? 彼女……」
「一応、言っておくがレッツゴーターキンは現時点でGⅢを2勝している立派なオープンクラスのウマ娘だぞ? 去年の今頃……もっと言えば有馬記念に勝つ前のダイユウサクよりも、重賞での実績面では上ってことになる」
……ま、単純な勝利数を見ればその頃のダイユウサクの方が倍以上で、全然かなわないけどな。
「確かに去年ダイユウサクが勝った金杯で今年の彼女は負けている。3月までで去年からの連敗は7にまでなった。だが……もっとも大事なものがキッチリ残ってるのは、確認できた」
「大事なもの?」
首を傾げるミラクルバードに、オレは頷いた。
「やる気だよ。モチベーション」
「え? でも、そんなの……現役の競走ウマ娘なら誰でもあるんじゃないの?」
懐疑的なミラクルバードに、オレは少し苦笑を浮かべて答えた。
「現役時代のお前みたいなウマ娘には、無縁だったんだろうな……」
「なにそれ。なんかしたり顔でイヤな感じ」
「そうむくれるな……お前とか、早いころから実力を示してトントン拍子にランクを駆け上がったウマ娘にはわからなかっただろうが、ダイユウサクやレッツゴーターキンみたいなウマ娘の中には、やっぱりモチベーションが続かなくなるのがいるんだよ」
そうオレが説明したが──ミラクルバードはそれでもピンとこない様子だった。
「でも……それなら、続けたくないのならやめちゃうんじゃないの?」
「走るのはウマ娘にとって本能的な生き甲斐だろ? だから走るのをやめるんじゃあないんだ。そういうウマ娘たちがやめてしまうのは……上を見ることだ」
「上?」
思わず上を見上げるミラクルバードに、オレはさらに苦笑する。
そうしても見えるのは春の穏やかな明るい空。もちろんオレが言ったのはそれを見ることではない。
「努力ってのは、結果が出てナンボだろ。だが……その努力が必ずしも報われるワケじゃない。まぁ、それは競走だけじゃなくて他のことでも言えることだけどな」
オレ達トレーナーだってそうだ。
上の世代の六平トレーナーや〈アルデバラン〉の
もっと近い世代──なんて考えると東条先輩には「私とだってそんなに離れてないでしょ!?」と怒られそうだが──のトレーナーと実力差を感じさせられれば、それは崩れてしまう。
(例えば、奈瀬 文乃──)
無論、彼女が努力していないと言うつもりはない。
彼女はきっと、見えないところで常人が考えつく以上の努力をしているんだと思う。
しかしそれでも──ウマ娘のポテンシャルを見抜き、その長所を伸ばして導く姿には戦慄さえ感じて、そう思ってしまう。
(悔しいが……天才は、いる)
オレは自分に当てはめつつ──レッツゴーターキンとダイユウサクの二人が走るのを見ていた視線を、チラッとうちのチームの若手へと向けた。
クセのないセミロングの黒髪をなびかせたそのウマ娘は、肩付近まで伸ばしたウェーブのかかった茶髪のウマ娘と併走していた。
おそらく、そのウェーブ髪のウマ娘もオレと同じ感想を抱いているだろう。
そんな生まれ持った才能で、今までの自分の精一杯の努力で得た能力を軽々と越えられる──そんな挫折を味わわされれば、心折られることもあるだろう。
(しかし、ロンマンガンみたいに自分を達観して評価できるウマ娘はそういうのに耐性があるだろうし、オラシオンの近くにいてもそうならないだろうな)
そういう意味で彼女がウチのチームに入ってくれたのは、天の采配だったのかもしれない。
「圧倒的な実力を持つ天才に実力差を見せつけられたら……彼女たちに追いつき追い抜こうという気持ちさえ失ってしまうウマ娘も、現れるさ」
むしろその方が多いかもしれない。
昇格に時間がかかったウマ娘──つまりは出走数が多いウマ娘にその傾向が強い。
「例えば、オープンクラスという目標を達成して満足してしまう、とかな」
「──ッ! トレーナー! それはッ!!」
ミラクルバードがオレをキッと睨みつけてくる。
ああ、彼女の気持ちは分かる。当然の反応だ。
「もちろん全部がそうじゃないし、そうなっているヤツらだって無意識に、だ」
意識的にそれをやってしまったら……トゥインクルシリーズの多くのレースが馴れ合いで真剣勝負ではなくなってしまう。
だからこそミラクルバードはオレの考えが認められずに抗議したのだ。
「だけど、お前だって見えただろ? 自分自身ではなくダイユウサクを通して、オープンクラスに上がってからの壁ってものを」
「それは……」
条件戦を走っているころには、格上挑戦で上のレースに出ることができる。だが当然のことなれど、逆にオープンクラスのウマ娘が条件戦を走ることは無理だ。
