見えぬ輝きの最南星《アクルックス》   作:ヤットキ 夕一

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第12R 大変貌! ターフに舞い降りた愛の戦士(ウマ娘)

 

 ──5月半ば。

 

 今回のアタシは レース場のターフにいた。

 やっぱり今回もまた舞台はGⅠレース。春のナンバーワンマイラーを決める安田記念

 

『ダイユウサク……今回は距離を短めにした。いろいろ試していこう』

 

 安田記念への出走を決めたときの、トレーナーの笑みは不安が見え隠れしてた。

 大阪杯で中距離──

 天皇賞(春)で長距離──

 いずれも敗北したアタシに、今度はマイルで様子を見ようというワケ。

 

(この時期、短距離GⅠは無いしね)

 

 スプリンターズステークスはまだまだまだ先。それを待ってたらそれこそ今年が終わってるわね。

 

「はぁ……」

 

 ともあれトレーナーが前回の天皇賞でアタシの足にだいぶ不安を持ったのは間違いない。

 

(アタシだって、どうしたらいいのか……)

 

 それは焦りでもあった。

 昨年の秋レースはかなり走ったアタシ。それもあって有記念後にはしっかりと休養ももらってる。

 

「はぁ…………」

 

 でも──その休養明けから結果が出ていないんだから。

 それが去年までなら違う。アタシはずっと挑戦者だったから、たとえ負け続けようとも心さえ折れなければ挑み続けることができた。

 だけど、今年のアタシは今までとは違う。

 

(グランプリウマ娘として……)

 

 その言葉がアタシの肩にのし掛かる。

 もちろん今までの2戦も意識してた。

 でも──前回のレースで出会った小さなウマ娘からの応援。

 

(あんな子からも、応援されていたなんて……)

 

 応援という気持ちを背負うことを改めて意識させられ──アタシは今までにないプレッシャーを感じていた──

 

「はあぁぁぁぁ…………」

「って、さっきから人が真面目に考えにふけってるのに、近くで盛大なため息つかないでくれない!?」

「そんなこと言ったって、ウチだってマジで悩んでるんだから~」

 

 なんなのよ、アンタは!!

 すぐ近くでこれ見よがしに何度もため息をついていたウマ娘に、アタシはついに耐えきれなくなった。

 黒髪に青い差し色が入った髪に、いかにもギャルといった目元。

 

(アタシの一番苦手なタイプだわ……)

 

 社交的で、勝手に盛り上がっていくタイプ。そして人の話をよく聞かない上に、よくわからない言葉を話している……そんなパリピとか言われる人種──もといウマ娘種(タイプ)

 

「去年、一緒にマイチャン走った仲なんだし、話くらい聞いてくれてもいーじゃん!」

「う……」

 

 そう言ってアタシに絡んできたのは、去年のマイルチャンピオンシップの覇者のダイタクヘリオス。

 普段から悩みなんてなさそうな陽気で軽いノリのはずの彼女が、泣きそうな顔でアタシにからんできた。

 ……というか、他に絡む相手いないの?

 

「そん時も一緒に走ったお嬢様のことなんだし……その前だって一緒に走ってたじゃん」

「その前?」

「スワンステークス……」

 

 ああ、あの頃ね……去年、アタシがなかなか勝てなかったという。

 で、スワンステークスとマイルチャンピオンシップで一緒に走った相手?

 誰がいたっけ……?

 アタシが眉をひそめていると、泣き出しそうなヘリオスはスッととあるウマ娘を指さした。

 

「あれは……」

 

 長く赤みがかった黒髪──黒鹿毛のウマ娘がそこにいた。

 その姿で思い出した。彼女って名門出身で、その期待を背負ってるって聞いたけど……

 そんな彼女は──

 

「~~~~~~っ!!」

 

 観客席のただ一点を見つめながら、一心不乱に大きく手を振っているのだった。

 しかも周囲の光景は眼中に入ってない模様で、そこをじっと見つめている。

 

(ええぇぇぇ……)

 

 え? このウマ娘、本当にあのウマ娘なの?