そして、トゥインクルシリーズで名を売るには──勝利を重ねなけらばならない。
つまりオープン昇格後はURAトップクラスのウマ娘と戦うことになるのだ。
各世代の天才たちと、だ。
それは──並みの実力では太刀打ちできない相手だ。そうなれば勝利は遠のき、栄冠の味を忘れてしまうことになる。
今のレッツゴーターキンが、まさにその状態なんだと思う。
「その壁にぶち当たり、越えられずに“どうせ自分には届かない”と酸っぱいブドウ理論で半ば諦めてしまう。オープンクラスには少なからず、そういうウマ娘がいる」
「う……」
今度はミラクルバードも、抗議や反論をせず、言葉を飲み込んだ。
「彼女たちはたとえ善戦できても、最後は一押し足りずに栄光は掴めない。オープン昇格で満足しているようなウマ娘はこう思ってるだろうよ。“走っていればいつか勝てる”ってな」
その考えは……甘い。
甘すぎる。
ダイユウサクと一緒に今までやってきたからこそ、オレにはそう実感できた。
「そんなわけはない。待っている内は“いつか”なんて来ないんだ」
そうして心が負けていてしまっては、勝てるはずもない。
ダイユウサクが持っていた優れた才能は、「トレーナーを信じて従う素直さ」と「決してくじけず折れない精神」の2つだと思っている。
だからこそ彼女は──
「栄光を掴めるのはけっして諦めずに勝利を渇望し、一瞬の光明さえも見逃さない貪欲なウマ娘だけだ」
そうでなければ天才たちが見せた僅かな隙をつけるはずがない。
それでも、必ず掴めるわけじゃないんだ。
ただ……誰も予想しない勝利を掴んだ──それこそダイユウサクやギャロップダイナのような──ウマ娘たちには、前提としてその違いがあったんだと思う。
「レッツゴーターキンは、“そうなっている”んじゃないかと正直、疑ってた」
「だからあんな条件を出したんだね?」
「その通りだ」
だから昨日、条件を出したときに絶望した時点で、オレは疑いを確信にまで引き上げていた。正直な話、今日は来ないんじゃないかな、と思っていたくらいだ。
だが──今日、来たときには昨日と雰囲気が変わっていた。ダイユウサクと併せをして、それが確信に変わった。
(これなら……いける)
どんな言葉を使ったのか知らないけど……さすがだよな、あの人も。
オレに彼女を託そうとしているあの人のことを考えながらそう思う。
だからこそ──その人に彼女の勇姿を見せなければいけない、とオレは思った。
◆解説◆
【準備オーライ? 走り出せ──】
・今回のタイトルはウマ娘の曲『Fanfare for Future!』の歌詞から。
・冒頭の一部からです。
・ちなみに歌っているのはスぺ、スズカ、テイオーの3人で、ゲーム中で耳にして印象に残ってるメロディでもあります。
【自分を見失った】
・これは──第一章の「第55R その手に金の杯を!」との対比です。
・同じ金杯に挑むにあたり、乾井トレーナーはダイユウサクに「お前はオグリキャップじゃないからな」と直前にアドバイスしています。
・そしてそれがレッツゴーターキンの場合は、ダイユウサクでした。
・年の始めの重賞に、印象的だった年末の大レースを思い浮かべ、自分を重ねてしまうがために自分を見失いかねない──それを見抜いていた乾井トレと、気にしなかったターキントレの差が出たかたちです。
【マーチステークス】
・現在のマーチステークスは3月に中山のダート1800で行われていますが、これはそれとは同名の別レースです。JRAも前身レースとしていません。
・上記のマーチステークスは1994年から開催されており、GⅢのレースです。ゲームのウマ娘プリティダービーにもしっかり登場します。
・で、レッツゴーターキンが出走したマーチステークスは1986年~1992年まで開催された中山(1988年のみ東京1800で開催)ので開催されたレース。1986、87年は2200で、あとは1600でした。
・史実でターキンが出た1992年のレースは3月28日開催。
・曇りで稍重の馬場。
・結果はマイネルヨースが逃げきって1着。レッツゴーターキンは5着でした。
【全然かなわないけどな】
・この時点での勝ち数は、ダイユウサクが生涯勝利と同数の11勝で、レッツゴーターキンは4勝。
・そりゃあ2歳も上なんですから、そうなるのが当然なんですが……ちなみにターキンの生涯勝利数と比較してもダイユウサクの方が上です。
・ここでこんな風に大人げもなく比較したのは、乾井トレがちょっと悔しかったから。
・やっぱり彼にとっての愛バはダイユウサクなんです。