 確かに髪型はあの時と一緒だし、もちろん顔立ちにも見覚えはある。

 でもなんか瞳の奥がハート型になってない?

 なんならくせっ毛の頭からぴょーんと出てた髪の毛だって、ハート型のカーブを描いてるわよね?

 いや、雰囲気がイメージと全く違うんだけど……

 

「ねぇ、ヘリオス。このウマ娘、本当に……」

 

 そう、横にいるダイタクヘリオスに話しかけようとしたアタシだったけど、彼女の熱すぎるほどの視線の先を目で追い──凍り付いた。

 彼女が見ていたのは観客席のもっとも走路に近い、チーム関係者の集まる辺り。

 

「──オイ」

 

 そしてそれに気付いたアタシの口から、やたら低い声がついて出た。

 そのウマ娘の視線の先には〈アクルックス(うち)〉のトレーナーの姿があった。

 

 ──なるほど。アタシにケンカを売っているらしい。

 

 

◆  ◇  ◆  ◇  ◆

 

「……オイ、思いっきり手を振られてるぞ。振り返してやれよ、チュン太郎

「本気でカンベンしてよ、ビジョウ……」

 

 オレは、オレを盾にして隠れるように身を縮めている眼鏡をかけたトレーナーに冷め切った目を向けながら言ってやった。

 すると彼は怯えきった様子で、どうにかさらに隠れようとして背後に回ろうとしてくる。

 オレと歳は同じだが、トレーナーとしては一年後輩で巽見の同期になるトレーナーだ。

 トレーナーになる前からの腐れ縁で、名字の“(スズメ)”と名前から“チュン太郎”のあだ名を付けられ、オレのことは学生時代の同級生連中が言うように、“ビジョウ”と呼んでくる。

 

「薄情だな。お前の担当ウマ娘だろ?」

「それはそうなんだけど……だけど、アイツの目つき、絶対にヤバいでしょう?」

 

 それもよりにもよってトレーナー相手に……と小さくなって頭を抱える朱雀井トレーナー……もといチュン太郎。

 

「なるほど……うん。確かに、だいぶイメチェンしたな」

「なんでお前はそう、冷めてるんだよォォォ!!」

 

 いや、なぁ……ここで「な、なんだアイツは!?」とかオレがやっても仕方ないだろ。

 確かに驚いたぞ。去年は全然こんな感じじゃなかったからな。

 競走一筋って感じたったのに、それが……

 

「もうあまりの変わりっぷりに驚きを越えて、呆れの域に達してるんだよ。ついでに言えば、正直言って関わりたくない」

「薄情だなオイ!! 昔、一緒に苦労を共にした仲間じゃないですか!!」

()仲間な。あの時は世話になったし感謝もしてるが……今は別のチームを担当する敵だしなぁ」

 

 現に今日も、同じレースに出走する別のウマ娘のトレーナーという敵同士なわけだし。

 オレが〈アクルックス〉のトレーナーであるように、コイツもチームを持つトレーナー。

 

「なんであんなに好かれてんの? 前はもっと違ってたよな?」

「去年の有記念のせいなんです! 原因の一端がアンタら二人にもあるんだから、ちょっとは助けてよッ!!」

 

 相変わらず訳の分からないことを言ってくるチュン太郎。

 必死にオレの影に隠れようとするアイツに、他のレース参加者にはまったく眼中になく熱視線を送ってくるそのウマ娘。

 なんか、視線を遮る形になっているオレに怒りを込めた視線を送ってくるようになってきてるのはオレを視線を遮る邪魔ものと認識しているからだろう。

 そんなとばっちりに「くわばらくわばら」と思いながら──オレは自分の教え子のダイユウサクを見た。

 ──んだが、アイツはアイツでそのウマ娘を睨んでいた。

 え? なんで……

 

 ……オレのことまで睨んでるんだ? ダイユウサクよ。

 

 しかも前回と真逆の──黒いオーラが出ているように見えるんだが。近くのダイタクヘリオスが驚いた顔でドン引きしてるぞ。

 オレはアイツの視線から逃げるように視線を逸らして──チュン太郎を見る。

 そして訊いてやった。

 

「なぁ、お前のウマ娘(愛バ)……あれで走れるのか?」

 

 ──チュン太郎は思わず目をそらしていた。

 あっちはあっちでピンク色のオーラが出ているように見えたからなぁ。

 

 ……あれ? オーラが見えるとか、なんか変な能力に目覚めてないか、オレ?

 

◆  ◇  ◆  ◇  ◆

 

 ──そのころ、新潟レース場。

 

「あれ? そういえばバード先輩、今日はこっちなんスね?」

「え? あ……うん。ほら、前回と違って今回はトレーナーが誰もいないでしょ?」

 

 ロンマンガンさんが気が付いた素朴な疑問に、私が押す車椅子に座ったミラクルバードさんが答えました。

 でもどことなく、歯切れが悪く思えます。

 ミラクルバードさん──というよりは、トレーナーの隠したい意向があるのでしょう。

 

「でも、それならあっしかシオンのどっちかが、安田記念の方に行ってもよかったんじゃないッスか? なんといってもGⅠの舞台なんだし……」

「や~……まぁ、トレーナーの指示だからねぇ」

 

 力なく「あはは……」と苦笑するミラクルバードさんは、やはりなにかを隠しているように見えました。

 そうであれば──私も先輩に協力いたしましょう。

 

「GⅠを見たければ自分の力で行け、ということではないでしょうか?」

 

 私たちは競走ウマ娘ですから。それが可能なんですし。

 

「うわー、出ました。天才の発想……それをあっしのような下っ端ウマ娘に言うのは酷ってもんよ? シオン」

「そうでしょうか? 私達の世代はまだ誰もスタート地点にさえ立っていないんですから、等しくチャンスがあるはずですよ」

 

 そう言うと──ロンマンガンさんはつまらなそうな顔になり、冷めた様子で返しました。

 

「ったく、優等生の発想だねぇ。うらやましくて仕方ないわ。アンタとかセントホウヤとか、そんな連中じゃないとできない考えだわ」

「セント、ホウヤ?」

 

 その名を聞いたことがなかったのか、ミラクルバードさんは首を傾げてマンガンさんの方を見ました。

 

「名門出身の、いいとこの御嬢様ですよ。で、シオンと並ぶくらいに高い評価を受けてるあっしらの世代の期待の星ってわけです」

「ふ~ん……」

 

 私達の世代では噂になり始めているウマ娘ですけど、ミラクルバードさんの反応を見ると他の世代にまでは浸透していなかったみたいですね。

 

「なんか、名前の雰囲気的にはコスモ先輩のチームに居そう」

「あ~、違うッスね。〈アルデバラン〉じゃなくて、確か〈ポルックス〉所属のはずッスわ」

「……え?」

 

 思わず声を上げたのは、私でした。それでミラクルバードさんとマンガンさんが私の方を見ましたが、「どうしたの?」と首を傾げるくらいでそれ以上は踏み込みませんでしたが……

 

「いえ、聞いたことのあるチーム名だったので」

「そうだよねぇ……ウチのチームにいたらねぇ」

 

 うんうん、と頷くミラクルバードさん。

 

「ダイユウ先輩に続いて、オーちゃんまでライバルがそこに所属するなんて、なんか因縁めいてるよね」

「ライバル……?」

「そうだよ。ダイユウ先輩の……ライバル? かな、あのウマ娘(ひと)。とにかく因縁のある相手が所属してたんだよ」

「そう、ですか……」

 

 言葉を濁しながら答えた私でしたが、正直な話、関心はそちらにありませんでした。

 私にとっての〈ポルックス(あのチーム)〉は、サブトレーナーに根も葉もない噂を流されて不快な思いをしたという、印象が最悪のチームでしたから。

 

「ま、そんな優等生と違って縁遠いんだから、あっしみたいな劣等生くらい、安田記念の方に付けてくれたっていいと思うんスけどね」

「いや、でも思うんだよね。急にメンバーも増えたことだし、たまには水入らずにさせてあげないと」

 

 そう言ってミラクルバードさんは優しい表情になったのですが──

 

「……え? バード先輩はいいんスか?」

「なにが?」

「いや、トレーナーとダイユウ先輩が二人きりって……バード先輩的には、えっと……ほら、アレじゃないですか」

「……ボクが嫉妬するってこと?」

 

 口ごもったマンガンさんに対し、ミラクルバードさんは再び意地悪い笑みを浮かべて追求します。

 

「えっと、まぁ……そういうことッス」

 

 マンガンさんが肯定すると、ミラクルバードさんは「あはは」と笑い声をあげました。

 

「ボクは、確かにトレーナーのことを気に入ってるし、好きだと思うよ。でもね、ダイユウ先輩のことも好きなんだよ。そしてあの二人のことが大好きなんだ。だから、邪魔もしないし嫉妬は……少しくらいするかもしれないけど基本的には無いね」

「はぁ……」

 

 楽しげに言うミラクルバードさんの反応に、マンガンさんは半信半疑といった様子でした。

 

「それとも……ロンちゃん、キミの方こそ嫉妬してるのかな?」

「な!? なんで、そんな……」

「だって、この前、トレーナーに告白してたんでしょ? 噂で聞いたけど……」

「あ、アレはシオンとの賭けに負けて……べ、別にそれ以上でも以下でもない、わけで……」

 

 視線を逸らしながら言ったマンガンさんに、ミラクルバードさんは「ふ~ん」なんて言いながら、やっぱり意地悪い笑顔を浮かべています。

 

「まぁ、トレーナーの指示のおかげで、こうして新潟にまで来られて、昨日の内にこっちにきて、一晩ゆっくり休めたんだから」

「それはそうですけど……でも、男女比おかしくありません?」

 

 そう言ってマンガンさんは──黙って後ろにいた渡海さんにジト目を向けます。

 その眼光に「う……」と苦笑しながらうめく渡海さん。

 

「なんで、ターキン先輩にバード先輩、それにあっしとシオンの4人一部屋で、渡海兄さん一人なんです?」

「いや、それは男女で分けてるんだから仕方がないと思うけど……」

「だったら、渡海兄さんは東京残れば良かったんじゃないスか?」

「そんなことを言われても……」

「ま、トカちゃんは今回も別行動して、レース前後の手続きとかも繰り返して覚えないといけないからね」

 

 実際、ターキンさんの出走前の手続きは、渡海さんがほとんどやっていたそうです。

 足の不自由なミラクルバードさんがそれを補佐する、という形で。

 それでも不満そうなマンガンさんに──ミラクルバードさんは小さくため息を付きました。

 

「もう……いいじゃないか。新潟の美味しいもの食べられたんだよ? レースに出走するわけでもないのに」

「まぁ、そうッスけど」

 

 渋々頷くマンガンさんに、ミラクルバードさんは意地悪く笑みを浮かべます。

 

「それとも、安田記念は東京レース場なんだから、残ってトレーニングしたかった?」

「そ、それは……」

 

 意地悪い先輩の笑みに、マンガンさんは「うへぇ」と苦い顔をして誤魔化しました。

 

 ──ターキンさんの出走する新潟大賞典の出走時間は、まもなくというところまで迫っていました。

 そしてその時間……東京レース場では安田記念が始まっていたのでした。

 




◆解説◆

【ターフに舞い降りた愛の戦士(ウマ娘)
・元ネタ、ないんですけど……ふと「そういえば魚座(ピスケス)のアフロディーテが登場した時にそんな感じの珍妙な紹介されてたな」と思ってネタにしようと思って確認……
・その結果は「天と地のはざまに輝きをほこる美の戦士」というもので──“愛”が入っていないのと長かったので不採用になりました。

安田記念
・今回の元になったレースは1992年5月17日に開催された第42回。
・安田記念は1951年に創設された「安田賞」が起源。安田って何? かと思えば、明治~昭和に活躍された日本中央競馬会の初代理事長・安田伊左衛門に由来します。ちなみに東京競馬場にはその功績を称え胸像があり、そんなわけで安田記念はもちろん東京競馬場での開催になっています。
・そんな東京競馬場で、芝の1600で開催されています。
・そして1958年に上記の安田氏が亡くなったことから現在の安田記念という名称になりました。
・第1回からすべて1600から変更されておらず、開催地さえ1967年での中山開催のみと歴代の変化が無い珍しいレース。
・歴代の勝者も、バンブーメモリーやオグリキャップ、タイキシャトル、アグネスデジタル、ウオッカといったウマ娘化済みだったり、最近ウマ娘が発表されたヤマニンゼファーや、公式ウマ娘化されておらずともメジロアサマやギャロップダイナ、ダイイチルビー、タイキブリザード、ロードカナリア等とそうそうたるメンバーがそろっています。
・1992年の開催は、天候は晴れで良馬場での開催となりました。

あのウマ娘
・ええ、どのウマ娘なんでしょうね。ホントに。
・今回のオリジナルウマ娘はちょっとやり過ぎ感があるのですが、こうなった理由もちゃんとあるわけで……
・この時期のヘリオスが気にしているので“あの”ウマ娘なのは丸わかりなのですが。
・数話前に話題にしてましたしね。

チュン太郎
・別作の主人公で↑のウマ娘のトレーナー。もちろん本名ではなくあだ名で、乾井トレーナーとあだ名で呼び合う仲です。
・その別作品とは最近始めました『たったふたりの南赤星(アンタレス)』というもので、某短距離牝馬のウマ娘を主役にしたものです。
・彼女がここまで来るまでの物語……になるわけですが、そこまで描き切れるよう頑張りますので、こちらもよろしくお願いします。

セントホウヤ
・本作オリジナルのウマ娘。元ネタは……小説『優駿』に登場した架空の競走馬セントホウヤ。
・作中では将来を有望されていた名血統の競走馬で、生産者で日本有数である大牧場を経営する吉永達也がその年の生産馬で最も期待を寄せていた競走馬でした。
・ただ……最初はオラシオンのライバル的な扱いだったのですが、段々と話が進むにつれて強者的な雰囲気が無くなっていってしまうんですよね。最後のレースも最後に勝敗を競うんじゃなくて、変なところで争ってるし。
・競ったのは別の馬で──ちょと残念な感じになってしまうんですよね。
・なおゼントホウヤの名前ですが──“セント”は作中ではノーザンテースト的な存在であるセントエストレラという父馬からで、“ホウヤ”はスペイン語で「宝石」の意味だそうです。
・サトノダイヤモンドとかダイイチルビーとかそんな感じですね。
・そんなわけで、今後登場してくることになるウマ娘です。

〈ポルックス〉所属
・セントホウヤの所属なんですが、ミラクルバードが言うように、その名前の語呂から当初は〈アルデバラン〉所属で、巽見トレーナーが担当する予定でした。
・ただ……セントホウヤの担当した調教師はオラシオンの生産者に詐欺まがいのことをするし、その息子のメイン騎手は周囲も認めるクソっぷりの人格というどうしようもない親子なので、その役回りを巽見トレーナーや〈アルデバラン〉に押し付けるのは、ちょっとイメージが違うということで、泣く泣く却下に。
・だから、ひょっとしたらセントホウヤが小宇宙第六感よりも先の感覚に目覚めていたかもしれなかったのです。


※次回の更新は3月19日の予定です。  

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